スッピンと涙。について

石川梨華フォトブック「ハッピー!」だかは未だに買えず。

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さて後藤真希の新曲「スッピンと涙。」は、KAN 作曲、つんく♂作詞、鈴木俊介編曲、そして後藤真希の歌唱という役割分担で、自分の感情としてはもう好きになりたくてなりたくて仕方ないんだけど、何度か聴いてみたところ、KAN が一個一個のメロディでとてつもなく大事に音符を置きにいきすぎてるような感じで、それが今ひとつダイナミックさを削いでいるような気が…。

KAN は「Day By Day」「死ぬまで君を離さない」「君が好き胸が痛い」など、とんでもない起伏の激しい情熱的なメロを書く天才(主観)な一方で、「今年もこうして二人でクリスマスを祝う」「情緒」のような、基本に忠実(いやすごいヒネってるのかも知れないけど素人には気がつかない)のようでおもしろみのさほど感じられない曲も平然とリリースしてくる。

スッピンと涙。」はその中間くらいの出来かなぁ。まぁヒネればいいってもんじゃないかも知れないけど、ぐぉーって来るものがない曲は、やっぱりあれ?って煮え切らない感じになるものです。

好き勝手なこと言ってるけどぼくにとっての KAN はハロプロを超えた存在なので、ほとんど自分の家族の不始末に愚痴を言うような感覚である。これでもたぶん今後はいつものように何度も聞き返して平然と脳内マイフェイバリットに組み込むことになるから。気にしないで。

それより「スッピンと涙。」のカップリング「もしも終わりがあるのなら」(作詞作曲つんく♂、編曲 AKIRA )がむしろ名曲の予感。耳の穴きれいにして待っとけ。