2010年9月8日、今から約3ヶ月前に「ゴッドタン」のDVDが2枚同時に発売されています。
1枚は、劇団ひとりとみひろがとてつもない即興芝居を繰り広げた「キス我慢選手権ファイナル」。もう1枚は「大声クイズ」や谷桃子企画などを収録した「絶叫のカオス傑作選」です。
http://www.tv-tokyo.co.jp/god/dvd/1009dvd.html
どちらも本当に超面白い。ボリュームたっぷりですし、お笑いファンの人には自信をもっておすすめできる2作品です。
で、非常に恐縮なんですが、こちら2枚のDVD、テレビ東京さんのご厚意によってプレゼントして頂きました。非常に嬉しいことです。昨年も送っていただきました。「お笑いブロガーに勝手に送りつける」という名目のもとで行われていることみたいで、ひとつのプロモーションと考えればそれまでなんですけど、それにしても、こんなことやってるバラエティ番組、ほかに知りません。
「ゴッドタン」ほど視聴者の目線に立って作られている番組って、そう無いと思うんですよね。
誰に媚びてるわけでもなく、制作者の方がやりたいお笑い企画(「TMネットワーク 勝手に新曲発表会」など)を、地上波の限界ギリギリのところを見極めながら、そしてときどき完全にハミ出しながら、ひたすら徹底的にやり続けている。ストイックさすら感じます。「番組自体がツッコミ待ち」「全ボケ」みたいな愛くるしい部分もあり、そこに外部からツッコミを入れるのが、たまにゲストとして出演する有吉弘行やサンドウィッチマン伊達、カンニング竹山みたいな芸人だったりするわけですけど。
ともかくこんなに本当に面白くて、笑えて、くだらなくて、下世話で、それでも好きでいさせてくれる番組って、ありません。視聴率がどうなってるのか、とかはよくわかりませんし、なにがどう良かろうと悪かろうと、なんらかの拍子にいきなり終わっちゃうかも知れない。そのあたりの命脈に思いを巡らせたところで詮なきことではあります。
深夜番組でここまで長いこと続いている事実や、数々の名企画がDVD作品としてきちんと残っていることが、すでにテレビバラエティ界の財産だと思っています。
あと、テレビ東京の番組プロデューサーで「ゴッドタン」の担当もしている佐久間宣行さんが、Twitter(@nobrock)を活用して、気さくに楽しげに番組の裏話を語ってくださっているのも、視聴者との距離が近い、と感じる要因です。
番組の放送中にも実況してくれたりするのが、ちょうどオーディオコメンタリーみたいになってます。
そこで話は、今年8月に渋谷で行われたとあるお笑いライブでのことなのですが。
客席の後方に、たまたまいらしていた佐久間さんの姿を発見しました。
で、こちらから一方的に番組を通じてそのお顔を知っているため、たいへん僭越ではあるのですが、つい話しかけさせてもらいました。
それまでTwitterで何度かやりとりをさせて頂いたことがあり、その上、当サイトの存在も佐久間さんにはなぜか以前から知って頂いているみたい。
挨拶だけさせてもらった格好になりましたが、めちゃくちゃ嬉しい瞬間です。
で、このとき佐久間さんから、当サイトについて一個、非常に重要なアドバイスを頂いたんですよね。
たしかこんなふうに声をかけてもらいました。
言葉の細かい部分は忘れましたが、確実にこんなニュアンスでした。
もちろん、佐久間さんの言葉がすべてじゃないですし、もともと吉木さんのことが超好きだった、というのは大前提としてある。
しかし今年2010年、吉木さんエピソードにめちゃくちゃ偏った更新が当サイトでひたすら続いたのは、吉木さんを番組に起用することもある「ゴッドタン」の佐久間さんに背中を押されたからなのだ!
……というのが、理由のひとつとして実はちょっぴりあるんですよー
という、そんなお話でした。