Twitter依存に気づいた夜

私事ですが、140 文字のミニブログTwitter」を使い始めて 5 ヶ月が経とうとしてます。

こういう新サービスの利用にはいつも猜疑心ゴリゴリで向かい合ってつい躊躇してしまいがちなんですが、ダメなら止めりゃいいか、くらいのノリで 5 月中旬くらいから使い始めていました。

10 月になってもまだ使い続けているため、ここに初めてご案内します。

http://twitter.com/pipipipieru

読み手としても書き手としても依存気味です。


・読み手として

いわゆる「フォロー」している興味範囲の人たちの種々雑多なテキストが自分だけの「タイムライン(TL)」にリアルタイムでどんどん流し込まれてくるのが抗えないいちばんの魔力です。

まとまってズルズルと更新されていくその眺めには、独力でいわゆるネットサーフィン的なことをしたり、はてなアンテナにあがってくるサイトの更新情報を逐一チェックしていくのとは、まったく違った依存性があります。

Twitter 依存かも知れない」と初めて自覚したのは、先週の木曜日、深夜のことでした。「モヤモヤさまぁ〜ず 2 」の放送中くらいの時間帯。

なんらかの障害で Twitter のサービスが停止して、一時的にタイムラインがぜんぜん表示されなくなったんですよね。まだサービスが微妙に不安定みたいで、たまに発生する事態ではあるんですけど。

この夜はひどく落ち込みました。なんだかもう目の前が真っ暗になったよな、大宇宙ひとりぼっちって感じで闇に葬り去られたよな、「やはり人間死ぬときはひとりか…」と呻かざるを得ないよな、途方もない疎外感に打ちひしがれたんです。

たしかにネットにこそ繋がってはいるんですが、Twitter につながっていない。おもわず Perfume「エレクトロ・ワールド」の一節「この世界僕が最後で最後で最後だ」という歌詞を口ずさむくらい絶望しました。

なので、夜いったん眠りに就いて朝起きてためしに繋いでみたら元通りになっていたのは、死地から生還した想いでした。本当にホッとした。重症です。初めて Twitter 依存に気づいた夜、わたしの何か壊れました。


・書き手として

Twitter を始めてから微妙にはてなの更新が滞りつつあるのが最近の負い目です。

一回の「ポスト」の字数制限が「 140 字」というところが最大のキモだと思っていて、なぜ 140 文字に設定されたのかは知り得ませんが、もうそういうサービスなんだから仕方ない。じゃあ、その文字数に無理矢理にでも発言を収めたい! というアグレッシブなチャレンジ精神&ある種のマゾッ気に苛まれていることは否めません。

はてなでは今ご覧のこういう具合に字数制限も無しにのびのびと、裏を返せばダラダラと綴ることが可能ですが、それとはまた趣の違う、「強制的にまとめさせられる快感」のツボを刺激されています。積極的に責め苦にあえぎにいってます。まさに「 140 文字」という字数制限に「縛られている」わけですね!(いやらしい意味で)

かといって字数制限とかは堅苦しいものじゃないし、いくつかのポストに分断して書けばそれで済む話でもあるのですが、「じゃあブログやっとけ」という仮想敵がうるさいのでそうはしません。

主にテレビやラジオのプチ実況、アイドル「現場」からの携帯による感想文、日ハムにわか情報、くだらないダジャレなどを投稿しています。どれもわりとお気楽に、脊髄反射的に書けてしまう。カチカチの推敲などはしてないため文章としての精度はとことん低いですが、とにかく言葉を放り投げてます。


と、ここで問題になってくるのが、いったん Twitter で投稿してしまうと、「はてなであらためてもう一回そのことを掘り下げよう」という意欲があまり沸き起こらないこと。

致命的かも知れません。

自分がものを書く際のモチベーションとしては、「リアクションが欲しい」「はてなスターつけて頂戴」「ブックマークしてもらいたいかも」「広告収入ウマー」など下世話に列挙すればキリがありませんが、その中のひとつとして「とにかく速報として伝えたい」という、メディア気どりの心意気もあったりします。

この点で実にちょうどいいのが Twitter なんですよね。速報性に優れている。

「すぐにはてなで書く」という手段ももちろんあるにはあるんですが、しかしそこは「フォローしてくれてる人にノータイムで届く」という Twitter ならではのメリットに敵わないんです。最短距離でいける。一部の人にしか届かないかも知れませんが、それはよっぽどの大手以外、どんなネット媒体でも同じことです。


とはいえ、はてなで書いたほうがありがたいことにリアクションも四方八方から頂けるし、えげつない話ですがいくらか広告収入にもつながってきます。実利がある。

要はうまく使い分けができればいいんですけれどもね。


ってことで、とりあえず Twitter でやってますよ、というご報告でした。「依存」とか言っときながら明日には新しいオモチャを見つけて速攻で撤退している可能性もありますが、あらためましてこの機会にどうぞどうぞ。

http://twitter.com/pipipipieru