マノピアノ

ハロプロ期待のニューカマー・真野恵里菜さんのソロデビュー作は KAN 作曲なんですね。



"真野恵里菜 インディーズでCD発売決定!"

タイトルが『マノピアノ』ということで、はたしてタイトル先行で「じゃあピアノといえば KAN だろ」という内部的に真っ当な人選になったのか、それとも「 KAN 作曲」という前置きありきでの「じゃあマノピアノってことで」なのか。メゾピアノ、と一見かかってそうで別にそうかかってなげな微妙なラインの語呂合わせが今のところはなんだかぼんやりしてます。

ピアノは真野ちゃんが自分で弾くのかな? ともかくハロプロではめずらしい形態の楽曲になりそう。


そして奇遇にも本日 6 月 20 日は KAN の単身ピアノ弾き語りツアー「弾き語りばったり」の札幌公演が札幌コンサートホール「 kitara 」で催される日であり、確実に行ってきます。


さてそんな中、毎度おなじみ hello! progress!! の OKP さんが真野ちゃんデビューにかこつけて KAN - BILLY JOEL というラインの演奏歌唱等に関して youtube 動画を駆使して一時的に言及しまくっている。相変わらず軽快な更新頻度でありながら密度が濃いです。

いっぽうぼくのハロプロ以外での音楽的な手持ちの知識はほとんど KAN - BILLYJOEL ラインにしかなく、にも関わらずろくな更新もできていないので、そんなのは無惨すぎるので、ちょっと便乗してぼくも同じようなことをしてみる。でも内容はうっすいの。ただファンなだけ。


時は 1999 年 11 月、関西ローカルの音楽番組で aiko が KAN のピアノに乗って「今度君に会ったら」というバラード曲を歌っています。

「今度君に会ったら」は 1996 年の KAN のアルバム「 MAN 」収録。シングルカットもされておらず、ライブの定番曲というわけでもなく、どちらかといえば地味な存在。

ただ aiko あたりの実力者に歌わすと良さが溢れ出てきちゃう。

動画そのものは画質音質ともに低クオリティながらも、その中でおこなわれていることは詞・曲・歌・演奏すべてにおいてすばらしき哉すばらしき哉。抜群のコンビネーション。さっそく「マノピアノ」の理想郷はこれかもねと思えてしまう。


「君が好き胸が痛い」という曲を KAN が弾き歌っている。

1990 年発売の「野球選手が夢だった。」というアルバムは、その 1 曲目に収録されている「愛は勝つ」のバカヒットもあって相乗効果でやはりヒットした。で、そのラストに収録されてるのが「君が好き胸が痛い」だ。

いくら売れようとこういうふうに世に出た楽曲って過去の遺物として闇に葬り去られてしまうのが常なんだろうけど、平井堅が 2007 年のライブでカバーしていたり、なんだか現在にも辛うじて運命をつないでいる。魂を揺さぶる歌。 KAN 本人は曲紹介のときに「君が好き胸が見たい」などと言う。


「秋、多摩川にて」。1993 年のアルバム「弱い男の固い意志」に収録されている。BILLY JOEL 「 Summer, Highland Falls 」直系の詞曲であることを如実にあらわす楽曲タイトルである。

多摩川に行ったことなくても多摩川の情景がなぜか脳裡に思い浮かぶ。それは家の近所にある河川の景色とダブらせてなんとなく想像しているだけなんだけれど。秋に聴くと死ぬほど心地良いです。