ちょっとした「気づき」がありましたので今回の更新はそこをお伝えします。
5 日放送のフジ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」の「新・食わず嫌い王決定戦」のゲストは竹内結子と阿部寛。
途中、石橋貴明が同じチームの竹内結子の顔面をまじまじと見つめるや「きれい」だの「なかなかこの距離で竹内結子は見れない」だのとヨイショを展開する場面がありました。
いっぽうそのとき相手チームの木梨憲武は、竹内結子とのあいだにテーブルセットを挟んだ精神的ないし物理的な距離を感じたようで、石橋貴明のポジションがうらやましいみたいな嫉妬と羨望を抱きつつ、こんなことを言います。
「なんだ、この台形」
「台形」。
木梨憲武はテーブルを隔てて斜め向かいの席に座っている竹内結子に近づこうとも近づけないうっぷんからか、食わず嫌いなメニューの数々がならぶ手前のテーブルセットを指して、「なんだ、この台形」と侮蔑したように図形の名称を吐き捨てるのです。
この木梨のセリフによって、ぼくはある事実に気づかされました。
「食わず嫌い王決定戦」で用いられているテーブルセットのかたちは『台形』だったのネ、と。
「食卓テーブル」ってやつにはいろんな形や大きさなどのバリエーションがありますけど、でもオーソドックスなものってやっぱり「長方形」じゃないですか。ニトリのネットショップとかで一覧を見ても、基本は長方形だし百歩譲って正方形。「円卓」というのもありますけど。
で、木梨憲武が「台形」と言うまで意識することすらなかったのですが、「食わず嫌い」でも一般的な「長方形」のテーブルを置いている、とずっと無意識のうちに信じ込んでいたわけです。というか疑問を持つことさえしなかった。
でも違ったのです。「台形」なのです。
石橋サイドと木梨サイドは、真正面ではなく「カタカナのハの字型」に向かい合っている、ということになります。
カメラがそれぞれをいい角度から撮りやすかったりするんでしょう。奥行きを表現しやすい、というのもあるでしょうか。
その奥行きが、決して「遠近法」でそう見えるわけじゃなく、台形のテーブルセットだからそう錯覚して見えるだけなのだ、ということに、かなりの「やられた」感をおぼえている次第なのです。
そんなテーブルセットをよく見ると、とんねるず側のテーブルの上はわりとスペースに余裕があるのに対して、ゲスト側のテーブルの上はスペースに余裕がないことがわかります。
どんどん食べ物が載っていかなきゃいけないはずなんですが。
遠近法で奥のほうが人間の目に狭まって見えてるんじゃなくって、ガチでリアルに「手狭」なんですね。どうなんでしょうかこれ。外観はいいけど実用性が伴ってない気がする。阿部寛も窮屈そうです。