後藤真希に鈴木 Daichi 秀行

で、サクッといけそうもない予感が早々と満々ではあるが、とにかく書く。

体調を崩してコンサートまで休んでしまっている後藤さんの現在の身体状態は慮られますが、おそらくレコーディングはとっくに終了しているであろう 4th ニューアルバム「 How to use SEXY 」は、ちょっと楽しみな作品だ。

久しぶりのアルバムながら既発シングル「今にきっと・・・In My LIFE 」と「スッピンと涙。」の二曲をばっさりカット。収録されるのがデフォであろうに。

これがいったいどういうわけかといえば、かねてからの念願であったいわゆる「方向性を統一したコンセプトアルバム」的なものを、今回おそらく志向しているのではあるまいか? ということだ。

全 10 曲という収録曲数はハロプロではミニアルバムを除けば少ない部類に入るのかも知れないけれど、リミックスとかカバーとか皆無で、曲名もおふざけを最大限排除してつんく♂としてははしゃぎたい気持ちをストイックに抑えに抑えたまじめな語句が並んでいて、全体にうっすらと意気込みみたいなものが伝わってくる。

またわりと気にしたいアレンジャーさんの人選も、若手の田中直さんがシングル「 SOME BOYS! TOUCH 」「シークレット」をはじめとしてなんと半分の 5 曲に携わっており、今回は田中直さんと心中か。真正面から奇をてらったアレンジを施してくる田中さんだけに不安要素もありながら、ワクワクもとまらない。


と、そんな中でラストの 10 曲目に収録されている「 LIFE 」という楽曲が、鈴木 Daichi 秀行さんによるものなのです。

9 曲目の「シークレット」がどバラードなのでいくらラスト 10 曲目とはいえ 2 コ連続でバラードが並べられるとはとても考えられず、予想としてはほどほどにアップテンポで初期ごっちんのようなイメージが醸し出されそうな気配。

いっぽうで無駄なピコピコシャカシャカで幻滅させられそうな、わりと経験則からくる第六感もはたらきつつ、ぜんぶひっくるめて妙に期待したいのだ。



つづく