あややコンのピアノは何?

現在ツアー中の松浦亜弥のコンサートには残念ながら観に行けてないのですが、注目はやはりハロプロ関係のコンサートでは新機軸ともいえるピアノやストリングス等を使用しての生演奏が聞ける、という点に尽きると思います。


それでも最近ではカジュアルディナーショー安倍なつみコンサート、あるいは Gyao で配信されてる「ハロプロアワー」等で生演奏という試みはちょいちょい見られますが、おそらく「志が違う」というか、「自分の音楽として発信してる」という意味では松浦さんに一日の長があるといったイメージがあるのです。現物をこの目で見てないから実際のところは知ったこっちゃありませんがこれまでテレビの数々の音楽番組で生演奏をバックに堂々朗々と己の歌唱を全国へ向けて轟かせてきた実績を考えると、きっとそうに違いない、という確信が持てます。


で、ここからは半ば私信。


一面識もないのですが「HELLO!! PROGRESS!!」さんという音楽にとても詳しいハロプロヲタというか石川梨華ヲタのすてきな方の日記をよく読ませてもらっています。音楽にまつわる洞察に関しては僕がいくら知ったかぶったところで足下にも及びません。ただ、今回、なんかそんな音楽関係のことでひとつだけ情報提供、問題解決できそうなことがあるかも知れないので、きっちりトラバなどしながらちょっと自意識過剰に書いてみようと思います。ぜんぜん筋違いの意見だったら申し訳ない。


松浦亜弥コンサートで現在使用されているというピアノが謎、らしいのです。


パッと見た感じでは本物のグランドピアノかなと思わせつつ、しかしよーくその姿形を見てみると、どうやら本物のグランドピアノではなく、なにやらデジタルピアノのようではあるし、でも音にデジピ臭さは無かったし、かといってどこのメーカーのものかは不明だし、はて、あややコンのピアノの正体ってば、いったい何なの? と、HELLO!! PROGRESS!! さんは疑念を抱いておるようです。さまざまに憶測を駆けめぐらせながらも結論は出ていない様子。


そこで KAN ヲタの本領発揮ですよ。


あややコンで用いられているピアノって、もしかすると KAN がコンサート用に開発したところの『ニセピアノ』ではないだろうか? と思うのです。いかにもインチキくさいネーミングの『ニセピアノ』でありますが、では『ニセピアノ』とはいったい何か? と申しますと、1999 年に発行された KAN ファンクラブ会報「輝」にコンサートでの使用機材を写真や図解など駆使して超詳しく説明してあるページがあって、そこにはこんなことが書いてありました。

ニセピアノ:中身をくりぬいたグランドピアノにサンプリングキーボード(KORG SG-ProX)をはめこんだもの。本来は当然、生のグランドピアノを使いたいところではあるが、他の電気楽器との同時演奏に於ける音響面を考慮して 98 年のツアーから使っている。


言ってしまえばまさにグランドピアノを模ったデジタルピアノの「ハリボテ」に過ぎないんでしょうけれども、苦肉の策で生み出された「発明」なんだと思います。それを KAN のアップフロント後輩の松浦がまんま使っている、と、そういう可能性が考えられなくはないでしょうか。


HELLO!! PROGRESS!! さんが目撃したところによればその謎のピアノ、『鍵盤センター上部に 240×64 ドットのグリーンの LCD がありました』という話なんですが、KORG のこのタイプのキーボードを必死にググッて画像など探し出してみたところ、上記の条件とぴったり合致してるような気がします。グリーンの LCD ってつまりこういうことですよね。そういえば KAN のライブビデオでニセピアノをぼろぼろ弾いている場面でもこれと同じような LCD が映り込んでました。また『グランド部の蓋も締切』の状態でした。


Yamaha にも Roland にも KAWAI にもそのような製品は見あたらないのですよね』とも HELLO!! PROGRESS!! さんは嘆いていらっしゃいましたが、というわけでここはひとつ、「じゃあ有名メーカーであと残ってるのといえば KORG だから、 KAN が発明した KORG のニセピアノということでファイナルアンサーなのでは?」とド素人が一夜漬けで安直に回答を出してみることにします。いかがなもんでしょう??