タモリのすべらない身体能力


すべらんなぁ( 2 つの意味で)


3 日放送の「笑っていいとも!」テレフォンショッキングのゲストはナインティナイン岡村隆史でした。

タモリとは昔からの関係でさすがに和気あいあい。アルタに送られた花の紹介のときに、岡村のほうから微妙に距離を測ったあげく、しまいにはタモリのほうから逃げるような感じで「追いかけっこ」がトムジェリ的に自動生成したり、岡村が顔芸( 20 代のときはプライベートで目が死んでたけど 30 代では「婚活」で爛々としてるみたいな)したりと、終始楽しげな雰囲気でした。

少し驚かされたのは、トークがひととおり終わったあとのこと。

「 100 分の 1 アンケート」のコーナーで、CM が明けてみたら、いきなりタモリがセットに手をついて変な姿勢になってました。どうやら CM 中にタモリが「ヨットで死にかけた話」を披露していたらしく、この変な姿勢はちょうど話のオチだった様子です。CM の時間内に収めるはずがちょっとだけタイムオーバーしちゃったみたい。

タモリはけっこう無理な体勢になってる様子です。しかしその顔は平然としている。たしかこの 63 歳は腹筋とか背筋とか筋トレも日課にしてるんですよね。見事にその成果が出ているようです。先月には一週間ほど仕事を休んで人間ドッグに入ったようですが、これを見るかぎり筋力的な衰えは見られません。

そういえば「ヨットで死にかけた話」は、以前にもいいともで聞いたことがあります。きっとタモリにとっては「すべらない話」の類なんだと思います。何度でもウケる。岡村も手を叩いて喜んでました。この話を超おもしろく完成させるには身体的な描写が不可欠で、そのための肉体的な鍛錬なのかも知れません。足元のグリップが利いてます。

いやぁ、すべらんなぁ。なんとダブルミーニングです。

また、こんなにも全身を駆使してトークを盛り上げておきながら、CM が明けていざ「本番」が始まった瞬間に、我に返ったかのように全速力で着席しようとするタモリ&岡村という小さいおっさん二人の生真面目な気ぜわしさも、イタズラっぽくてよかったです。

おそらく事の顛末は週末の「いいとも増刊号」で放送されると思います。あと 6 日のご辛抱です。