22 日(月)放送の「笑っていいとも!」テレフォンショッキングに出演した上戸彩が、タモリに「卵焼きを上手に焼く方法を教えて欲しい!」とリクエストしてました。
こうなると俄然料理人魂に火がつくタモリ。身振り手振りを交え、ときに手元のペンとメモ用紙を箸と卵焼き用のフライパンに見立てながら、「卵焼きをふんわり焼く方法」についてかなり具体的にレクチャーしていたので、ここに再現したいと思います。
・「コンビーフ入り卵焼き」の話から「タモリ流ふんわり卵焼きの作り方」に話が展開します
上戸「いつもベッキーの家に泊まるとベッキーママがお弁当をつくってくれるんですよ。ベッキー分とわたし分。それに必ずコンビーフの入った卵焼きを入れてくれて、それが美味しいんですよ。甘いんだかしょっぱいんだか、なんなんだろうこの味は? っていう。コンビーフって何ですか?」タモリ「オレ、一度コンビーフ作ったことある。肉をもらってオレ流につくってみたんだけど、油を取るにはどうしたらいいだろうと思って、ぐつぐつぐつぐつ煮た。そうやって煮てると肉の線維だけになる。そこに砂糖としょうゆとみりんで味付けをしたら、すごい高級コンビーフができた」
上戸「お肉自体は固くならないですか?」
タモリ「やわらかいやわらかい」
上戸「煮てるうちにパサパサ割れてくるんですか?」
タモリ「割れてきて最後は繊維だけになる」
上戸「じゃ、それを卵焼きに入れたらサイコーですね!」
タモリ「卵焼きはオレは何も入れないのをよく作るんだけれども…」
上戸「ダシ派ですか? 砂糖派ですか?」
タモリ「…あれ、どうする?」
上戸「卵焼きを上手に焼ける人になりたいんですよ。それも味付けを…」
タモリ「味付けをオレも迷ってる。ほとんど味つけなくて大根おろしと醤油で食べたいときもあれば、甘いやつを食べたいときもあるんだよね。ダシが入らないやつもいいけど、ダシが入ってフワッとしてるやつもいいよね」
上戸「いいですね〜。下にダシがこぼれるかのようなね」
タモリ「少ししみでてくるやつな!」
上戸「割ったときにジュワーって出てくる感じが」
タモリ「作り方は意外とカンタンですよ」
上戸「卵は何個入れますか? 2 個とか 3 個とか。ちょうどよくふんわり焼ける卵の量」
タモリ「これくらい(手のひらサイズ)の四角い卵焼き器あるでしょ。テフロンのやつがいいんだけど、だいたいオレは 3 個だね。ダシ入れる?」
上戸「ダシもいいけど砂糖も好きなんですよ」
タモリ「ダシ入れて砂糖、ってのもあるんだよ」
上戸「女性はダシ好きな人が多くないですか?」
(※アルタの客に問いかけたが微妙なリアクション)
タモリ「これ、コツはね、卵を混ぜないこと、あんまり」
上戸「最初に?」
タモリ「こう卵を割ってサッとするくらいで白身と黄身が混ざらないようにする。白身の部分が残ってるとそこがふんわりしてくる、焼いたときに。で、焼くときに徐々に入れるじゃないですか油ひいて。最初にバーッと油ひいて、あんまり神経質にきれいに巻かなくていい。グチャグチャグチャグチャってして。最後の一枚を中に入れてきれいにこう巻けば」
上戸「中に入れる、ってのは重ねる前に…?」
タモリ「説明しよう!」
※ここでタモリ、ペンを箸に、伝言用のメモ帳をフライパンに見立てる
タモリ「グチャグチャグチャグチャやって、どうでもいいからこう巻くの」
上戸「最初の一枚は」
タモリ「二枚目も、グチャグチャグチャグチャやって、まぁこう、いい加減に丸める」
上戸「なりますねー」
タモリ「で、3 回目か 4 回目、最後くらいに、これまで投入した卵の下に綺麗に流し入れる。そうなると、卵 2 個分くらいの大きさが卵焼き器の半分くらいまで来てる。固まったら最後は一回だけ、一巻きだけでいい」
上戸「奧から手前に卵を持ってきたほうがいいですか?」
タモリ「半分くらいになってるからグチャグチャが。もうグチャグチャでいいのフワッとしてて。すると卵焼き器の半分の大きさの卵焼きが出来る」
上戸「こんどタモリさんの卵焼きが食べたいですねー」
タモリ「こんど作りますか」
上戸「ホントですかー? いっしょに横で勉強したいです」
タモリ「いいですよいいですよ。お金払ってでも教えたい」
上戸「なんでですか(笑 払うのこっちじゃないですか」
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オチでもなんでもなく実践編ということで自分でも作ってみました。
卵 3 個、コンビーフ 30g 、ダシ顆粒、砂糖、塩、みりん。ぐちゃぐちゃ製法で中身フワフワになりました。
携帯で撮った写真の不出来はともかく、正直そこそこ美味しかったです。コンビーフはそのまま入れちゃったけどあらかじめ味付けしといたほうが良かったかも知れません。タモリは「卵焼きは何も入れないのをよく作る」って言ってますが、今回はベッキーママの卵焼き製法とのマッシュアップってことで結果的にアリだと思います。