yoshiki*lisa（吉木りさ）さんの1stアルバム「Poche（ポッシュ）」が3月28日（水）に発売されます。
ジャケット写真がこのたび発表されました。
レトロなデザインでどことなくフレンチ。吉木さんもニッコリです。
昨年2011年3月に発売されたシングル曲「Destin Histoire（デスタン・イストワール）」とそのカップリング「限りある世界で」を含めた全8曲入り。アニメソングのカバーも「ダイアモンド クレバス」「DISCOTHEQUE」「ひぐらしのなく頃に」「あなただけ見つめてる」「LOVE SQUALL」の5曲が収録されています。
そしてなによりオリジナルの新曲「君が待つ世界の果て」がすばらしい完成度で、本作のリード曲と言えそうです。
↓特設サイト
http://columbia.jp/yoshikilisa/
このアルバムの発売、本当に嬉しいんですよ。
吉木さんは2008年12月に坂本冬美さんのカバー「夜桜お七」でシングルデビュー。2010年3月に「エロくないのにエロく聞こえる歌」をフジテレビ系「キャンパスナイトフジ」のキャンパスナイターズの一員としてリリースしている。そして2011年3月の「Destin Histoire」はテレビ東京系アニメ「GOSICK-ゴシック-」のテーマソングで、この発表があったときもめちゃくちゃ嬉しかった。
今グラビアアイドルとして広く知られている吉木さんなので、アルバムのリリースには「なぜ？」って疑問を持たれる人もいるかも知れない。なにかセクシー風味な企画モノかな？ とか、うっかり思われかねない。あるいは逆に「yoshiki*lisa」名義なので吉木さんと同一人物だとは気づかれない可能性もありそうです。
ただ、吉木さんの歌、本格的なんですよね。2011年に入ってからはテレビ番組の中で民謡や演歌をほんのり披露したりしている。素質の片鱗をずっと見せ続けている。また本日3月8日のタイムリーな話題としてはTBSの特番「スパモク!! 〜芸能界男女さかさま歌合戦 カバソンバトル〜」でB'z「ultra soul」を熱唱しました。すごいメンバーがいる中で一タレントとしてお仕事きっちりまっとうしていた。
民謡や演歌と「ultra soul」は対照的なイメージだし、それはyoshiki*lisaの歌う曲イメージとも重ならない。それでいて各ジャンルへ分け隔てなく興味を持てているので、なんでもスルスル歌えてしまう。サザンオールスターズや椎名林檎、YUKI、あるいはビートルズもお好きなご様子です。
ふだんハロプロとか継続的にCDをリリースできるアイドルさんが好きなのでつい忘れがちですけど、ソロのタレントさんがアルバムの発売までこぎつけるのって、そう簡単なことではないと思う。実力があるのはもちろん、運とか縁とかがタイミングが左右するような部分も多くを占めそうです。ともかく本当によかった。
とはいえ今回「Poche」はあくまで吉木さんの可能性の1つ。多面性が吉木さんの魅力でもあって、いわゆるところの通過点でしかないとも思う。きっちり作りこまれたyoshiki*lisaの世界観をまずはたっぷり堪能して、イベントなりライブなりを経た“次”のすてきな未来を待ち望みたいと思います。まだ気が早いかもですが。
収録曲それぞれの感想は、100回くらい聴きこんでからまたここに書きます。
