いつの日か君帰る

NHK 教育「劇場への招待」で石川梨華さん出演の舞台「何日君再来(イツノヒカキミカエル)」が放送されるらしく愉しみは愉しみなんだけれど途中で寝てしまわないか心配です。なんたって芝居はヤバイ。いや別に韻を踏むつもりは毛頭ありませんが、もうこればっかりは鬼門というしかないのです。

もうね、くりかえし主張してますけれどとにかく「ストーリー」というものがわからない。一ミリも読み取れない。あのねコントならわかるんです。コントみたいなもんをつなげたオムニバス映画(「魁!クロマティ高校」等)もまぁわりと大丈夫。でも、芝居が始まって終わるまでの長い長いストーリーはとにかくダメダメだー。

たとえばイッセー尾形のひとり芝居なんてのも好きですしライブにも足を運びますが途中で展開を見失って最終的に「???」で終わることは幾度となくあります。これはイッセー尾形側がわざとそういうふうに難解に仕向けている可能性もあるのだけれども、脱落して見る気が失せることだけは間違いない。関係ないけどその点「サラリーマン NEO 」はわかりやすくてバカバカしくてファンです。

ストーリー、ってやつはいちいち複雑すぎてやってられません。

数多く出現する登場人物の名前(覚えられない)、そんな各人物の有する有形無形のエピソード(それらは表面上語られることもあれば水面下でひっそり潜伏している場合もあり全容の把握は無理)、滅多にト書きで語られることがなく客側が察するしかない場面設定(若手芸人のコントの導入部みたいに「あ、こんなところに喫茶店が! コーヒーでも飲んでいくかカランコロンカラーンいらっしゃいませーとかやってください)・・・。

もうね、ムリ!

で、やがてそれらの脳ヒダもじゃもじゃ壊滅状態に絡め取られて襲ってくるのがおなじみ睡魔さんなのであり、今宵のおそらくセルフィッシュ舞台公演その名も「何時俺眠落(イツノトキカオレネオチ)」をもってして、明日の名古屋行きに備えることになりそうなのです。