いいとも少女隊・鈴木凜の握手会に行ってきた

キャンパスナイトフジ」放送終了のショックが尾を引きすぎてしばらく更新できませんでしたが、4月10日(土)に福家書店新宿サブナード店で行われた鈴木凜の握手会に行ってきましたので、塞ぎ込んでいた気持ちをなんとか奮い立たせてレポを書きます。

鈴木凜は2008年4月から2年間にわたって、「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で「いいとも少女隊」をつとめてきたひとりでした。もうひとりは芸人の渡辺直美。この2年間、いいとも内ではもっぱら渡辺直美のほうが目立ち続けていて、すっぱかったり苦かったりするジュースを頻繁に飲まされたり、ビヨンセ的な外国人がゲストに来たときにはいっしょに踊ったり、水曜コーナーでDAIGOにかつぎ出されて歌を歌ったりと活躍してました。しかしその横で、常に笑顔をたたえていたのが鈴木凜だったのです。

いいとも少女隊が2年間の任期を終えることとなった2010年4月2日金曜日。しかし事前の番組予告にも、そして鈴木凜がやってるブログにも、ぼくが読むかぎり卒業予告はどこにも見当たらなかったんです。「もしかしてこのまま3年目に突入するのかも?」という予想さえ立てずにはいられませんでした。でも、金曜日の後半コーナー中に「今日で卒業」と明かされてしまい、これで正式にジ・エンド。2年間の任期というのは過去の「いいとも青年隊」としては通例どおりの期間だし、また鈴木凜が出てる雑誌には一足早く「卒業」と報じられていたようなので、特に不自然なことはないんですけれどもね。とにかく惜しいことです。

いいとも少女隊としての鈴木凜、けっこう好きでした。本放送中はオープニング以外で声を聞くこともほとんどなく、ひたすら裏方のアシスタント作業に徹していた鈴木凜、いやさ凜ちゃん。平日のお昼の12時に「ウキウキWATCHING」を少女隊が歌って踊って、タモリが階段を登場したあとで2人揃って「よろしくお願いします!」とカメラに向かって挨拶するとき、ちょっと身体を傾けて手を掲げて笑顔を浮かべるのとかが、無職にとっては最高の時報だったわけです。しかもこの挨拶、途中までは控え目に微笑むくらいが関の山だったんですけど、最後の半年くらいでくだけてきて、少しづつ陽気になっていったんですよね。

コーナー進行中、スタジオセット後方の向かって左サイドで待機している凜ちゃんは、タモリやタレントたちのやってるお笑いを中心としたアルタ内でおこっている様々なおもしろ事象について、的確なツボをもとにした絶妙なスマイルを振りまいていました。笑うべきところできちんと笑って、ぜんぜんハズさない。しかもただの笑い屋ではなく、視聴者が引いてしまうような場面では(ゲストに鼠先輩が登場したとき等)、あからさまに眉間に皺を寄せた複雑な顔を浮かべる。それほど感情表現がストレートで豊かだったのです。凜ちゃんの笑顔の総量で、その日のいいともが本当におもしろいか否かが判断できる。精度の高いおもしろバロメーターでした。

凜ちゃん名場面プレイバックその1:
2009年10月6日。すっぱい梅干し食わされて苦悶の表情。いつもは渡辺直美がやらされてる役回りが、たまたま凜ちゃんに回ってきた。たしかタモリの差し金だったはずで、さすが同じ事務所・田辺エージェンシー内でのやりとりの気楽さというのはあろうかと思われました。タモリはその前日にも「口笛ふける?」と凜ちゃんに振っており、凜ちゃんブームが来るかと思われましたが、結果的にはここが最大瞬間風速でした。
名場面その2:
2010年3月3日。桃の節句のこの日、ひな人形を前にした子供のころの写真を提示してしました。超かわいかったです。
名場面その3:
2010年4月4日。いいとも増刊号で、いよいよ最後の出演となる鈴木凜について、関根勤が「凜ちゃんはそこはかとなくエロティックでいいよね。イチゴ大福のようでさ、食べないとイチゴがわからない」と変態性の高いコメントを残しています。凜ちゃんは「恥ずかしい〜」。あと凜ちゃんはオードリー若林とこの増刊号で初めて目を合わせたそうです。

そんなこんなで少女隊での活動は残念ながら終了してしまいましたが、増刊号でも紹介された「鈴木凜×妄撮」という写真集リリースをきっかけに、握手会が開催されたわけです。凜ちゃんにとってはこれが初めての握手会ではないのですが、あとでブログに「一日であんなに多くの人と握手したのは初めてだよ」と書いてあったとおり、滅多にないチャンスではあった。ぼくとしてもいいともの熱気さめやらぬ今がベストタイミングと判断して、写真集を買って臨むことにしました。

現場に到着すると、係員の人が整理券番号順に参加者を整列させています。しかし整理番号は進めども、一向に参加者の人数は増えない。なぜかというと、ひとりでもう5冊とか買ったりするのがぜんぜんデフォなんですね。だから整理番号100番とかまで呼ばれても、人数は20名そこそこしかいない。イベントには1冊買えば参加できるのですが……。もちろん複数買いのメリットとしてはツーショット写真が撮れるとかいろいろあります。最終的には行列におよそ100人前後のお客さんが集まっていて、なんとか体裁は整いました。

15分くらい待って、いよいよ本人との対面。ついたてに隔てられ、通路の角を右に曲がったその奧に、鈴木凜がいました。やぁ、身体がデカい! 公称身長164cmだそうですが、たぶんヒールとか履いてる関係で170cmくらいはありそう。なかなかの迫力です。

以下、記憶に基づいて握手会でのやりとりを記します。特に内容はありません。

ぼく こんにちはー
鈴木 こんにちはー
ぼく はじめまして
鈴木 はじめまして。鈴木凜です
ぼく いいとも、2年間おつかれさまでした!
鈴木 ありがとうございます!
ぼく いやー、もう、ぼくなんて凜ちゃんを見るためだけに毎日いいとも見てたようなもんですから!
鈴木 ホントですか? すごく嬉しいー!
ぼく ……と言ってしまえばそれはウソになるんですけれども
鈴木 (笑顔で無言)
ぼく (スベッたことを自覚しながら)いや、でもいつもスタジオの後ろで笑顔を浮かべてるのとか笑いのツボが的確でよかったです
鈴木 ありがとうございます
ぼく タモリさんとは何か話したりはしたんですか?
鈴木 しましたよ
ぼく たとえばどんな話を?
鈴木 そうですねー。まぁ特に内容は無いんですが、とりとめもない雑談というか
ぼく なるほど、わかりました! ありがとうございます!
鈴木 これからも応援よろしくお願いします
ぼく ブログも見ます!

途中、「凜ちゃんを見るために毎日いいともを見ていた……と言えばウソになります」というマイナス方向の冗談を繰り出すというチャレンジが完全にスベったので泡吹きそうでした。だって必ずしも凜ちゃんだけが目当てではないし、絶対に毎日見てるわけでもないし、自分にウソはつけなかった……。あと「タモリとどんな会話したことあるの?」とかは、ぜひ具体性のある話が聞きたかったんですが、自分のインタビュースキルと持ち時間の中ではなにもかもが限界。間近に寄ってみると、凜ちゃんの顔のパーツは一個一個が主張していて、握手をする両手もしなやかながらに包み込むような大らかさがあり、ザ・リアルという印象でした。

笑っていいとも!」では4月5日(月)の放送から、いいとも少女隊が卒業した後任として、スタッフ2名からなる「いいともAD隊」が稼働してします。男性ふたりで、さっそく「華がない」」とかイジられ始めました。オープニングの「ウキウキWATCHING」のキーも男性用で元通り。今までどおりの姿に戻った、ということに過ぎないのでしょうが、キャンナイの終了といい少女隊の卒業といい、フジテレビの生放送から潤い成分がなくなってしまってすっかり困り果てているのが現状です。

鈴木凛×妄撮
鈴木凛×妄撮
posted with amazlet at 10.04.11
Tommy
講談社
売り上げランキング: 77

私は特別胸が大きいとかスタイルが抜群にいいとか顔が美しいとか、そーゆうタイプではないし、ごく普通な近所にいそうな、そんな普通女子です。
でもだからこそ逆に見る人が妄想しやすいリアル感があるんじゃないかと思います。(鈴木凜ブログ「RIN☆CAFE」より)