「おもいっきり DON!」中山秀征のすべての発言を書き起こしてみた


ことの発端は 18 日深夜の TBS ラジオ「月曜 JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」。

この放送で伊集院光は 4 月から始まった中山秀征司会の日テレ系「おもいっきりDON!」について、「ヒデちゃんがひとつも面白いこと言ってない」「ギャグじゃないことがギャグになってる」などと、遠回しな言い方を交えながらもわりとダイレクトな批判を展開していた。

また伊集院は「ヒデちゃんの言ったギャグみたいなことを書き出してみてください。全部。すごいぞ?」「すごい不安になってくる」とも言っている。

というわけで、今回の更新ではそんな伊集院の発言に触発されて、ラジオが放送された翌 19 日火曜日の「おもいっきり DON!」番組内で中山秀征が口にした「全部の発言」を実際に書き出してみることにした。

いつもタレントの発言をピックアップしたりする際は「これはおもしろい!」という部分が中心になるのだけど、もう今回は「そうですね」「なるほど」「へぇ」みたいな相づちを除外した「すべて」。

はたして「おもいっきり DON!」の中山秀征は本当にひとつも面白いこと言わないのか?

という検証を力業でおこないます。



・「おもいっきり DON!」2009 年 5 月 19 日(火)第 2 部 11:55 〜 13:55
出演者:【MC】中山秀征、夏目三久アナ、上重聡アナ 【火曜レギュラー】宮本隆治、ビビる大木、森泉、天久美奈子(MAXのミーナ)、優木まおみ博多華丸・大吉 【中継】麦芽(小出・鈴木)、にしおかすみこ、益若つばさ 他


以下、中山秀征の全発言


フリ


「全国のみなさん、これからの『おもいっきり DON!』は…?」

※第 1 部(ほぼ関東ローカル)から第 2 部(全国ネット)へ切り替わる


決めポーズ


「おもいっきり、DON!」


改めてあいさつ


「こんにちはー!5 月 19 日『おもいっきり DON !』でございます
火曜日、本日も午後 2 時まで生放送でお届けします」


夏目アナへフリ


「本日は?」


夏目アナ「キレイになる火曜日です」


「はーい、たっぷりキレイになっていただきましょう」


中継リレーのフリ


「まずは中継は、にしおか、つばさ?」


にしおかすみこ、益若つばさ中野ブロードウェイから中継


「はい、いいですね、うん」


中野ということでゆかりのあるタレントとしてカンニング竹山の名前が出た


「いま話題の!」

※たしかに不倫疑惑とやらで話題


結婚した松本人志が中野でもデートしていたという話


「あ、腕を組んでたというのはそのブロードウェイなんですね?」
「じゃあ、愛のストリートかも知れないですね」

※愛のストリート?


中継いったん終了


「はーい、後ほどですー。続いてー、まやまや?」


中継リレーで麦芽の小出が小林麻耶ものまねで汐留お天気カメラから遠景の出演


「こんだけ引き(画面)なのに(まやまやと)シルエットが違う」


小出の相方・鈴木が松野明美のモノマネでうるさく登場


「ちょっとあのすいません、電波障害でしょうか、なにか混線してますね」

※ここはセオリーどおり


中継終了


「はい、ありがとうございましたー、これだけのためにご苦労さんです」


フリ


「それではドンドンまいりましょう。はい、最初のコーナーはこちらです」

「DJ Mickey の特だね一本」:坂上みき


坂上みきが「近所のスーパーで松本人志がデートしてたのを見かけた」と発言


「いろんな目撃情報が多いですね、続々と」


坂上「(松本情報を)井上公造に売り飛ばそうと思います」


「こわいね」

※これは坂上みきがうまい


押切もえが記者会見で巨人・野間口との結婚予定を隠そうともしない


「おっ、おっ! ほとんど言っちゃいましたよね」


井上公造登場であらためて松本人志結婚ネタ


「はい、こんにちは、よろしくおねがいしまーす」
「いちばん(結婚を)しなさそうな方だった、ってことですね」
「そうですね、志村さんは未だにそれ(独身)を貫いてらっしゃいます」

※ここぞの志村ネタ


井上の「松本の子どもは男か女か」的な深読み


「あ、ということは既にそのへんの、そういう読み方を、公造さんしますか」
「(松本兄の発言をうけて)お人形、といったらやっぱり女の子って感じしますよね」


井上「これは出来婚ではないと思っている」


「え、っていうことは?」
「なるほど映画をやってるときは映画に集中したい、と」
「あーなるほどじゃあ既に計画通りであった、という」
「そういうことですよねー」
「もう既に入籍のほうは?」
「お兄さんがほとんど語ってくださった、っていうことですね」
「ありがとうございました」


日テレ上重アナが松本の妻と共演している


「昨日もお伝えしたんですけども実は上重が『ズームイン SUPER 』の時代に奥さんであります凜さんとは…」
「そうか(松本と妻の)生活のリズムがまったく違うわけだ」
「ボクシングについて?」
「ちゃんとリサーチをしてたわけだ、いろんな会話をできるように」
「(上重が)おもしろくて坊主の人が好きだ、とかいろんなヒントをもらってたんですよ」
「わかんなかったんですよ」
「妊娠 5 ヶ月ってことですけども大事なときだよね」
「誰しもが不安になるからね。ただおめでたいことですし」
「事務所の後輩でもあるわけかな? (森)泉ちゃんは」
「じゃお会いしたことは?」
「ま、でも幸せいっぱいということでございますからね、お幸せに!」
「続きまして」

「シネマランキング」:博多華丸大吉


博多大吉「たぶん松本さんの結婚式には呼ばれない」


「どういうこと?」


ランキング見ながら


「日曜日ぼくもコナン見てきましたよ、すばらしい」


映画「ブッシュ」の宣伝で華丸が肩越しに「靴」をつけた姿


「ブッシュといえばこの靴だと。投げられちゃったねー」
「覚えてますよ記憶に新しいですよー」
「ブッシュさんもね、ギリギリ間一髪でよけてましたよ」


ブッシュ T シャツというものがある


「そんなのができちゃったの」
「逆にね」
「エリカさんも旦那が着てそうな T シャツだよね」???

※ちょっと何言ってんのかよくわからない。高城剛のこと?


ブッシュの家系図が出てきた


リンカーンの 4 個先、って遠くなった感じがするんだけど、戻ってくる」
「(自分たちとも)つながってきそうな気もするけどね。なんらかのつながりがあるかも知れない」
「すごいでしょこれ、モンローもつながってる」
「でもなかなかここまでメジャー級は揃わないでしょ、宮本さん」
「(ブッシュ前大統領が)そんなダメだったの?」

※中山秀征は「モンロー」好き


ブッシュ人物像の紹介


「(父のコネで大学に入ったというエピソードに)あ、是非モノ入学」
「けっこうやってくれるんだね」
「自分の立場云々よりもそのときの欲求のように動く、というかね」
「ま、人間味があるっちゃある」
「(エピソードについて)ただ、セキュリティが甘いですよねずいぶん」
「ふつうに出来ちゃったら、あ、ブッシュだ、みたいになっちゃう」


フリ


「さぁこのあとは『オシえて DON』。きれいになる火曜日は?」
「(騒音に注意できますか?という問いに)言えないよねー」

「オシえて DON 」:優木まおみ


フリ


「さぁキレイになる火曜日です。さぁきょうはどんな DON でしょうか?まおみん」

優木まおみは「まおみん」


身近なトラブル回避「とっさの一言」


「やっぱりよく顔を合わせる人とはよくトラブルになりがちだし、なりたくないもんですよね。言いにくい」


「あなたならどうする」のジングル曲が間延びする


「これいちいち長いんじゃないですか? いつも」

※内輪ツッコミ


「人は話し方で 9 割変わる」の著者・福田氏登場


「よろしくおねがいします。日常生活を円滑にするためにはことばってのは非常にたいせつだ、ということですね。特に泉ちゃん、よく覚えておいてくださいね。けっこうトラブルになりがちでしょ? そんなつもりで言ったんじゃないのに、と。今日おぼえておくともめごとにならないです」

森泉いじり


ニコント用に「カチンコ」を鳴らす


「それではまいりましょう。最初の事例です。よーい、アクション」


「友人の誘いを断りたい」華丸大吉のミニコントその1終了


「えー、今の部分が必要かどうかは別として」
「これはお友達つきあいもありますから。なんて断ったら正解でしょう?」


パネラーからの回答についてそれぞれコメント


「誘われなそうな気もするけど、付き合いもできなそうな気もする、と」
「二段階かぁ」
「さぁケンカになりますね、これは」
「で、どうするの。明日からだろ? 今日は大丈夫じゃない?」
「(ビビる大木のメガネに)テープで貼るんじゃないよおまえ」

※テープのくだりはよくわからない。第 1 部のほうで何かあったのか


先生の模範解答をまとめる


「先生ありますか? これ」
「重たくなりますけどね。先生これどういうことでしょう」
「まとめると? ごめんなさいと謝りました」
「先生、『家計が厳しい』っていうとなんか変な噂が広まりそうですけど」
「実際問題そうですよね」
「一回行くって言ってあとで電話で断るのはよくない?」
「わかりました?」
「理由をしっかり言ったほうがいい、ということですか」
「具体的に言ったほうがいい、ということで覚えておいてください」
「さぁ続いて」


ウソにまつわる話


「この法事(を言い訳に使うこと)は多いですね、何人も殺してますよ、だって。親戚中ね」
「(ヘタなウソつくのは)最悪ですよね。そのあと会うほうがよっぽどね」
「ウソはついてはいけない。しっかりちゃんと謝って、事実を言う、ということですね」


フリ


「さぁ続いてのシチュエーション、まいりましょう。よーい、アクション」


「夫に家事をお願いしたい」華丸大吉のミニコントその2終了


「えー今、問題点がわからなかったです」
「夫婦ゲンカの原因になるからね、なにか言ってしまったらね」
「いや、ぼくは知らず知らずに調教されたという感じですね」
「いつの間にか運ぶようにされていて、いつの間にか水につけるようにされた」
「台所がすっかりもう馴染んでまいりましたね」

※「調教」という表現に若干引く


パネラーからの回答


「夫に手伝ってもらいたい場合、なんて奥さんが言えばいいか?」
「ヨイショする、ということですね」
「さぁどうしたら動きますか、ミーナ」
「ちょっと共有してもらおう、という」
「逆に大木なんかは何て言われたらいいか」
「違う要素を加える、ということですね」
「どうでしょうか」


先生の模範回答をまとめる


「これいいじゃないですか、これね」
「『仕事で疲れているのはわかるんだけども』というふうに言ってあげる」
「うん、それじゃぁ人は動かない」
「タイミング図るようにはだんだんなってきますけどね、旦那のほうが。どっちかっていうと」
「だんだんね宮本さんね。今じゃないな? っていうのはありますよ」
「ボクはあんまり動かないんですよ実は。よけるだけです。掃除してて」
「ボクは居場所に困るだけ。やってないところに動いてますから」
「できれば家にバミリが欲しいなって。ここに立っていて、って決められれば立ちますけどね」

※妻の尻に敷かれる的な自ギャグ話には舌もなめらか


フリ


「お隣さんが夜中にお掃除をする。どうしますか?」


CM


再度フリ


「さぁ人間関係の悩みをキレイに回避する究極の一言、シーン3にまいります」
「ご近所トラブル真夜中にうるさい隣人を注意したい、用意スタート」


「うるさい隣人を注意したい」華丸大吉のミニコントその3終了


「さぁどうします?よくありますよ、言いたい。万一のこと」
「ミーナ?」
「『何事か』というような心配を装うという。なるほど」
「さぁ大木くん」
「カド立ちそうですねぇ」
「はぃ泉ちゃん」
「なるほど『いっしょにお掃除しましょう』。初めてですね、これ」
「さぁ宮本さん」
「逆に『ウチがうるさくないですか?』っていうようなことを言う、と」


先生の模範回答をまとめる


「どういうこと?『ちょっとお願いがあって…』」
「ついつい言っちゃいますよね。ドンドンドン、うるさいんだよ! って」
「あーコミュニケーション取っておいて」
「言っちゃっていいんですか? それはストレートで。『ちょっとお願いがあるんですが』」
「あー言っちゃって大丈夫だと? そうか。いいんだよ」
「ただ森泉の案だと明日いっしょに掃除しなきゃいけない」
「呈示したほうがいいんですかそれは? たとえば『夜 10 時までにしていただけませんか?』とか」
「曜日を決める、とか」
「(森泉の提案を受けて)『工事しちゃう』? おおごとです!」
「あ、だいじょうぶです先生答えなくて」

森泉のややトンチンカンな発言にまじめに答えようとする先生にツッコむ


「子どもに何でも買い与える姑」をどう制するかという話


「さぁどうしますか、どうしてもおじいちゃんとおばあちゃんはね、なんでもあげてしまいたがる」
「でもお母さんにしてみればそこまではと。そのおばあちゃんになんて言いますか?」
「『そういうお祝いのときにしてくれ』と」
「もしかしてどこかからやってきた(盗んできた)かも知れない、と」
「『おばあちゃん甘やかさないで』と言っちゃダメなんですよね」
「甘いだけじゃないんだ、と。どうしてもダメだって言っちゃいけない。頭ごなしにね」
「嫁と姑でまた好みが違ったりするからね」


お別れ


「先生どうもありがとうございましたー」


次のゲストの前ふり


「お、カッコいいねー」


CM

「スタアとスイーツDON ! べりー」(ゲストトーク


幼少のころの写真


「前髪ぴっちり揃ってますけれどもね。おぼっちゃまですよねー。何歳ぐらいでしょうか、これはね」
「さぁ後ほど、どなたか? まもなくです。さぁ本日のゲスト」


ゲスト川平慈英登場


「ようこそいらっしゃいました。今のお写真ですけど、何歳くらいですかね」
「おきなわ時代。へぇ」
「(髪を)お母さんが切ったんですかね。まっすぐですね」
「お父さんが日本の方で、お母さんがアメリカなんですよね」
「で、お兄さんがジョン・カビラ
「もうひとかた弟さんがいらっしゃるんですよね。三兄弟なんですよね」
「ケンジさんがいるんですか」
「みなさんそれぞれの活躍をなさっているわけですけど、川平さんはアレですか、俳優さんがスタート? 入口は」
「まずはダンサー?」
「(田原俊彦のバックダンサーをやってたと)トシちゃん曲はどのへんですか?」
「踊りで勝負してたんですね。ところが?」
「役がついた、と」
「見てますねー、宮本さん」
「決定的になったのは J リーグ開幕。1993 年」
ニュースステーション?」
「あれはオーディションなんですか?」
「はぁこういう男がいるよ、と」
「カメラテストがまずあって、最初からやっぱりこのトーンだったんですか?」
「早々にそのトーンではあったんですか」
「もう振り切っちゃおうか、みたいな」
「で、やったところそれがウケにウケて?」
「いーんです、って言わなかったんですか?」
インパクト強いですからね、辞めます、と」
ジョン・カビラがあの渋いトーンで来た」
「この人(ジョン・カビラ)が推してくれたんですね、ポンと」
「ということでございまして今日(こんにち)、ということになるわけですけれども」


ゲストのおすすめスイーツ紹介


「さぁ、おすすめのおやつをご紹介ください。さぁなんでしょう」
「(沖縄のおかしに)ミーナはわかるわけ?」
「(アルコール度数 0 のルートビアに)ビールじゃないんですか?」
「いただきます」
「(試飲して感想)…これ、湿布的な?
「これはおなじみなんですか?」
「え、それホントなの?ミーナ」
「で、これですか沖縄といえば」
「(アイスが硬くて)もうちょっと本番前に解凍しといてくれないと! これ」
「え、これはなに沖縄の人はミーナ、おなじみなの?」
「これ基本ですか若者はもう」
ブルーシールルートビア
アメリカングラフィティの」
「T シャツありますよね、これね。意味もわからずに着てましたけど、これだったんですね」
「沖縄を満喫させていただきました」

※やたらミーナに裏取り


川平慈英が「サッカー選手の記者会見」を装ったおもしろ写真を披露


「さぁのぞき見写真館、この一枚ですどうぞ」
「2009 年ですね」
「さぁこれはスペインですか。バルセロナのときの記者会見」
「これは選手が座るところですか?」
「やってみたい、ってことで」
「あ、始まる前にやってみたかった、ってだけ」
「選手が座るところに」
「というだけのこの一枚を撮ったということですね」
「これはもう見る人が見たらおいおい何をしでかしたんだ、っていう」
「で、で興味のない人にしてみるとなんなんですか、っていう」


川平ということで博多華丸再登場


「偶然なんですけれども、ご本人来ています」
「夢のツーショットが実現しました」
「慈英さんどうですか、お隣で来ました」
「あれでしょう、そのいわゆるキーワードが多いわけじゃないですか」
「ちょっとひとつひとつ検証しましょうよどれくらい似てるか。きっかけひとつくださいよ」
「(ものまねフレーズ「はがゆい」に)本当にそんなこと言う?」
「ちょっとご本人に検証させてもらっていいんですか」
「これでまとめたんですね、はがゆいで」
「もうひとつぶつけてみたいものはありますか」
「“ガンガン”」

※この共演は上々


CM


川平の舞台宣伝


「はい、こちらでございますけれども、タイトルは?」
「おもしろいですねー、ワンマンショーで、お客さんも巻き込んじゃうんですね」
「お問い合わせはどちらですか」
「これはでもひとりでやるわけですからね、えー、(舞台タイトルの)2 分の 1 ってどういうことですか。本当は 2 じゃないですか?」
「ぜひみなさんねチケット絶賛発売中でございます」
川平慈英さんどうもありがとうございました」


CM

「DJ ミッキーの特ダネDON!」:坂上みき


八戸市議・藤川ゆりから中山秀征へ「いつも前向きトークたのしみにしてます」というコメントが届いた


「前向きなの? ありがとうございます。そういった評価は初めてですよね。前向きトークって言われるとね。決してネガティブじゃないんだっていう。うれしい評価ですよね。でも当番組は何度か取り上げさせてもらってるんですよ藤川議員に関してはですね。まぁでも「美しすぎる」ですから。美しい議員じゃない美しすぎる。これまでにもDVDでね地元を紹介したりとか、話題になりましたよね。だからいろいろと話題は事欠かない方で、後援者の方とのトラブルなんてのもありましたし、比較的沈静なさったのかな? こうやって出ていただけるってことは、次なにかあるかも知れないですよね。(宮本隆治の発言をうけて)なるほど「は」は、限定の助詞。ということは総裁選をにらんだ上で、という。なにかこうアクションがあるのかな、なんて思いますけれどね。地元にとってはいいことだからね。なんかプロモーションビデオみたいでかわいらしかった。水着になったりとかさ、あとは浴衣だったかな。ふつうの観光案内なんかで見れないからね。…え、オレがなんかこれカド立つ? 見せるためにいろんな趣向を凝らしたってことですよね。前向きトークでがんばっていきます」

※「総裁選をにらんで」とかのくだりは意味わかんないけどそれ以外は内容たっぷりのこの長広舌


ビーチバレー会長・川合俊一がもめてる


「はい、ということでございまして、新聞を見る限りでは『川合、怒られた』。ビーチバレーの会長が。まぁ、荒木田さん(女子バレーボールの上の人)ですね。(川合が)現役の日本の選手に声をかけた、と。そうだよね、やっぱり違うのかなビーチと、やっぱりその。実際ビーチのほうに続々ときてるから、最近ではかおる姫なんかは来たりなんかしてるわけですけど、ぼくらなんかは夢の対決みたいにおもしろさがあったりとか考えるわけですけれども。(森泉が「夏はビーチで冬は屋内にすれば」みたいなことを言う)あ、季節で変えようとか? でも実際まったく違うみたいよ。あのかおる姫ですら苦戦するわけですからね。その難しさは実際違うみたいですけれどね。野球選手がある時、バットじゃなくてテニスラケット握ってみて、そのグリップでなにかを感じたりするみたいな。自主トレとかでやってたりするからね。まぁ詳しいことはぜひ川合さんに。『そんな難しいこと考えてねーんだよ!』って、そんなコメントでしょおそらく川合俊一という男は。『すいませんどうも』みたいなそんな男です」

※中山流の定見

「 DON な日」:岡晴夫


いわゆる「今日は何の日」みたいな VTR 中心のコーナー


岡晴夫さんといいますと憧れのハワイ航路が有名でございますけれども。宮本さんはお会いしたことは?」
「この歌声、この美声というのはみなさまの心に響き渡ってるわけでございます」

※急に語調が丁寧に

「にしおか&益若のつばさんぽ コレくるDON!」


中野ブロードウェイより生中継


「はい、続きまして生中継いきます。にしおか、そしてつばさ、どこにいるんでしょうか」


並んでいる衣服の数


「すごい数だよね」


にしおかにツッコミ


「いや、それね、それだけ?それだけでパリ?」
「なんでもアリじゃないそれパリじゃなくても」


ファッションチェック


「なるほどねポイント」
「今日もまたにしおかさんもいい柄モンですね」


特大ソフトクリーム 390 円


「出たー!」
「無理だって」
「安いけどさぁ」
「崩れる」
「にしおか下から行く(食べる)かおまえ」
聖火ランナーみたいになっちゃうよ」
「(コーンを地面に落とすハプニング)ほら、だから、だからー」


店に並ぶ衣服などについて


「へぇ蛍光なのかな」
エレクトリカルパレードみたいですよ」
「(にしおかに)今日こそ着替えたいよな」
「すごい密集してるよね中野はね、ブロードウェイは」


タキシードの日テレ藤田アナが登場して中野めぐりは続く


「680 円(の時計)。あぁ壁掛けでもいいのか」
「(にしおかが鏡に向かうので)割れるぞ割れるぞ」
「(自分のこどもがおもちゃを)好き好き。これね、たぶんやめなくなっちゃうんだよ」
「いやー、たっぷり愉しめるな、これは」
「年配の方かな、これは。あ、若者か」


生地店


「今これ手作りでね、自分でアレンジするのが流行ってるから」
「(芸人も小道具用に来る)あー、そこで買ってつくるんだ」
「反物であるんだ」
「(中継先が唐突にナマ着替えしようとするので)まだ服が決まってないじゃない」
「なんだろね、なにかあるのかな」


CM


引き続きブロードウェイ


「(トレカ店)あーアイドルの」
「安いねー。210 円?」


にしおかすみこのナマ着替えコーナー


「柄多いぞ」
「いいじゃない、みんなに見せてあげなさいよ」
「もう決まった?」
「ふだんほらやったことないファッションしたほうが。意外とね古い体質なんですよにしおか。冒険しないから。ワンスタイルでしょ?柄ひとつで着てるからね」
「今日はもう一気に着替えたいという」
「この夏、逆にこの着替えの布が大流行しそうですよねー。どんな場所でも着替えできるという」
「そんな興味ないです!」
「とにかく安くできる」
「どこよりも安く」
「安くするのがこの中野ブロードウェイだと」
「なるほどお母さんに人気なんですね」
「さぁにしおか大丈夫かな?」


お約束のセリフっぽい


「(コレくる?)くるくるー!」


にしおか着替え終了


「あ、ピチピチ。若返った」
「ボーダーが今年やっぱり流行りなんでしょ?」
「(にしおかが危ない危ないとか言いながら股間を見せようとして)おまえが上げないかぎり危なくないよ」


CM

ニュース:丸岡いずみキャスター


新型インフルエンザの話題


「本当ですよね、日を追うごとに人数がどんどん増えていく」
「感染ルートって難しいよねー」
「小学校と高校ってあまり接点なさそうだしね」


CM


新製品「ソーラー携帯」の話題


「おもしろいっすね、でもだからポケットとかカバンに入れてたらダメでしょ? これからやっぱそういう帽子みたいになんか(顔の横に)備え付けられるみたいなとかさ、腕につけるとかさ、可能性はあるよねそういうふうに。随分なんかどんどん新しいものが」
「うちのスタジオなんかはいいでしょうね、たぶん。外光がありますから。いずれみんなの携帯電話がそこに置いてあるみたいな感じになって。本番中に充電できるみたいなね。『もらい電池』してるときあるもんな、だってな」

※与太話とはいえアイデアがよく出る


外国発の 5 人乗りエコ自転車の話題


「ちょっと不安定だよねうしろの人。ひとりくらい落ちても気付かない、っていう
「観光地とかではなんかウケそうかもしれないね。そういう場所では」


CM

「マグロ」(一言ネタコーナー)


タイトルコール


「マグロ! ありがとうございます」


テーマは「わたしのついた究極のウソ」


「ま、いろんな状況のウソありますからね。断るウソでもなんでもいいですよ」
「じゃ、それじゃ宮本さんからいきましょうか、究極のウソ」
「(宮本さんが)変なんなっちゃいましたね
「はい、森泉ー」
「(森のコメントをうけて)動物のせいにする女の子いるよね」
「はい、ミーナ」
「沖縄ってのを使うわけだ」
「はい、大木」
「そういうメールとかが」
「はい、まおみ」
「なるほど博多華丸
「あー、大吉」
「なるほどねー」


最後は中山秀征自ら「わたしのついた究極のウソ」


「ボクあのー、夜の街のお店で『この店初めてですか?』って言われて、だいたい『初めてです』っていう」

※下ネタ


CM


エンドトーク


「(明日の予告に)なるほど楽しみですね」
「はい、ということでございまして、(『麦芽』のふたりがスタジオに顔を揃える)あ、そちらの方は優香さんですか? 優香さんじゃない。そちらの方(松野明美のモノマネ)はどなたですか? あ、走ってる。ゼッケンついてたんだ。これね、(第 2 部オープニングの)天カメではぜんぜん気付かなかったです。えー非常に残念な結果でございますけれども」


ラスト


「明日もおもいっきりDON!!、もういっちょDON!」

感想

・とにかくめちゃくちゃよく喋る
・まだ番組が始まったばかりだから元気なのかな?
・「ラジかるッ」はよく見たことなかったので仕事ぶりが新鮮
・書き起こしの中で太字にしたのは素直におもしろいなと思った部分です
・逆に何度聞き返しても意味不明だったり聞き取れなかったりする箇所がいくつかあった
・すべての発言数に対する「おもしろ」の打率はたしかにそんな高くない
・特にラスト付近の「マグロ」という一言コーナーではお笑い芸人的な着想が求められるはずで、ましてや本職の芸人でもネタ拾いには苦しむだろうに、いくら MC とはいえ毎日このコーナーの「トリ」を務めるというのはあんまり自分に高いハードルを課しすぎというか、正直ちょっと気が知れない
・ただ総じて、伊集院光が言うほど酷くはないと思った
・中山秀征がタモリの代わりに「笑っていいとも!」の司会をすることは絶対にありえないけど、逆にタモリが中山秀征の代わりに「おもいっきりDON!」の司会ができるかといえば難しい
・「ヒデちゃん流」もひとつの才能なんだろうな

参考資料:伊集院光による「おもいっきり DON!」&中山秀征批評


18 日深夜「月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」より


「おもいっきり DON!」を見たんですけど。


すごいね「おもいっきり DON!」。
ヒデちゃんすごい。
ヒデちゃんの作ってる「空気」がすごい。


たぶんぜんぶこう文章にして(中山秀征の発言を)書いてみたら、
一ッ個もおもしろいこと言ってないんだけど、
「おもしろいこと言っただろ?」
っていうリズムをすごい出すわけ。


そうするとまわりの人は「ピクニックな感じ」でみんな笑うから、
すごいどんどんオレの家の部屋が、
広ぉーく、広ぉーーーく(心象風景として)なってくるから、
一度みんなやってもらいたいんですけど。


ヒデちゃんの言ったギャグみたいなことを書き出してみてください。全部。


すごいぞ?


あのね、「下ネタ」と「なんでもないこと」っていうのがずーっとあって、
たまに「マグロ!」って言うんだよね。
ずっと前にやってた渡哲也さんの「マグロ!」っていうアレがギャグになってるんだと思うんだけど。


不安になってくるよ、すごい不安になってくるよ、今のやりかたすると。


あの、不安になりたい人には、
「オレ最近ちょっと調子に乗ってるな」
「ちょっと不安になってみよう」
って思ってる人には、
今の見方がすごいおすすめ。


ギャグのリズムでギャグじゃないこと言われてる、
それで笑いが起こってるときの怖さってすごいよ!


「オレだけ間違った言葉を教えられた感じ」っていう。


お父さんが悪ふざけで「鉛筆」のことを「消しゴム」って教えてたら、
ある日突然全員に「それ鉛筆だよ」って言われて「えーッ!」ってなる感じがして。


その見方を始めたら「おもいっきりDON!」がすごいおもしろい。


すごい「デビッド・リンチの作品の感じ」になってくるから、オススメです!