後藤真希は生きていた

本人のブログで復活報告。

うん、嬉しいよ? 嬉しいけど・・・ってな感じで、ごっちん本人の文章のノリは相も変わらず軽いってのに、なにがマズいのかその存在自体が既に若干重たいのだなぁ。ニューヨークでレッスンとかお芝居の観劇とかいろいろ蓄えるのはぜんぜん構わないけど、この先どうすんのかしら。

と、いかにも他人事を装ったような冷徹なツラをしながら、部屋のテレビでは昨年秋におこなわれた現在のところ最新にしてハロプロアイドルとしては最期になるかも知れないツアー「 G-emotion Ⅱ 」のライブ DVD を再鑑賞してみる。これでも全ツアーの DVD 持ってるのよ。

後藤真希 LIVE TOUR 2007 G-Emotion II ~How to use SEXY~ [DVD]

後藤真希 LIVE TOUR 2007 G-Emotion II ~How to use SEXY~ [DVD]

あらためて、ごっちんは歌唱力がどうこうダンスがどうこうって客にたらたら愚痴たらされるようなレベルじゃないんだよね。抜きんでているのだよね。

ただ、だからこそ、逆に見てらんない、というか。

たとえばこのライブ映像のごっちんのふとももは、あまりにもアスリート的にたくましすぎであり、もはや往年の「ごまももポワワ」的な色気が消え失せてしまった。全盛期の横綱若乃花かと見まごうばかりの筋骨隆々ぶりである。手もゴツくなってる。

その身体的な熟れ熟れっぷりの行き着いた先が今の状況と言えるんじゃないか。漠然と。たしかに歌はうまくなった。踊りもすさまじい。で、そのあたりをまっとうに評価してもらうような評価軸にごっちん自らが乗っているのだろうか? とかなんとか・・・。

いろいろな「ちょっと変」が積み重なって、今の妙な後藤真希像が形成されてる。顔とかお胸の具合とか、すべて引っくるめて、そう。いやステージ上でのありのままの姿を一見すれば単純にこいつすげーってなるのは当然だと思うのだけれどもね。

この先、なにもかも全部振り払って、たとえば別のプロダクション発とかでおニューな姿を見せてくれるのだとすれば、それはいったい、どんな? 何を見せてくれるのだろう? と、期待やら不安やらがない交ぜになった疑問符がつきまとう。