みのもんたがが日テレ系「おもいっきりイイ!テレビ」の降板を表明しました。
「午後は○○おもいっきりテレビ」以来、お昼のテレビ生放送を平成期にずーっと続けていたみのもんたですが、ついに時代の節目が訪れたということですね。来年 3 月いっぱいだそうです。
またこの降板によって真っ先に想起されるのが、みのもんたが裏のフジ系「笑っていいとも!」に出演することがようやく可能になった、ということです。こんなことしか思いつかないタモリ脳でごめんなさい。
みのもんたはこれまで「テレフォンショッキング」に 1984 年 7 月 12 日、どうやら一度だけ出演しているようです。おもいっきり昭和の出来事です。
で、その模様がありがたいことに現在 YouTube に「その 1 」「その 2 」とアップされてます。紹介しといてアレですけどなんとか削除されないで欲しい。
削除されちゃったら忍びないんで、このときの様子をせめてテキストで拾っていくことにします。
四半世紀前のタモリ vs みのもんた
タモリが半袖の蝶ネクタイで脂ぎっている。言動も浮ついていて、まったく落ち着きがない。当時のタモリは語尾が「〜んでございますが」とやたら丁寧かつ早口になるのが癖だったようだ。妙に耳に残る。
いっぽうみのもんたはみのもんたで、タモリ言うところの「躁状態」。かなり頭おかしい感じです。肩幅広ッ! な白いブルゾンみたいなジャンパーみたいなの羽織ってる。当時のファッションってこんな肩幅なんですよね。
みの、登場するや否や、ひたすら頭上で「輪ッ」のポーズ。
客席からいきなり銀座の飲み屋のお姉ちゃんみたいのが花束を持ってアルタのステージ上にあがってきたりする。別にハプニングでもなんでもないが、昭和カオスの匂いがする。
前日の「大村崑」からのご紹介。
あの人「オロナミン C 」の CMを 中畑清に取られてヘコんでるらしいぜ
という昭和 59 年の現在進行形うわさ話。
とにかく落ち着きがないみのもんた。
たとえば谷村新司の「昴」が歌えるようになったと喜色満面。じゃあ歌ってよとタモリがふってみたところ、みのは中途半端なアカペラに終始。ものまねでもなんでもなく、ましてや歌詞やメロディを覚えてさえもいなかった。タモリ呆れる。どこまでも C 調。
で、また勝手に歩き回る。タモリに注意されて連れ戻されるが懲りない。
馬の調教してるみたいだ
しかも次の日のゲストの紹介も、タモリとろくに話さないまま早々に初めてしまった。
女性ということだけを明かしながらのクイズ形式で話を展開、やれ「スタイルいい」だの「一度お願いしたい」だのとエロじじいが炸裂している。ちょっとやっぱりこのあたりは当時から「欠いてる」。
また結局その正解が「渡部絵美」だった、というのが、昭和は遠くなりにけりって感じで泣けます。当時はフィギュアスケートの現役で浮き名を流したりもしていて、勢いあったんでしょうね。
渡部絵美から「いいとも!」の承諾を得たあともまだコーナーは終わらない。最後に次の日への「伝言」をタモリが書き留めて終わる。たしかに昔はこうでした。
とにかくみのが終始はしゃぎすぎた 1984 年のテレフォンショッキングです。
みのの「おもいっきり」降板は来年だから、早くても 4 月以降になるのでしょうが、『みのもんた、テレフォンショッキングに 25 年ぶり出演!』は、かなりのインパクトになるでしょうね。