H.P.オールスターズ名義の「ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!」（2004）は、トランプでいえばジョーカーみたいんもんだよなぁ。かといって他の楽曲をクローバーの 9 だハートの 2 だと形容するだけの意欲に乏しく、ただ「ジョーカーだなぁ」とは勢いよく思った。声を小さくして「反則」だとも言いたい。
よくよく聞き込んでみりゃ鈴木 daichi 秀行さんの奏でる音色に若干のガッカリ感は覚えるけれども、目にゴージャスであり耳に贅沢。中途のソロまわしなんてあれだけハロメンがいる中での厳選 7 名という見方ができる。すなわち安倍松浦後藤辻加護石川藤本がなんだかんだでハロプロの顔だという認識が 2004 年末当時は出来たのかも知れなかった。なっちのすてきだな事変がある前後のリリース。
あ、そうだ、かえすがえすもこの曲の PV では、当該ソロまわしの際に他の 6 人のメンバーに比して石川さんだけが非常に存在を蔑ろにされていた、すなわち石川さんはソロで歌っているし声も聞こえているのになぜか肝心の顔が映っていなかった、という残念な編集に今さらながら怒りが沸騰しているのです。
