このタイトルを思いついた時点であとは蛇足も同然なんですが、今回はオードリーの春日が 5 月 4 日みーどりーの日によくテーレビーに出ーてたーよというはーなしーです。やーまだー！（岩鬼）
フジ系「笑っていいとも！」
オードリーは南明奈がいる月曜日へのゲスト出演で、例のごとく、南明奈が春日のことを一方的に好きなのに春日は熟女好き（ 38 歳以上からオッケー）を理由に断るという双方にとって都合のよさそうなコントを繰り広げていた。
しかしちょっと事情が違うなと思ったのは、後半コーナーで「春日が思う春日の魅力」という 6 項目を、タモリはじめ他の出演者陣が答えるという穴埋めクイズでのこと。
基本的に春日なんかどうでもいいよって雰囲気でほぼ全員やる気ない感じでふざけていたのだが、南明奈ひとりだけは、次々と「春日が思う春日の魅力」について正解を連発してしまう。
「○○のような笑顔」の穴埋めで「太陽のような！」、あるいは「○○がデカすぎる」の穴埋めで「器がデカすぎる！」と答えて正解するなど、春日の春日による自己認識を共有している様子の南明奈。
しまいにはルール無視で南明奈だけが単独でひたすら答え続けるという流れになった。しかも完答。当たり判定は甘めなところがあったとはいえ、すごい。
売れっ子芸人の尻馬に乗ってるだけだろう、とか、本当の色恋沙汰をごまかすためのカモフラージュだろう、とか、憶測はあるかも知れないけど、現時点で南明奈が他のどんな芸能人よりも春日を「理解」していることには相違ない。
たとえ春日の「太陽のような笑顔。ハッ！（キラーン）」みたいな自己認識そのものがネタであったとしても、そのキャラ・その芸風を、南明奈は高いレベルで言語化し得ている。
テレ朝系「 Q さま！」2 時間 SP
いつものプレッシャー STUDY 企画のなかで「インテリ芸人」チームとして日大卒の春日のみが出演。東洋大 2 部の若林は欠席。というかインテリもなにも高校中退の伊集院光が抜群の戦力でほぼレギュラー扱いになってる時点で学歴とかは関係ないですね。
学生服が妙に似合う春日。
目に見えて失敗してたのは一問くらいだったろうか。若林もおらず座りっぱなしのクイズで春日の見せ場はさほどなかったはずだが、ところどころトゥースとか挟んでくるのでさほど埋没してるようにも見えなかった。
むしろ今回の放送では NON STYLE 井上が基礎学力に乏しいうえに何度か凡ミスをやらかすなど、かなーり悪目立ちしていた。
企画自体はベストセラー「読めそうで読めない間違いやすい漢字」からアレンジするというもの。それをほとんど 2 時間ぶっとおし。「漢検」の運営に暗雲が漂ってきた 2009 年ではあるものの、漢字クイズは手を変え品を変えて半永久的にリサイクルされていく。
テレ東系「やりすぎコージー」
お笑いコンビの「新・御三家」という括りで、オードリーは、はんにゃ、フルーツポンチとともに出演。2009 年上半期の段階で絶好調の 3 組だ。
オードリーは売れない時代のエピソードをかなりの長尺で語っていたが、春日が自分をさんまだと思ってた話や、ツッコミとしてあまりにポンコツだったという話は、これまでも聞いたことがある。
ただ、あまりに売れない期間が長く続いてしまったあげく、起死回生のニューキャラを作ろうと春日がまちゃまちゃみたいな緑のモヒカンの髪形になってた、というのは寡聞ながら初めて知った。
今のテクノカットにピンクのベストもかなり突飛なコスだと思うが、それでもまだ世の中に迎合するための折衷案なのかも知れない。
春日はほっしゃん。のうどん芸を継承しようとするが、鼻からすすりこめずに失敗。
日テレ系「グッときた名場面 55 」特番
過去映像でもオードリーが跋扈。「ぐるナイ」の若手芸人の登龍門的コーナー「おもしろ荘へいらっしゃい！」コーナーに初めて出演した無名時代の映像が流れていた。
といっても 2008 年正月のことなので、つい最近だ。漫才も微妙にまだテンポとか違うけど、ほぼ今の形になっていた。
先述の「やりすぎコージー」で「地上波テレビで初めてネタやったのは去年の正月」というエピソードを話していたが、この放送のことだろう。
ぐるナイではネタに関係なく「トゥース！」をやたら連発して、後半どんどんウケなくなっていた。いじられ方は早くも現在に通じるものがある。
「オードリーの春日？ みーどりーの日？ ばかやろう」
という若林のノリツッコミが耳の奧で聞こえるなか本稿を書き逃げします。
