日ごろの石川さん不足が昂じて「飯島真理=石川説」を動画まで持ち出して熱弁した先週でございましたが、そんな熱が最高潮まで到達したあげく、ついぞ amazon で飯島真理のいつリリースされたとも知らぬ CD アルバムを今さら衝動買いしてしまうという暴挙に及んでしまいました。
そして今手元に届いておりますのでがっつり聴いております。
ぼくが聴きたかったのは「スプーンおばさん」のオープニングテーマ「夢色のスプーン」とエンディングテーマ「リンゴの森の子猫たち」の二曲、そして最大のヒット曲という「愛・おぼえていますか」の三曲で、それらがすべて一枚に収録されているのがこのレコード会社主導的な企画盤でした。
ちなみにほとんど定価でのなかなかブルジョワな購入で、冷静に金銭的なことを考え出してしまうと多少の無念さも滲むところではありますが、中古やレンタルであれこれ探す手間暇を考えるとよほど有意義な金の使い方である、ととりあえず納得するように自分に言い聞かせています。
「愛・おぼえていますか」を含めた飯島真理の他の作品はさすがに昭和バリバリの古くさチックな音色で、このあたりには一年くらい前に「男闘呼組」のベストアルバムを聴いてしまったときと同じ感触を抱いているのですが、いっぽうこの収録作品の中でいちばん古いはずの「スプーンおばさん」のオープニングテーマならびにエンディングテーマの二作品が、今聴いてもまーったく色あせてないのが驚異的だなと思いました。さすが筒美京平といったところでしょうかよく知りませんが。
そしてほら、なんといってもこの物憂げな CD ジャケットね。どうです。ここに映っているいかにも幸薄そうな色黒おかっぱ美人を、こう薄目でうっすら見てみると・・・・・・やぁ石川さんだ! どうもどうもえへへへへへ。
と、まぁさまざまの困った愉しみ方をしております。