有吉弘行が新番組のMCで「堀越のり」とタッグを結成

「ラテラ」さんに掲載された情報で、10 月 6 日(火)の深夜 25:29 から「崖っぷち」という新番組が TBS で始まることを知りました。関東ローカルのようです。

で、どうもその番組の MC が、なんと「有吉弘行堀越のり」のコンビだって言うんですよね。

これってもしかして、 4 月 23 日に放送されたテレ朝系「アメトーーク!」の「芸人ドラフト会議」という企画の中で有吉が発案してた「有吉のクソトーーク!」という新番組のアイデアが、一部とはいえ実現した形になるんじゃないですか……!? というのが今回のテーマです。


「芸人ドラフト会議」で有吉は、自分の冠番組『有吉のクソトーーク〜腐ったリンゴ達〜』をもし実現させるとしたら、というていで、キャスティング案をプレゼンしていました。

「ゲスなメンバーを中心に、くさったメンバーでやっていきたいな、というのはあります」という基本方針を軸として、まずは「1位・おぎやはぎ矢作」「2位・清水ミチコ」「3位・次長課長・河本」というメンツを“指名”していきます。自分の冠番組に呼びたいメンツ。手堅いです。

しかし番狂わせがあったのは次の「 4 位指名」。

有吉はそこで「堀越のり」を選び出したのです。

別に最初から選択肢が限定されていたわけではなく、数多いるお笑い芸人、アイドル、俳優などの中から選び放題なはずなのに、4 巡目で早くも「堀越のり」。いったいなぜ……!?


そのときの有吉による選出コメントを振り返ると、有吉が堀越のりをけっこう本気で買っているのがわかります。

「これ(堀越のり)は女性タレントのなかで今いちばんタフです。“タフガイ”ですね。女ですけどタフガイと呼んでいいんじゃないですか。どんなに攻撃しても打たれ強いというのがありますし、笑いの能力もそこそこおもしろいですし」

「あと伸び悩んでたりもするので、モヤモヤッとしたものがあるのでクソトーークにはもってこいです。(なぜ 4 位指名なのかという問いに)ここは敬意を表したかったです」

「アシスタント起用です。あとなんかちょっと“ヤレそうだな”っていうのもありますしね。ちょっとイケそうだなっていうのもありますしね。MCとしてね。MCってアシスタントを食うんでしょ?」


アシスタントを食うも食わないも勝手にすればいいんですが、あらためて読み返してみると今回のリアルなキャスティングの伏線になってるような気がします。テレ東系「アリケン」の「しゃべり場」パロディ企画で共演したときに、有吉の攻撃に堀越のりが動じてなかった、なんてもありました。

堀越のり知名度もありますし決して不自然なキャスティングってことではないです。番組のテーマ上「崖っぷちを経てきた MC 陣」という理由付けにも説得力がある。とはいえこれまでの流れを顧みると、「有吉弘行堀越のり」という名前の並びは、妙に感慨深いものがあります。


TBSの宣伝文句によるとこの「崖っぷち」という番組は、「王様」という称号を与えられた有吉弘行の“究極の退屈しのぎ”のため、「崖っぷち」なお笑い芸人やグラビアアイドルが毎週体を張る、という内容になるそう。

王様・有吉を満足させることができればオッケーで、それが出来なければ罰ゲーム。目玉としてはグラビアアイドルの愛川ゆず季が新たにブログを始めて「 3 ヶ月で 2000 万アクセスを達成できないと芸能界を引退」という生ぐさい企画がスタートするようです。

他人の窮地にゲラゲラ笑う有吉の顔が目に浮かびます。あるいは笑いを押し殺した顔。

そこに加えて堀越のりが「くりぃむナントカ」で伝説となった「ノリノリ堀越」一流の悪ノリを発揮し始めたら、とんでもない番組になりそうな気がするんですよね。


堀越のりのブログ(10月1日付け)にも収録の様子が写真付きで記されています。



有吉「ヤレそうだな」


ただ、惜しむらくはこの「崖っぷち」が全国ネットではないこと。北海道では当分見られなそうです。

また有吉のブログ(10月6日付け)には放送期間が 3 ヶ月みたいなことが書かれているので、年末で終わっちゃいそうですね。そういう期間限定だから勢いで行っちゃえ的なところも堀越のりのキャスティングを後押しした感じでしょうか。見られる地域の人は適当にたのしんでください。