9 回目[矢口]

モー娘。各人の出番にはやはり今回も露骨な多寡があり、おおよその印象では「センター:高橋」「A クラス:石川、吉澤、藤本」「B クラス:新垣、田中」「C クラス:矢口、小川、紺野、亀井、道重」みたいな感じになっている。

まず気にかかったのは矢口の出番の少なさ。別にいきなり脱退しちゃったからといって発売直前になってばっさりと編集、カットされたわけでもないんだが、ただただ少ない。どアップでいやに妖艶なカメラ目線を見せつけたほんの 2,3 秒が最大の山場である。

結果的にラストシングルになってしまった、ってだけでこの扱いは仕方ないっちゃ仕方ないのだろうけど、異様に長期化しているモー娘。の歴史で矢口がいわゆる「センター」になったのは、これで結局「そうだ!We're ALIVE 」の付け焼刃的な一手だけになった、というわけだ。「恋人にしたいアーティスト 4 位」( 2005 年・ CDTV 調べ)なのにねェ。

こないだ東京に行ったときついでに携帯ラジオを持っていって、というのはすべて日曜の夜にホテルの部屋で「あなたがいるから矢口真里」(ニッポン放送)を聴くためで、実際「コンサート終わりですごい筋肉痛」とか生放送で愚痴たれているのを聞けたのはよき思い出である。