有吉弘行がダウンタウンら先輩芸人へ悪口三昧


ダウンタウン一発屋に過ぎない」

はじめに

3 日に放送された TBS 系「リンカーン」の恒例企画「説教先生」第 9 弾は、有吉弘行が「先生」となって、「生徒」役のダウンタウンさまぁ〜ず雨上がり決死隊キャイ〜ン山口智充からなるリンカーンレギュラーに、『地獄を見ない為の三ヶ条』を伝授していました。

今回の更新では、そんな説教にかこつけて有吉がリンカーンレギュラーに言いはなった悪口の数々を、ここにピックアップしていこうと思います。

中堅ベテラン芸人たちに恨みなどありませんが、有吉から散々な、ときに言いがかりとさえ思われる暴言を吐かれているのを見ていると、なぜか爽快感すらおぼえるのです。

有吉の発言をなるべく忠実に書き起こしましたので、よろしければどうぞ。



地獄を見ない為の三ヶ条・その壱「反省」


リンカーンレギュラーについて


「あのー、やっぱりこう、何を根拠に(仕事を)やってんのかわかんないですけど、偉そうだ、と」

浜田「ちょっとチクっときたよ、これ」


ダウンタウンについて


「ぼくから言わせればそのやっぱりダウンタウンなんかも一発屋に過ぎないんですよ」

ダウンタウン爆笑。笑うしかないか


ダウンタウン以外について


「で、それ以外はまだみんな一発も打ち上がっていないんです」


・いきなり命名


『線香芸人』だと。ダウンタウン以外は線香芸人だと

全員「えっ?」


・「線香芸人」なのに


「それなのにスタッフに偉そうにしてて生意気な態度とるでしょ」


・断言


「ここにいるみなさん全員、スタッフから嫌われてます」

三村「そういう意識なかったけどな」


・高額なギャラ


「ギャラだけ上がっちゃって、仕事やってんのかっつったら、そのギャラに見合った仕事してない、っていうふうに言われてんです」


・呼び捨て


「宮迫!」

松本「先輩やんな?」
宮迫「けっこう先輩です」


・宮迫に対して


「おまえバカのくせに偉そうに」

松本「先輩やんな??」(二度目)


・宮迫が周囲からのいじりを許さないという


「バカがバリア張って、つっこませないようにしてるわけでしょ」

宮迫「・・・はい」
浜田「(爆笑)」


・宮迫に謝罪要求


「バカのくせに偉そうなこと言ってスミマセン、つって謝れ」

全員「えぇぇぇぇぇ」
浜田「(爆笑)」


・呼び捨て


「山口!」


・山口のリンカーンでの下ネタ仕事ぶりを述べようとするが


「オレ『リンカーン』見たことないからよくわかんねーんだけど」

山口「見たことない人が言わないでください」


・呼び捨て


「天野!」


・天野に対して


「おまえ常識人みたいなふりしてるけど」


・天野がプライベートで変なグラサンをかけている


「ブ男ならブ男なりの身の丈にあったファッションをしなきゃいけない」

天野「ブ男・・・(笑」


・呼び捨て


「三村!」


・三村に対してさらっと

「なんか、おまえ」

三村「え?」


・三村の奥さんに発情


「やっぱ、おれもおまえの嫁さんの乳とか身体、なめまわしてみたいけど。さわってみたいと思うけど」

三村「そういうこと言うんじゃない!」


・この人にも呼び捨て


「はい、で、松本!」

浜田「うわー来た」


・松本は楽屋で加湿器を 4 個つけているという


「おまえ、肉まんか」

松本「肉まんじゃないんですけれども・・・」


・確認


「肉まんだろおまえ!」


・言いたかったのか


「あとやっぱり松本は個人的な意見だけども不潔感がある」

宮迫「先生の意見ですか?」


・坊主の効用


「坊主でさっぱりはさせてるけども、やっぱり出てる不潔感が。うん、清潔感もってやらないとみんないやだから仕事するのが」

松本「はい・・・」


・呼び捨て


「はい、で蛍原は・・・」


・影が薄い


「やっぱこう授業してても、おまえ、今初めて目に入ったもんね」

蛍原「いやいやいやいや」
松本「それはあなたの勝手でしょ」


・蛍原へ謝罪要求


「ほら、『たいして仕事せずにすみません』つって(謝れ)」


・呼び捨ての極み


「最後、浜田なんだけれども」


・スタッフが浜田のきらいなところをアンケートに書けない


「やっぱり圧倒的な恐怖。『恐怖政治』というか、暴力のにおいを漂わせている」

天野「ラオウラオウ!」

地獄を見ない為の三ヶ条・その弐「許す」


リンカーンレギュラーに対して


「おまえらがミスばっかりの人間のくせに他人のミスは許さない。それじゃやっぱりダメだと」

三村「そんなことないよ」


・浜田いじり


「まず浜田は顔が怖い」

浜田「そんなことないと思うんですけど」


・容赦ない


「どういう人生送ってきたらこういう怖い顔になるのかわかんないけど」


・立て続けに


「ろくなもんじゃないよ、おまえ」


・もうずっと言う


「顔が怖いんだもん」


・かぶせていく


「気持ち悪いし怖いし」

三村「『気持ち悪い』が入った」


・ひらめいた


「浜田は顔が怖いから、三村ね、かわいくしてあげて。(マジックを手渡して)犬にしてやれ犬に」

三村「え、ぼくですか? 犬にするんすか?」


・三村に同意を求める


「怖いだろ。だって見てみろこの顔」

三村「ぼくもずっと怖いですよ」


・浜田の顔に犬の落書き完了


「で、犬っころの次は」

宮迫「犬っころ?」


・呼び捨て


「大竹!」


・スタッフがミスったあとの大竹の噂


「スタッフにネチネチネチネチやったって噂を聞いた」

大竹「言ってねーよ!」


・大竹の資質に苦言


「細かい神経質なとこばっかり目立つよ」

三村「『細かい神経質なとこばっかり』(笑)」


・宮迫いじり再燃


「宮迫やっぱりおまえもスタッフに厳しい。バカのくせに」

浜田「バカバカ言うなぁ」

地獄を見ない為の三ヶ条・その参「優しさ」


リンカーンレギュラーへ


「ニヤニヤしてたり蔑んだりの笑いはあるけども、心からの笑いがない」

浜田「それ先生、考えすぎでしょう」


・猿岩石の「白い雲のように」について浜田が「あんまりよう知らんねんなぁ」と発言


「知らない事を偉そうに言うなよ! 知らないことは恥だから」

浜田「すみませんすみません」


・松本に笑顔がたりない


「笑顔!(で歌えとキレ気味に)」

蛍原「こわい、もう」


・宮迫の笑顔が不満


「おまえ、それ笑顔か? おまえの笑顔は」

宮迫「すみません・・・」
松本「いちばん宮迫に厳しい感じがする」

説教を終えて

今回、有吉は得意の「あだ名つけ芸」を封印していました。結果的にはあだ名よりもダイレクトな、悪口、毒舌、詭弁からなるトークが駆使されることになっています。

「あだ名つけ芸」のときに有吉は「世間のイメージを伝えてるだけ」という「てい」を強調していました。そして今回の説教先生でも同じように「現場スタッフに取ったアンケートの結果」を伝えています。おおもとは自分のことばではない、というスタンス。

芸能人に対する世間やスタッフなどの「みんなの声」が、いったん有吉のフィルターに通る。濾過される。そのことで余剰物が取り除かれて、「純度」みたいなものが増す。

純化された「みんなの声」は、どうやら「笑い」という決定的な目的をのみ指向するようです。