class「冬の日の 2009 」の裏事情

6 日放送の「ミュージックフェア 21 」で男性デュオ class が「冬の日の 2009 」を歌っていた。冬の日のトゥーサウザンナイン。「夏の日の 1993 」のリメイクだという。

メロは基本的に原曲と同じで歌詞だけ変えてきた。

「夏の日の 1993 」も収録されている CD アルバム「 R35 」がバカ売れしたのも関係あるのでしょう、NHK の「 SONGS 」など複数の番組でつい最近までたびたび class は歌っていた。

SONGS については 4 月の放送である。

で、こないだ 12 月 3 日には「冬の日の 2009 」発売。

そのわずか半年あまりの間で、いきなりひとつ大きく違っていたことがある。


メンバーがひとり入れ替わっていた。


wikipedia師匠によると

1996年3月に解散したが、2003年再結成。
2008年4月、日浦が脱退し、岡崎が加入。

とのこと。岡崎さん in 日浦さん out 。


イベントの記事もあるよ
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/12/05/08.html


かといって、じゃあ誰がオリジナルメンバーの津久井という人で、誰が日浦という人で、っていうのはハッキリと顔を覚えてるわけではないので認識できない。

ただすくなくとも新メンバーとされる岡崎という人が、とてもスイートな歌声の持ち主だということはミュージックフェアを見ていてわかった。

あと岡崎氏はゴルフメーカーの有名な社長らしいです。


ところで、どうして今さら脱退&新メンバー加入みたいな話になっちゃうんだろうか、と疑問が生じる。やはり音楽性の相違? 長年にわたって積み上げてきてお互いに対する怨念が噴出?

しかしデュオなら最終手段として「解散」しちゃえばそれでおしまいなわけで、何もわざわざ「昔の名前で出ています」で継続することはないと思うんだけど。

と、単純な興味でかるく首をつっこんでみたところ、「脱退した」とされている日浦という人の方が公式サイトを持っており、自らの言葉でその「裏事情」を語っていた。

なんかうさんくさい文章展開になってきたけど、まぁいいや。


2008 年 9 月 18 日付けの記述より一部抜粋させてもらいます。

事の発端というと・・・、確かにオファーは有ったんです。
「classでアンサーソングを出して欲しい・・・」という、
でもね、このブログでも一度話したとは思うけど、
”classは、1996年に解散してる”という事実。
「2003年や今年の活動は、あくまで”一時的なもの”ですよ・・・。
解散している二人が、新しい曲を胸張って世に出すのは無理だし、
そんな安直なことをやるべきではない!申し訳ないですけど、それは、できません・・・」
という風に、その話は丁重にお断りしました。
そして、次に尼崎さんから連絡が来たときには、
「今度、日浦の代わりに新しいメンバーでclassを再スタートしたいんだけど・・・」って。
それは、俺がとやかく言えることではないので、「よろしいんじゃないですか。」って了解した。

日浦氏によると、あくまで「 class は 1996 年に解散してる」らしく、現状としてはなし崩し的に「脱退」とされてしまっているようだ。むしろ「解散してるわけだから脱退もなにもあったもんじゃない」ということかも知れない。また新聞報道にそんな「脱退」と「家庭の事情」をこじつけられたことにも憤りを表明している。

そしていっぽう、昨今の R35 ブームのもと「ここを商機」と決断したのか、上記ブログに登場する「尼崎さん」(誰かは知りませんけれども)はアンサーソング「冬の日の 2009 」を『 class の新曲』として華々しく世に放ったのですね。

class というデュオのメンバーのうち、ひとりの首をすげかえてでも。

もしかしてこれぞ「ザ・大人の事情」ってやつじゃないでしょうか。あーこわいこわい。


それにしても、日浦氏のこのサイトのアドレスが「http://1993.jp/」だというのが、理屈抜きでとてもステキだ。ソロでがんばっておられます。