ナイナイが頼もしさを感じたハガキ職人のプロデビュー

6 日深夜のニッポン放送ナインティナインのオールナイトニッポン」より。

ナインティナインがメインキャラクターを務める TBS 特番「CARS」の収録でのこと。ナイナイの楽屋に、顔も知らないひとりの青年が挨拶に来たんだそうです。

誰かとおもえば、それはオールナイトニッポンの超常連のハガキ職人だった、と。

オープニングトークで岡村がその初対面を克明に語っています。


こないだこう TBS の特番でね…これもう言うてええの?
「 CARS 」っていう CG を駆使したゲームといいますか
タツノコプロさんとコラボレーションした TBS の特番がありましてね


そこで楽屋におったら「トントン」ってノックしてきたひとりの青年がいたんです


矢部「うん」


ほんで「あ、どーも」って言うたら
それがなんとハガキ職人の「炎太(えんた)」やった


矢部「そうなんすよー」


これびっくりしました
炎太が番組の作家として入っとったんですよ


矢部「うん」


これはすごいなーって思って
ま、ちょっと本番前でバタバタしてたんで
「おー!」言うて


最初わからなかったんですよ


「“エンタ”です」って言うから
なんやねん「エンタの神様」関係あらへんがなと思って
TBS やから


「いや、あの炎太です」
「…お! ハガキ職人の!」ってなって
もう今やプロの作家としてやってて


矢部「凜としてたよ」


すごかったよ
で、「終わってからまたあとで話しよ」言うて
バタバタしてたんで


矢部「うん」


で、終わってから


…頼もしかったねー、炎太は


(炎太が)「どうでしたか? やってみて」


頼もしいわー! と思って
「やりにくいところ無かったですか?」


「よぉ…! 言うねぇ〜。
いや、ぜんぜんそんなことなかったけど、
ちょっとケツのほうが時間いっぱいいっぱいやったから
まとめきれられへんかって、ごめんな」
って言うたら


「いや、まぁ 1 回目なんで」みたいな


すごい頼もしかったよ


矢部「すごいなー」

ハガキ職人から放送作家へ転身するってのは深夜ラジオの王道で、今のナイナイラジオでも元ハガキ職人の『顔面凶器』『メルヘンうんこ』というふたりが作家として入っています。

「炎太」もまた超がつくほど常連のハガキ職人で、ナイナイ ANN 恒例の「ハガキ職人大賞」でも長いこと首位をキープしてました。

そんなふうに一リスナーとしてラジオを支え続けてきた男が、今度はプロとして、テレビでのナイナイ仕事を支えることになる。

ちなみにナイナイの印象によると炎太は「シュッとした好青年」とのことでした。


また番組ではそんな初対面を果たした炎太本人からのメッセージを矢部が読んでました。


東京都・ペンネーム「炎太」


ハガキ職人の炎太です。


今年の 1 月 29 日の放送で「ふつおた(ふつうのお便り)」を読まれ、
その内容は「局でナイナイにあったときの正しい声のかけ方」。


矢部さんは「楽屋に来て欲しい」
岡村さんは「楽屋は迷惑なので会ったら声をかけて欲しい」
という内容です。


先日ある番組( CARS )で、
初めてナイナイのおふたりといっしょに仕事をさせていただきました。


楽屋を尋ねたぼくに岡村さんは、
「食えてんの? ナイナイが一番やんな?」と
好意的にいろいろ話しかけていただき、
矢部さんは「びっくりした!」と最初驚かれていた様子でしたが
「今日はよろしくな」とおとなで紳士的な対応で話をしていただきました。


ナイナイチームのジム大谷マネージャーさんとも少しお話させていただき、
そして何よりいちばん話しかけてくれたのが、
坪倉チケットセンターさん(※元マネージャー)でした。
坪倉チケットセンターさんありがとうございます。


ぼくの目標だった
「ナイナイといつか一緒に仕事をする」という夢がかなえられ、
一生の思い出となりました。


テレビとは違う収録前の表情。
仕事を終えメイクを落とす姿は歌舞伎役者のような格好よさ。
関根さんの東方神起のものまねを温かく見守るおふたり。


どれもこれも目に焼き付けました。


また仕事をする機会があれば、よろしくおねがいします。



矢部「…もう完璧なお手紙ですね、これ」
岡村「やっぱ、ちょっと違う(ちゃう)な」
矢部「もう手紙読んで、本人にも会って、『あ、やっぱ違う』と思いましたですね」

ナイナイラジオのハガキ職人として名を馳せた男が、テレビの放送作家として初めてナイナイと一緒に仕事をしたときのことをハガキに書いて投稿して、その投稿をナイナイがきちんと紹介する。

いい関係性。「ハガキ職人冥利に尽きる」とはこのことだと思います。