品川ダンシング

こないだ真夜中に美勇伝の振り真似をしている途中で洗面台にぶつけた左足の親指が日増しにズブ青色に腫れ上がってきていてとても気色が悪い。今週末の「本番」に向けて未だ鈍痛は引かず悩ましいかぎりなのであるが、しかし骨が折れてないだけ「まだ闘える」といった状況である。

ていうかこの左足親指の痛打といい、先週いきなり到来した咳ゴホゴホの風邪ぎみな体調といい、これはどうも「ライブではっちゃけ過ぎないように」というハロプロ神からの暗黙の啓示ではないだろうか? という気がしないでもない。

もし人口密度の高いライブ現場でノリノリで踊りまくっていて、その足でまちがって蹴っちゃった相手が危険な人で「おニイちゃんちょっと来いや」っつって数人に囲まれて場末の事務所まで連行されたあげく、背中に「美勇伝命」の彫り物を刻みこまれる・・・そんな真人間としての尊厳を失いかねない危機に遭遇するのはなるほど非常にマズイ。そこを回避するためにはもう腕組みでもしながら黙ってじっとりステージを眺めているのが最高なのかも知れない。

でも、そんなもったいないことができるかいや。いきなり具体的なことを言うと品川は昼、夜、そして明けて昼の三公演に臨む予定なんだけど、いずれも整理番号は A 200 番台から A 400 番台までに集中しており、かなり前のほうでがっつこうという算段なのだが、しかしもし前のほうがギューギューであまりにも身体がつらかったら、後ろのほうにいわゆる逆ドリみたいなことをして、おもうぞんぶん軽やかにステップを踏むつもりである。

指が折れても踊りますよ僕は。