坂上忍の毒舌に見てるこっちが半泣き

日テレ系「踊るさんま御殿」の三時間スペシャルで、坂上忍安田美沙子を半泣きにしてました。

坂上忍安田美沙子は去年、島田紳助のやってた TBS 系「テッパンノート」で共同生活を送ったことがあるらしい。坂上忍は「潔癖症」、安田美沙子は「ルーズ」、という対立項を設定した上で、そのあたりを番組内で観察しようという企画だったみたいです。

裏番組が「レッドカーペット」だったので見てませんし「テッパンノート」自体も終わってしまいましたが、どうやらそのときの遺恨がまだ残ってるようです。


そんな関係性の安田美沙子に対して、坂上忍が今回かなりキツいことを言ってました。

「笑ってりゃいいと思って」
「チャラチャラしてっからダメなんだ」
「ヘラヘラ笑って生きてっからダメなんだよ」

特にこの最後の『ヘラヘラ生きてっからダメなんだよ』が番組のラストで『踊る!ヒット賞』に選ばれたりもしてました。

これは言われた側は傷つきますね。笑顔を拒絶している。

あまりに安田美沙子がルーズだから、ってことで坂上忍はボロカス言ってます。たしかに安田美沙子にも度を超した部分はあるみたいです。

でも、この物言いって、潔癖症とかルーズとか関係ないですよ。

ただキツいだけ。まるで人格否定のような言葉です。


安田美沙子が途中ちょっとおかしくなっていた。

「自分の基準と潔癖症の人の基準があまりに違いすぎて・・・」

ディスコミュニケーション。人生観、価値観の相違で済まないような絶望感が滲んでいました。


坂上忍の言動は病的なところがあります。専門家ではないのであくまで仮定ですが「強迫神経症強迫性障害?)」の類というか。

強迫性障害-Wikipedia

言動は論理破綻しています。フジ系の麻雀番組「われめ DE ポン」とか出てるわけで、「他人の触ったパイは大丈夫なの?」とか「タバコ吸ってるけど、いいの?」とか。

潔癖症を単なる「キャラ」とする見方も当然あります。もともと軽く潔癖気味だったのを、過剰にわかりやすくアピールしている、というような。

子役からの大ベテランではありますが、ここにきて潔癖症がテレビで稼ぐための「売り」になってるのはたしか。キャラならキャラでそれなりにうまくやってる。

でも、キャラならキャラで作り込めばいいものを、逆に破綻がはっきりしてるからこそ、いよいよ「マジ」なんじゃないか・・・という危うさも、いっぽうではあります。


もし本当に病気だとすれば責めるいわれはないです。早いところ適切に治療して欲しい。

もし病気じゃないとすれば、その毒舌めっちゃイヤなんですけど〜、と安田美沙子になりかわって半泣きになる他ないです。