隔週刊のテレビ雑誌「 TV Bros.」の最新「 2009 年 10 号( 5 月 16 日号)」の表紙です↓
今号のブロスは偉大な先代を持つ”2世”を特集。石を投げたら2世に当たるそんな今、改めて 2 世との上手な付き合い方などをまとめてみました。(東京ニュース通信社)
ってことで、二世タレント特集という本誌の特集をネタもとに、DNA(=「誰の子?」「二世タレント」「アラカルト」)をドンと中央に置いたかたちで、まるで科学雑誌「Newton(ニュートン)」の表紙を模したデザインに仕上がっているわけです。パロディってやつですね。
書店で見かけたときおもわずハッとしました。
TV Bros. では前号の「 2009 年 9 号( 5 月 2 日号)」に掲載されていた箭内道彦の連載「 GANGSTAR PLANNER 」でちょうどブロス表紙デザインの小特集が組まれていたばかり。
編集長以下、かなりの愛着をもって大胆に制作されている様子が伝わってきました。
記事より一部抜粋
表紙デザインは「隣の芝生は…」的な他誌や様々なメディアに対する憧れでもあり、真似っこだったり、時にはやっかみであったりをベースに始めています。ですので、始まりはお題と重なるターゲットを目指しますが、諸条件などから結果ブロスというカラーに変身し、落ち着いていくという感じかと思います。
特集にもよりますが隔週刊テレビ情報誌の宿命として、サイクルの早さから、その時代の特集の空気感を念頭に、そして何よりフラッシュ的に笑っていただければより OK! と考えます。
そんな感じで何となく笑われて、吃驚させられるよう日々ネタ探しに精進している毎日です。
テレビブロス表紙担当・アートディレクター土田
やっかみとネタ探しのたまものなんですね。
今号の箭内道彦の連載でも引き続き“広告媒体としての TV Bros. ”について表紙デザインも含めた考察が展開されているので読める方は読めばいいと思います。
広告界の常識もプライドも一瞬にしてぶち壊しちまっている
(箭内道彦「 GANGSTAR PLANNER 」-TV Bros. 最新号より)