3 月 14 日(土)深夜に放送された北海道のローカルラジオ番組 「 KAN のロックボンソワ」( STV ラジオ)で、パーソナリティの KAN が、もうすぐ「乙女の祈り」という曲で CD メジャーデビューするハロプロの真野恵里菜をゲストに迎えてインタビューをしていました。KAN は真野恵里菜のこれまでリリースされたすべてのシングル作品で作曲するなど、マノプロダクツに関する最重要人物のひとりです。
インタビュー前半ではシングル 4 枚を発売順にひとつひとつ紹介していきながら、 KAN 本人が作曲者としてひとくちメモを述べていきます。そこまではわりとまじめです。ところがインタビュー後半では、なぜか「黒ひげ危機一髪」をふたりで遊びながらテーマトークを展開し、「黒ひげが飛び出したらそこでトークは強制終了」というようなわけわかんない企画をやってました。
今回の更新ではそんなこんなも含めまして異色の「 KAN ×真野恵里菜」ラジオ対談を以下にすべて文字起こししましたので、全国五千万人の真野恵里菜マニア(=「マノマニア」)の方々に堪能していただけると幸いです。マノマニアであると同時に KAN マニアでもあるわたくしとしても神共演でありました。
オープニング
さて今週はですね、もう「アイドル登場」です。
過去にいろんなゲストの方来ていただきましたが、年齢高いところではスターダストレビューさんですとか、あと CHAGE&ASKA さんですとかですね、大先輩、尊敬する大先輩が比較的多かったんですよ。
もう、今回はですね。17 歳ですから。ゲスト最年少記録、一気に更新しましたから。
真野恵里菜さん。3 月 18 日にデビューします。
真野恵里菜さんとの「危機一髪インタビュー」をお送りしますんで、ぜひ、楽しみにしてくださいね。
前説
さて、真野恵里菜さんが登場しますが、これは東京で録音して編集したものですけれどもね。
あのもう、これちょっとアイドルマニアの方には、たいへんに貴重なインタビューになるとおもいますんで、録音してください!
(中略)
えー、3 月 18 日にデビューします、真野恵里菜さんはですね、わたくしとこの年齢差は、えー計算しますと「 28 年と 6 ヶ月」の年齢差でありますが。
とにかくその、東京で録ったインタビュー、お聞きいただきます!
登場と紹介
「さて、今日のゲストコーナー、ちょっと特別であります。もうこのね、ゲスト最年少記録、もうブチ抜き大新記録の、とにかくフレッシュ、これからデビューするこの方です!」
「真野恵里菜です! よろしくおねがいします」
「もう、この番組を聞いてる人も、おいおいちょっと待て、どういうことだ? って思って、今むくっと起きあがってると思います」
「真野恵里菜さんです。これからデビューしますからね、3 月 18 日に、ですね」
「でも、それがメジャーデビューなんですけども、実は、インディーズで 3 枚、既にシングルを出しておりまして、その曲すべてわたくしが作曲させていただいてるということで、来ていただきました」
「そう書きまして『真野恵里菜』さんですね」
「学校行きながら、どうですか。そのインディーズ時代からハロープロジェクトのコンサートとかにもいっぱい出たり、ねぇ、自分のイベントとかもいっぱいあったりしますけれども」
「マノピアノ」
「で、過去にですね、インディーズでいちばん最初に出したのいつだっけ」
「それが『マノピアノ』っていう曲ですね」
(♪「マノピアノ」)
http://www.youtube.com/watch?v=qHH8RBqlqQA&fmt=18
(※念のため「 &fmt=18 」の高音質でリンク貼ってます)
「ラッキーオーラ」
「 10 月 4 日、えー、これが『ラッキーオーラ』」
「これは三浦徳子(よしこ)さんという作詞家の方が」
(♪「ラッキーオーラ」 詞先だった)
http://www.youtube.com/watch?v=x9eGWI65B6U&fmt=18
「ラララ-ソソソ」
「でも『ラララ-ソソソ』のところだけは、ぼくが(歌詞を)指定してたんですけど」
(♪「ラララ-ソソソ」)
http://www.youtube.com/watch?v=3eeQmM5ke9Y&fmt=18
「乙女の祈り」
「これが『乙女の祈り』」
「で、コンサートではこの 4 曲と、他にはどういうのやるの?」
「他には、あとカップリング曲だったり、わたしのこう、今までに、エッグのころに歌ってきた思い出の曲だったりとかを歌おうかなー、って思っています」
「黒ひげ危機一髪」トーク
「これを使ってですね、テーマトークしていきますんで」
「どういうことかっていうと、話しながら順に差していきまして」
「だから、真野さんが、あのー、これバーンと飛ばしたら終わり」
「ぼくが差して飛んだら、ぼくが一枚づつ脱いでいく、ってのどうですかね?」
「ピアノとわたし」
「じゃあ、最初のトークテーマは『ピアノとわたし』です」
「ね、じゃピアノの話、ちっちゃいころから、もう、どの曲も(作曲者として)ピアノがちゃんと聞こえるフレーズを作っていますけどね」
「ピアノはですね、幼稚園のころに、あのー、友達が弾いてたんですよ、教室で」
「で、それを見て、わたしも弾きたいって言って、その子の通ってるピアノ教室に見学に行って、入ったんですよ」
「お、(黒ひげを) 2 本目差しました。だいじょうぶですね」
「じゃ、おとうさんとかおかあさんがピアノやりなさい、って言ってたんじゃなくて、自分でお友達の見て?」
「そうですね、中学 3 年生まではピアノ教室に行ってたので」
「先生によってはバイエルから入る人もいるしさ、チェルニー系の人もいるじゃない?」
「そうなんですよ、こうキャラクターの絵が描いてあって」
ガタン!(黒ひげが飛び出した音)
「でも真野さんが飛ばしてよかったですよね? ぼくが飛ばしたら、もうルールでも関係なく自分で脱いでいくところでしたからね」
「はいでは、次のトークはですね」
「マル秘プライベート」
「次のトークテーマはですね『マル秘プライベート』」
「ちょっと期待しますね。どんなことがあります? いま一番好きなこととか」
「そうですね、今コレクションしてるものがあって。食玩っていうんですか、こう、おまけつきのお菓子があるんですよ」
「で、こうなんか、食品サンプルあるじゃないですか。それのミニチュアバージョンとか、あと、猫のミニチュアバージョンとか」
「猫は食玩じゃないじゃん、じゃあ」
「な、なんて言うんですかね。なんかそういう、おまけつきが好きなんですよ」
「ネコも食べちゃえば食玩、だけどね。食べないもんね」
「だんだんこう、なんていうんですか新しいものが手に入ると、前のものって、こう置いたままになるじゃないですか」
「その、なんとなくさぁ、予想するのは、カレーライスとかさ、ラーメンとかさ」
「そういうものなんだろうなって思うんだけど、すっごい、こんなのあるんだ、ってめずらしいのは何?」
ガタン!(黒ひげ)
「飛ばしました。これもうちょっと離れて。これ自分の責任で、上着だけちょっと脱いどくからさ(笑」
「アメリカの料理だったり、韓国料理だったり、日本料理だったり、おばあちゃんがつくった料理とかもあるんですよ」
「サムゲタンとかあるの?」
「オレこれ、今ヘッドフォンして上着脱いでるから、たいへんなことになってるんだけど」
「へぇ。それはサムゲタン欲しいねぇ」
(※KAN は「食玩」を「食べ物のミニチュアおもちゃ」と勘違いしてる様子。もちろんそういう意味もありますけど)
「好きな男性」
「どーなんですか。ちなみに黒ひげ危機一髪をやりながらトークしておりますんでね。言っとかないとね。なんかすごいノイズ入ってるなって」
「わたし、けっこう小学生のころは、好きなタイプとかで、こうやさしくって、おもしろくって、とかはそういうのあったんですけど、中学生になってからそういうのが無くなったんですよ」
「こう、だから友達とかに、好きな理想の人は? みたいに言われても、理想ってなんだろう? って思って。だからそう考えるとないんですよ。だから理想ってなんですかね」
「なんていうの、タレントさんでいうと誰々みたいな人カッコいい、とか、そういうのあるじゃない?」
「わたしでもけっこう、なんていうんですか、こう、なんかタイプがちがうんですよ」
「どうですかね? なんかでも理想とか、好きな人とか今いないので」
「なので、それをどう表現しようかって考えたときに、やっぱりこうテレビドラマ見たり」
ガタッ(黒ひげ)
「なんだ今からグイグイね、いわゆるこう、アレですよね。『男性の競泳水着』とか、そういうほうに持っていこうとしてたんですけどね」
「将来の展望」
「えー、『将来の展望』を、だいたいどういう、真野恵里菜さんはこれからデビューする、 17 歳、もうすぐ 18 歳ですが、将来どういう真野恵里菜になっていきたいのか」
「うん、今はだからピアノ弾いて歌って、それでお芝居もやって」
「ぼくなんかあれですよ、もう母親が勝手にね、ジャニーズに応募して受かっちゃって、っていうタイプなんで」
「いちばんは歌を歌いたくってこの世界に入ったので、歌はずーっと続けていきたいなって思うし」
「ピアノも、まさか自分がこうやってピアノを弾き語りするなんて思ってもいなかったので」
「こう嬉しいじゃないですか、やっぱちっちゃいころからやってきたことが今、役に立ってるっていうのが」
「やっぱりこういずれは、なんていうんですか、作曲とか作詞とかにも興味はあるんですけど」
「ぜんぜんそれをどういうふうにやるのかっていうのはわからないので、すこしづつ勉強していきたいなぁって、思ってます」
「うん。だって適当にほら、なんとなくこう、頭の中で、口ずさむ・・・頭の中で口ずさむっておかしいな」
結婚と仕事
「あたしでも、 30 歳までに、ていうか 30 歳くらいで結婚したいです」
「やっぱりもう、あるていど自分の好きなことをやって、それから、みたいな感じですね」
「どうする? でも 20 歳くらいのときにさ、もう、もう、運命かも! みたいな人に出会っちゃったらどうする?」
「でも、20 歳ってことは、3 年後? 2 年後とかですよね」
「たぶんそのときは、まだこの仕事がすごい楽しいと思ってるときだと思うので、仕事優先します」
「でもさ、もうこの、運命よこれは! っていう人に会うんだよ」
「はい。えー? でも本当に運命だったら、なんかまた何年かあとに逢えるのかな、みたいな」
「でもさぁ、やっぱりほらタイミングってあるじゃない。そのときを逃すと、もう次会ったときはお互い、ぜんぜん別の家庭があってみたいなとかさ」
「ねぇ。難しいですよね。どうします? どうします? っていうか(笑 むりやり追い込んでるだけなんですけどね」
「あは、そんな(笑 うーん、でもー、お仕事もっとしたいです」
「じゃあやったことない仕事、だから今、歌、芝居系以外だったら、なんだろう?」
「わたしけっこうジェットコースターとか大好きなんで、こうなんか世界中の乗りたいですね」
「なんかいっぱいあるじゃないですか。何回転もするとか、すごい急降下とか」
「うん、すごく怖いのとね、降りてきたあと頭にくるんですよね。なんなんだよ? これ、っていう。」
「わたしは、乗る前はこわいこわい言ってるんですけど、乗ってるときはもう笑ってます」
「・・・今回(黒ひげ)ならないですね、もう話ひととおり終わった感じですけどね」
ガタッ(黒ひげ)
お別れ
「えー、というわけで、真野恵里菜さんに来ていただきました」
「では、真野恵里菜さんご自身から、紹介してください」
「はい。3 月 18 日に発売になります。わたしの、メジャーデビューシングル『乙女の祈り』」
(♪「乙女の祈り」)
http://www.youtube.com/watch?v=vzyTR7ADeHE&fmt=18
後説
はい、いかがでしたでしょうか。
3 月 18 日にメジャーデビューします。真野恵里菜さんのデビュー曲「乙女の祈り」。
歌詞は三浦徳子さんというベテランの方です。「お嫁サンバ」書いた方ですよ。あと松田聖子さんとかの作品も多く書いてらっしゃいますね。
曲はわたくしで、アレンジはシャ乱 Q のたいせいくんが全面的に引き受けております。
わたくしはこのあと数曲、真野さんの曲を書く予定でありますので、また機会がありましたら、なんらかのかたちで、と思っております。
(たぶんアルバムも KAN の楽曲が中心になるんでしょう)
追伸