衣装と肉体

もう人生に愉しいことなんか何ひとつ残っちゃいないよ、などと案の定の祭りのあと恒例のダーク気分に落ち込んでいるところで、自らの傷口に泥をすりこむようにステージングの話でも・・・とはいえ、石川・大谷とも特に踊ったりもしなければ衣装替えもなかったから、さほど特筆すべきことは無いんですけど・・・


ただ、近い。これはもう問題ない。全身足のつま先から頭のてっぺんまで、丸見えです。石川さんはピンクの肩出し衣装でした。胸元はちょい開き気味ですがハロ☆プロパ〜ティのツアーで今見せているほど露骨なものではありません。カジュアルにドレッシーです。

また背中が開いているので、たまにあっち向いてるのをいいことによろしく見せていただきました。全体的にとても黒いのですが、やはりアイドルさんですからお毛毛などはきれいさっぱり剃り剃りのつるっつるに処理されてまして、なんか非現実的というか、チョコレート的なクリーム状の甘い液体でお肌をコーティングしているような、そんなファンタジックな印象の石川さんでございます。舐めると甘くて溶けてってやがて白い肌が露出するのです。

そんなふうに妄想の世界に逃げ込んでしまいたいほど、生身の肉体としての現実感にはかなり乏しいです。いくら近くても計り知れない距離があることを認めなくてはいけない。

ちなみにハロパの胸元がかなり開いたふしだらな衣装については、当ディナーショーで石川自ら「がんばって美勇伝のセクシー担当としてやってます」みたいなことを言ってました。大谷さんから「いっぱい出てる?」とか直接的な表現を使われて、照れながらもそんな言葉のチョイスをひらりと否定してみるあたりの律儀なバランス感覚が、僕は大好きです。