(※以下は「 M-1 グランプリ 2008 」で準優勝の成績を収めたお笑いコンビ「オードリー」のネタを、私ピエールがためしに想像してみたものです。こないだナイツで同じことやりました。今回は「!」マークのところでバチンとツッコミの音が脳内再生されるといいよ)
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どうもーこんばんは、オードリーといいます。よろしくお願いします。えー、若林と春日で、漫才やっていきたいなー、と思ってるわけですけども
メリークリスマス。春日という名のサンタクロースが愛と笑いを届けにやって来ましたよ
えー、怒りと憎しみでね、早くもコイツぶん殴りたいんですけれども
おまえはバラク・オバマか!
えー、どこにツッコんでいいかまったく分からないんですけれども
今夜、春日サンタが君たち全員の家にお邪魔するぞ(客に向かって)
ぼくなんか子どもの頃ってサンタクロースのこと信じてたわけなんですけど
なめまくりだわそんなの! だいたいコイツ「春日サンタ」なんて言ってますけどね、日本で唯一サンタを名乗っていいのはパラダイス山元だけですよ
知らないのかよ! マンボ奏者のちょっとメタボ気味のパラダイス山元さんだろうが
受け流せよそこは! そういう微妙な話は空気読んでスルーでいいんだよ
まさかおまえがパラダイス山元なのか?(客を指す)
いちいち引っかからなくていいんだよ! だいたい地獄だったらここまでコンビ組んで漫才やってねーよ
で、サンタにプレゼントもらうのが嬉しかったりするわけで、雪の降る日にこうサンタが街にやってきたなんて
今からこの男が斬新な語り口でクリスマスのおもしろエピソードを披露しますよ
えー、むだに期待値があがった感じになりましてはらわた煮えくりかえってるんですけれども
こう、トナカイのそりに乗って夜空からやってきたなんて夢が膨らみますね
そうだ思い出したアレだな、サンタにムチでしばかれて走らされる奴隷のような・・・
で、サンタが「よーし、今日はあの子にプレゼントを渡そう」「いい子にして待ってるかなー?」なんて笑顔で煙突から我が家に入ってくるわけですよ
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「あのサンタの白ヒゲ野郎がな」
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「知ってる? 俺たちの給料ピンハネしてるんだってよ」
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「それは我々労働者からの不当な搾取じゃないか?」
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「超マジむかつくんですけどー」
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いやサンタがいない間にだな、待機してるトナカイがサンタという名の上司の陰口を延々と
やめとけよそういうのおまえ! クリスマスに妙なリアリティ持ち込むなよ
話を続けますけれども、いよいよサンタが枕元に立つわけですよね
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「我々は今こそ団結しなければならなーい」
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「オー」
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「サンタの横暴を許すなー」
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「オー」
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「よしよし今年もいい子にしてたね、メリークリスマス」なんてそっとつぶやきながら
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「加齢臭がハンパ無ぇぞー」
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「ゲラゲラゲラゲラ」
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「俺たちをムチでしばくなー」
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「おぃそれは構わんよ」
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「もういいやサンタ置いて家帰っちゃおうぜ」
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「寒いしな」
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「賛成ー!」
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「じゃあ、せーの、逃っげろー シャンシャンシャンシャン」
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これが現代社会の抱える闇だろ!
えー、そんなわけで、みんなやっぱり夢をたいせつにして欲しいと
いや本気で言ってたらここまでいっしょに漫才やってねーよ。さっきも言っただろおまえ