℃-uteの国からこんにちは

現在2013年9月30日の23時08分。今月も残すところあと1時間を切ったということで、これは取り急ぎはてなダイアリーの1つでも更新しなきゃだよ、と自分を奮い立たせる。℃-uteのことです。書くことは。

℃-ute OFFICIAL BOOK 『 9月10日は℃-uteの日 』

℃-ute OFFICIAL BOOK『9月10日は℃-uteの日』」が9月10日に発売された。価格は910円。気が利いている。どんな本かと言えば、すごくいい本。充実の内容。RHYMESTER宇多丸さんも今売り「BUBKA」11月号の連載「マブ論」でチラッと褒めてた。新曲レビューのコラムで本の感想。よっぽどのことだ。お忙しいだろうに℃-uteの公式本までチェックしてるという事実が楽しい。ちなみにこの「BUBKA」にはタワーレコード嶺脇社長のコラムも連載されていて、同じ11月号でまるまる1ページ℃-uteの武道館ライブの感想と、ハロプロがこの先も永遠に続けばいいのに、いや続くであろう、みたいなことが書き綴られており頼もしいです。
雑誌でいえば、やはり今発売中の「B.L.T.」のBase Ball Bear小出祐介さんの連載で、ゲストの赤い公園というバンドの津野米咲さんと小出さんが「悲しきヘブン」ハモリましょうよー、みたいな℃-ute談義をしててほっこりしました。ダイノジ大谷さんもご自身の「オールナイトニッポン」や「SCHOOL NINE」といったラジオ番組で、℃-ute武道館ライブ行って舞美ちゃん推しになりました話を熱弁してた。ラジオ日本「立川志ら乃サブカル天国」でも、まぁこの番組はもともとゲストにハロメンよく呼んでる身内のようなものですが、安定の武道館レポ。
とか言って話の流れで、著名人が℃-ute褒めてますよ、みたいなこと並べてしまった。そういうの最近よく読むし聞く。著名人はやはり著名なだけあって、アイドルのことを語る上でもしっかりまとまった話を聞かせてくれる。著名じゃない人のアイドル話は、何年か前までかき集めるように読んでた気がするんだけど、たとえば特にアイドルファンのブログ文化って、僕の観測範囲内ではめっきり影を潜めちゃってるようで、長文レポとか読まなくなっちゃった。
ライブレポりたい欲、というものがもしあるとすれば、そのはけ口が分散されて、目に映らない。よく言われることで、Twitterとか、あとほかのSNSでスパっと短い文章で言っちゃって満足、という状況は結局ずっと続いてるし、今後も変わりそうにもない。僕自身、ライブ体験の真っ最中が人生の華で、あとはTwitterで何か言おうとしても、最高で最高で最高だった、で指が止まっちゃう、という経験はよくある。
YouTubeのコメント欄もゆるいファンコミュニティにいつの間にかなってしまっている。公式動画の存在が目立つようになって、その動画は必ずしもリアルタイムなものばかりではないけど、リアルタイムなファンの思いがそこに蓄積されていく。熱を逃がす出口としてアイドルさん本人のブログにコメントするという文化が定着したのも大きい。なにより本人が読む可能性が高すぎる。文字数もそれなりにたっぷりいける。本人宛といえばそれこそTwitterもだし、昔ながらのファンレターもだし、その人のラジオ番組に投稿する手段もある。amazonレビューや2chも巨大だ。
でも正直どれも読み物としてはちょっと物足りない。定点観測になり得ない。ノイズもすごい。なので原点回帰というか、15年くらい前に遡ってる感じというか、結局プロの人の見方に頼っちゃってる。プロの人みんなもっと℃-ute褒めてください。おしまい!