ぼくのオールスター

14 時からはフルキャストスタジアム宮城でおこなわれたプロ野球オールスターの第二戦を見ようかな・・・と思って、二回マーくん田中将大阿部慎之助にすこーんとスリーランを打たれたところまで見た。なんか土曜日の昼だとオールスターというよりもオフシーズンの今は亡き「東西対抗」と錯覚する。ましてや解説が楽天監督の野村克也で、おっしゃってることは現役感バリバリだし的を得ているのだけれど、いかんせん厳しく、語調も相変わらず陰気で、オールスター中継としての華やかさに著しく欠けていると思った。同じく解説の田淵と佐々木主浩は序盤ほとんど喋ってなかったんじゃなかろうか。

今回仙台開催ということもあってファン投票の妙な偏りも含めて「楽天のオールスター」になってしまっていたのは仕方ない部分もあるにしろ、どうも求心力が著しく乏しい気がした。降雨コールドというのも何十年ぶりとかだって。

ぼくが個人的に思い描いている「これぞオールスター戦」というのは、過去たしかに放送されていたであろう土曜の夜 18 時から開始の「 FNS 27 時間テレビ」内での神宮球場を舞台にしたナイター中継で、なんか五回の途中で球場そばに打ち上げ花火がドカンドカン打ち上げられたりして、清原とか古田がベンチで立ち上がってうちわを仰ぎながら笑顔でそれを見あげている、みたいな光景です。たしかにあったであろうそんなオールスターがぼくの中でのザ・オールスター。ちょっとノスタルジーに過ぎるかも知れないけれど。