2021年5月現在のハロプロはこんな感じだよなと思っている

2021年5月15日現在のハロー!プロジェクトハロプロの状況ってだいたいこんな感じ、という思い込みを1年半ぶりに書き残します。メンバー大勢いて日々激動ですし、体調不良な人もいてお大事にだけど、少なくとも表向きには現時点で卒業予定者が誰もおらず、束の間の平和な状態だと思う。

 

モーニング娘。'21

金スマ」2時間SP超超超いい感じでしたね。現役とOG含めて「うたばん」の過去VTR充実してて石橋貴明さんサプライズ登場で相当なお祭り。あれは今のハロプロユニットではぶっちぎりでモーニング娘。にしかできない。歴史と伝統の継承。めちゃくちゃいい時間だった。あと牧野真莉愛さんが日ハム戦を球場のレフトスタンド最後方で観てたら大田泰示選手のホームランボールをキャッチしたというのもミラクルな話題ですし、ガチで現場に足を運んでいるからこその必然でもあった。森戸知沙希さんは相変わらず一番かわいいのでハロコンとかで一番見てしまうし、Instagram更新するたびにぱいぱいでか美さんが即コメントするのも常に眺めている。カントリー・ガールズの現場に行けばでか美さんが客席にいた。

卒業と加入を繰り返す宿命のモーニング娘。とはいえ、もはやグループ歴10年にもなる譜久村さんの強靭なリーダーぶり、石田さんのキャラクター性に加えた芸能活動への著しいモチベーションの高さなどが極まっている昨今。生田さんはスマホでの他撮り技術が別のメンバーから重宝されてるそうでつばきファクトリーのきしもんからも感謝されてた。ベテラン勢が元気です。小田さくらはきしもんとの「Memory 青春の光」ハモリ動画が最高でした。ハロコンの公式映像を観ると小田さくらはけっこうなキャリアや歌うまメンバーというイメージを覆すかのように、人一倍キビキビとしたダンスをする。そういうのって大切だなって思います。まーちゃんはぶっちぎりの一番人気だけどライブ活動は一時的にお休み中。野中さん才女。あかねちん頼もしさが増してきた。加賀さん力強い人気ぶり。よこやんペチャクチャしゃべっててかわいい。北川さん顔もしゃべりもいいし歌もすごくて浅倉樹々ちゃんとペアの「モーニングコーヒー」も大変お上手。ほまたんもお大事に。そしてパンダさんはハロコンの「チーム風」でのセリフが微笑ましかった。

 

アンジュルム

これまで行われたアンジュルムの卒業ライブを振り返り、最後のMCで佐々木莉佳子さんとか船木結さんとかがボロボロ泣いてしゃべれなくなったりしてるのを見て、悲しいけど面白いな、と正直けっこう笑っちゃってたしそういう人は多いと思うんだけど、2020年12月、ふなっきの卒コンは武道館の会場で見まして全然笑えなかった。というか悲しすぎて、こんなに悲しい気持ちになるくらいならファンになんてならなきゃよかった!くらい思ってしまった。もちろんふなっき本人の意向は絶対なのでそこは揺るぎないものであるにしろ、人気も実力もあり、年齢的にハロプロでまだあと7、8年は活躍できるし、あとコロナで卒業が半年くらい延期になるみたいなことにも従ってて、別に今すぐやめたいってわけでもなさそうだった。現役中も卒業後もメンバーと仲良くしてるようで、卒業する理由がないんです! 外部から見てるだけだと! 個人的にも握手会を楽しみにしていたメンバーの1人がふなっきで、そう何回も行ったわけではありませんが、こちらが放った一言に楽しいリアクションをしてもらったりして、まだ惜しんでる。ああもう。ここまでアンジュルムというかふなっきの思い出しか書いてない。

それにしても2021年上半期は上國料萌衣さん、かみこプチブレイク期と言ってよく、マクドナルドのCMにピンで出ていたり、テレ朝「あざとくて何が悪いの?」に何度か出たり、TBS「世界ふしぎ発見!」2度目の出演でパーフェクト獲ったり、数え切れないほどファッション誌とかに出ていてメジャー感がすごいことになってる。まだ一般的な知名度は、最近のメンバーでいえばももちや岡井ちゃんほどではないけれども。この2人ほどキャラクターがバラエティに振り切ってる感じではない、近年のハロプロでは稀有な出方。かみこは歌も本当によく、どんどん活躍の幅を広げてほしいなー。

あとハロプロメンバーが出演するラジオ番組にごくたまにメールを送るのが僕の趣味でして、ラジオ日本「アンジュルムステーション1422」のかみこの「どうも、ナルシス萌衣です」や、ふなっきから暫定的に継承している伊勢鈴蘭さんの「キューティーれらたんのひととき」のコーナーで読んでもらって超うれしいです。伊勢さんはどんどん手堅くなってて隙がない。タケちゃんすっかり有能リーダーですね。上記「as1422」でもレギュラーの「60TRY部」でも変わらず底抜けに明るく楽しい。

サブリーダーのかわむーはかみこが表紙の雑誌を自腹で何冊も買っている様子ですごい。かっさーはかっさーとしての完全体に一歩ずつ近づいている気がする。ニューシングルのシークレットナレーション、かっさーが正体だとわかってからも何度も聞き返した。橋迫鈴ちゃん独自路線でブログの写真で一言が面白いし、オフィシャルな場での声量が徐々に大きくなってきたという物理的な成長を感じる。そして新メンバー3人。川名凜さん、顔がよく存在するだけでなんだか面白い、ちょっと変なキャラクター。未経験かと思いきや歌もダンスも案外成立していて稀有な存在になってる。為永さんがんばってる。松本わかなちゃんが圧倒的に末恐ろしい。

 

Juice=Juice

宮本佳林ちゃんが円満にグループを卒業。その後ソロでSNSとかボイスブログとかアイデアいっぱいかつ能動的にやっており、現役ハロプロメンバーとも楽しそうに絡んでるし、余力を持っての理想的な卒業とも思える。卒業早いかもと思ってたけど、研修生歴とかも長いのでキャリア的には妥当かもしれないのだった。一方で高木さんは残念。そんな佳林ちゃん、高木さんを含めたれいれい加入後の幻のメンバー9人で行われた佳林ちゃんの武道館での卒コンは最高すぎる唯一無二の公演でした。佳林ちゃん卒業の入れ替わりでれいれいが加入するはずが、卒業が延期になったことで同時存在した。まるで松ちゃんの生まれ変わりの野田クリスタルさんが松ちゃんと同時存在するのと同じことが起きたわけですね。そうですかね?

Juice=Juiceは新メンバーオーディションを現在やってて7名から増員されることはほぼ間違いなく、どんな人が選ばれるでしょう。佳林ちゃんと高木さんが抜けてもまだ強いJuice=Juiceは現役最年長で歌やトークなどのスキルが申し分ない金澤朋子さん、かなともが引っ張っていて心強すぎる。かなとものソロライブDVDも買いました。余談だけどDVD買うならBlu-rayのほうが品質的に2兆倍いいに決まっているものの、もし販売される形態がDVDだけであれば、BDに比べて価格もお手頃だし、DVDのみに選択肢が狭まっていることが決め手になってAmazonのカートに入れちゃう消費者心理があります。

植村あかりさんも美貌を保ち、歌も上達したままJuice=Juiceに説得力を持たせている。稲場愛香さん、まなかんは能力者。いわゆるあざとさもあるけど、機敏で愛嬌があり機転が利いて本当に素晴らしいアイドルだと思う。段原瑠々さんは歌やスタイルがすごいのはもちろん、ブログで紹介する自作の料理が写真もテキストも本当においしそう。れいれいは僕も好きだったこぶしファクトリーからの縁を勝手に感じていて、誕生日も同じ月日ですし、めちゃくちゃ贔屓目で活動を追っています。実際、相当な美貌でトークも屈託がなくて楽しく、特技となったボイパともども居場所を自らの手で勝ち取り続けている。やふぞうこと松永里愛さんはネットサイン会での破天荒な言動、ステージでのとてつもないスタイリッシュさが佐藤優樹さん、鈴木愛理さんあたりと共通するギャップで魅力。工藤由愛さんはブログの異常な長文、礼儀正しさ、ライブ中の全力、タコ推し、声のかわいさなどでかなり愛される。Juice=Juiceは全員すごい。

 

つばきファクトリー
小片リサさん脱退の無念をリカバリーするには現在開催されているオーディションの結果、最高の新メンバーが加入することを待つしかないです。アンジュルムの項目のふなっきしかりやめたメンバーのことばかり書いてるけど、小片さんはつばきの中で一番好きだったからなー。1年半前にも書いたけど小片さんの存在こそがつばきファクトリーだなと思ってたくらい。小片さんのバースデーイベント、ちょうどカントリー・ガールズの結成記念ライブと小片さんの誕生日の11月5日がまるかぶりでライブの日程もかぶって、一度も現場に行けなかったんですよ。それがカントリー・ガールズが活動停止となってしまったことにより(これも勘弁してほしいことですが)、2020年11月5日にバースデーイベントがあれば今年こそは行ける!と思っていたらこれだ。まいりました。

とはいえ残された8人のつばきファクトリーはよくやってるし2枚目のアルバムも出るし、不在の時期が長かった浅倉樹々ちゃんも安定して表舞台に立っていて、きしもんも一発ギャグやアンミカ的な立ち振る舞いのみならず歌で突出し始めて、新沼さんも鼻にかかるも意外と堅実な歌や珍味みたいなキャラクターが生き始めた。谷本さんは美貌の道産子でやはり変さがにじみ出てる。小野田さんに魅惑されるのは否めない。末っ子のまおぴんがいつのまにか18歳になっていた。リーダーのりこりこなくてはつばきは成り立たないだろうし、おみずも安心感があってこっそり小片さんの次に好きということになります。ハロプロの現存主要5グループの中では正直一番地味な印象を受けるグループで、それは楽曲の性質もかかわってると思うけど、つばきらしさというものは確かになかなかあり、「ふわり、恋時計」や「イマナンジ?」はモーニング娘。のシングル曲にはならないと思う。まずは2ndアルバム、そして新メンバー待機です。


BEYOOOOONDS

デビュー以来、とてもいい状態を継続できてるように思える。卒業脱退者もおらず、現時点で清野さんのライブパフォーマンスに一部制限が出ている様子とはいえ、それ以外は順風満帆に違いないです。コロナがなければメジャーデビュー2年目3年目のステップジャンプがとてつもない飛躍だったはず。ビヨ中毒みたいな人が大量発生していてもおかしくない。雨ノ森 川海の5人とCHIKA#TETSUの4人とSeasoningSの3人、朗らかに気分よく活動していってほしいです。

歌声が最高な西田汐里さんと、ステージでのガチのピアノ演奏が楽しめる現役音大生・小林さんのバースデーイベントには2020年に行きました。今年も抽選が当たれば行きます。いっちゃんはトークが独特で面白いし電車マニアが仕事につながってるし数少ないハスキーな歌声が心地いい。高瀬さんはガチ声優で能力者。江口さんも背丈の見栄えだけではない実力者だ。島倉さん昭和歌謡好きとかの持ち味でテレビとか出てるし人気あっていいですね。まえだまえだは℃-uteライブ帯同からの親戚のような感じ。山崎夢羽さん、ゆはは映画「あの頃。」であやや役を演じたし、実際あらゆる面であややに引けを取っていない。ゆはを指して「君臨すれども統治せず」は膝を打つたとえだと思いました。みいみこそがアイドルだと評する人が多いのもわかる。うーたん歌へなちょこだけど味があるし美人。平井美葉さんは舞台「眠れる森のビヨ」でとんでもない活躍だったらしいですね。平井さんは顔のすさまじさが屈指でTwitterでブログ更新が告知されたら内容読まずにいいね押しちゃう。

 

ハロプロ研修生

テレ東のレギュラー番組「ハロドリ。」で毎週月曜深夜に30分、ハロプロ研修生の動向が脳に自動的に転送される未曾有の状態です。有望な研修生がたくさんいて、地上波放送の効果は明らかに出ており、中野サンプラザ公演のチケット抽選も外れてしまいます。コロナで今座席数が半数になっているにしても。毎年のお楽しみ「実力診断テスト」はチケットがあたって中野で見られる予定だったけどコロナで配信ライブに変更になってしまった。今年も見るぞー。

そんな中でハロプロ研修生ユニットのようやくのデビュー決定おめでとうございます。とりあえず今のところ4人が決まってる。ハロプロ研修生北海道の石栗奏美さんは非の打ち所がない感じでデビューが決まって本当によかった。米村さんも小さい頃からやっててなんとか報われそうでよかったね。そのほか研修生の焦点は、Juice=Juiceやつばきファクトリーが新メンバーオーディションをしているところに今の研修生がどれだけ食い込めるのか。そしてハロプロ研修生ユニットの確定4人のほか、メンバー追加が明言されているところに誰が入ってくるのか。ルックスの覚醒著しい江端さん、歌の有望株・平山さん、いろいろ安定してきた感じの小野田さん、歌声と目の輝きと名前がいい豫風瑠乃(よふうるの)さん、新メンバーながらもただ者ではない感がある有澤さんなど。研修生の充実は未来のハロプロの充実です。

第19回ハロプロ楽曲大賞'20

第19回ハロプロ楽曲大賞'20
http://www.esrp2.jp/hpma/2020/

投票したので投票コメントを下記に置いておきます。あと投票締め切り後、書いてる内容間違っちゃってたなーと思う部分を見つけたのですが、もはや送信してしまっており修正できないので、ここに言い訳めいたことを追記しておきます。

楽曲部門
1位 ミラー・ミラー / アンジュルム
8.0 間奏明け付近から怒涛のファルセット攻勢やリズム激ムズパートを経てメロが一筋縄でいかず推進力をもって展開され、シメのかみこまで超カッコいいです。たいせいディレクションでタケちゃんやかみこが奮戦する「アプカミ」公式レコーディング映像では、その場でメロが調整・改良されていくさまやコーラスが分厚くなっていく進化の過程などが楽しめてとってもお得。信頼と実績の平田祥一郎さん編曲なのでインスト版だけ流しても心地良い。詳しい用語はわからないけどサビ直前の「タタッタッタタ」みたいな乾いたドラムフィルもクセになります。「誰か見抜いて」と言い張り続けてからの歌詞のラスト一行、かみこの「君が見抜いて」のちょいひねりは児玉雨子さん流。局所的にもかっさーのマスカラやかわむーの「気にしないでいたい」、ひずんだイントロ、ひそかにクラップ鳴ってる感じのパリピ展開など、どれもこれもサイコーです。

※追記:かっさーのマスカラ落ちサビのあと「ちょっぴりの好き めちゃくちゃ不安」の裏でクラップ鳴ってると思ったんですけど、微妙に違うかもしれない。


2位 Borderline / Juice=Juice
0.5 2019年に武道館でライブ新曲として聴いたときの初速は1位でした。いわゆるシングル曲としてババーンと打ち出していただいてもよかった、の筆頭。平田祥一郎さんも編曲の手を緩めていない。

※追記:ライブ新曲として聴いたのは「2018年」10月29日の武道館でした。


3位 好きって言ってよ / Juice=Juice
0.5 2コーラス目に入ると、なんとびっくりAメロが1コーラス目とぜんぜん別物!というありそうであまりない仕掛けの驚きを未だに引きずります。


4位 黄色い線の内側で並んでお待ちください / 金澤朋子 (Juice=Juice)
0.5 かなとものソロ楽曲は日常に溶け込んで癖になる。1人で歌えそう、ってそれってねえ褒めてます。MV込みで曲世界を満喫。宇宙とかファンタジーが似合う宮本佳林ちゃんとは好対照とも思える。


5位 ポップミュージック / Juice=Juice
0.5 KANさんのオリジナル版「ポップミュージック」もノミネートされてるので本来そっちに2兆点入れたいですが、そうもいかないのでこっちの鳩です。「アプカミ」でかなともの「ポップミュージック」のレコーディング映像が流れた際、その回のMC・小田さくらが放ったコメント「いやー、すごい映像でしたね」が面白かったです。


MV部門
1位 ミラー・ミラー / アンジュルム
5.0 あの歌舞伎の見得を切るみたいな振り付けはなんだろうかとずっと観ている。


2位 黄色い線の内側で並んでお待ちください / 金澤朋子 (Juice=Juice)
0.5 CDがリリースされたのかどうか、手元に音源があるのかないのかよくわからず、結局繰り返し公式MVを観たということは、この曲とMVが好きだし、かなともは疲れた美人OLでサイコーということなんだと思ります。

※追記:最後「思ります」って。


3位 ポップミュージック / Juice=Juice
0.5 KANさんのオリジナル版「ポップミュージック」のMVもノミネートされてるので本来そっちに2兆点入れたいところですが、そうもいかないのでこっちの鳩です。


YouTube部門
1位 アンジュルム伊勢鈴蘭のナイトルーティン★Layla Night Routine (2020/06/11) ※船木結、伊勢鈴蘭 / 伊勢鈴蘭
8.0 問答無用にめちゃくちゃ面白い。れらぴのキャラクターを一気に引き立てたふなぴの置き土産。ブログやラジオでの空中戦、ネットサイン会での共演など含めて2020年のベストバウトでした。ふなぴ卒業後も一緒に遊んでるそうで仲良しね。


2位 アンジュルム特別企画 10番勝負!Part.5 (2020/03/27) / 10番勝負
0.5 この映像はアンジュルムのメンバーがスタッフとじゃんけんをして何連勝できるか競うものなんですけど、これのかみこがすごい。対戦するスタッフに「私の目を見ていただいてもいいですか?」と指令。見つめ合うことで相手が何を出すのかマジで透視しようとしている。眼力で圧をかけようともしている。顔が強すぎる。両目を見開いたままじゃんけんをして、また実際に勝ち続けてしまうかみこ。わけがわからなくてすごいです。かみこに凝視されるスタッフはうらやましい。


3位 Juice=Juice《ダンスレクチャー》ポップミュージック (2020/03/31) / 稲場愛香、工藤由愛、松永里愛
0.5 このダンスレクシャーでシンプルにめっちゃ学びました。着席のライブでもサビの手振りができてよいです。


4位 「井上玲音がJuice=Juiceの歌を・・・」#01 (2020/05/21) / 井上玲音
0.5 れいれいのJuice=Juiceとしての表立った音楽活動は静かにここから始まり、静かな興奮があったなと思います。


5位 Juice=Juice金澤朋子のラーメンタイマー (2020/05/07) / 金澤朋子
0.5 2020年のベストフレーズは「金澤朋子のラーメンタイマー」です。


推しメン部門
上國料萌衣

こぶしファクトリー解散発表、悔しいです!

つい先日、このブログに「ハロプロ楽曲大賞'19」の選考コメントで

「一番個人的に2019年、気持ちが入ったのはこぶしファクトリーかもしれない」

と書き、今週に入ってからも

「どう見てもエースのはまちゃん、なんでもできるれいれい、こぶしの象徴あやぱん、歌のビブラートとトークのみなみな、ラップと母性のさこちゃんに注目してください」

と個からグループのよさをオススメしたばかりなのに、2020年1月8日に解散が発表されてしまった。こぶしファクトリー。それはもうズコー!です。ちょっと待ってよと。唐突すぎる。もったいない。正直悔しいです!

とにかくアイドルの方々はごきげんにできるだけ長く活動を続けてくれれば最高なので、グループとして終止符を打ち、メンバーによっては芸能活動自体をやめてしまうのがほんとに残念。理由は本人たちが語っているので受け入れるしかないんですけど。

個人的に2019年だけでも、中野サンプラザでの念願のホールライブ、夏の音霊ライブ、豊洲PITでの4周年ライブ、横浜BayHallでの秋ツアー初日1公演目、でんぱ組inc.とのツーマンライブ、流山おおたかの森での2ndアルバム発売イベント、横浜BayHallでのシングルのシリアルイベント、渋谷での広瀬和田井上3名のトークイベント、舞台「リボーン」の公演を前にしたハロショ秋葉原での5名でのトークイベント、そしてBEYOOOOONDSとの舞台「リボーン」、何回か行った代々木でのラジオ公開生放送、れいれい(2回とも)とはまちゃんのバースデーイベント、直近のTFTホール500でのクリスマスイベントと思い出がいっぱいあるんだよなあ。

ていうか書き出してみたら予想以上にあった! 濃密な時間だったな。

こぶしファクトリー、いいんですよ。まだまだ楽しめると思ってた。でも決まったことは仕方ないです。さこちゃんはおつかれさまでした。唯一ハロプロに残るれいれいの動向をメインに追うのはもう決まっていて、あとは大器はまちゃんのタレントとしての行方、のむさんは敬愛してやまないあやちょの夢を追うのかどうか、音大合格おめでとうのあやぱんの今後の仕事ぶりなどを注視するしかないです。

みんなすごいので表舞台でパリッと仕事するとなれば、自然と会場に足向いちゃうかもしれないな。絶対的なことなんて何一つないんだなとせつない昨今です。

2020年初頭のハロプロはこんな感じ

ハロプロ楽曲大賞'19」の結果発表イベントやカウコン、年明けのハロコンなどで年末年始に17時間くらいハロプロを浴びましたし、カントリー・ガールズのラスト公演のライブビューイングとか、つばきとアンジュとこぶしのクリスマスイベントとかそれぞれこっそり通っていて、ライブ終わった瞬間に全部忘れちゃうので2020年1月7日現在のハロプロってだいたいこんな感じ、という思い込みを書き残します。


モーニング娘。'20
進化して読み方がトゥーゼロになった。人気メンバーが多くてマザーシップということなんだと思う。個人的には森戸さんがカントリー・ガールズ兼任の流れで思い入れ補正もあるのかルックスやアイドル性がずば抜けてるんだけど、みんなまーちゃんとかふくちゃんとかだーいしとかが好きなんですね。9期10期って夢と希望なんですね。そこへ15期の新メンバー3人も有望な様子なのでありがたく、岡村ほまれさんは童顔で細っこくて天真爛漫なステージングを見せてくれるので特に目を引きます。北川さんは顔がももちっぽかったり小片さんっぽかったり、いろんなハロプロメンバーの要素が入ってて不思議な感じの美人。北研出身の山崎さんは研修生実力診断テストで完全に有能だったし今後さらに伸びる。そんな人気者や新メンバーの影に隠れることもない牧野真莉愛さんはグラビアクイーンでものすごく雑誌とか出てるし、日ハムやメジャーリーグなど野球への情熱がアツイ! お仕事にもつなげていて率直に優秀だと思います。ブログやインスタなどでの牧野さんの個性は独特すぎて凡人に理解できず、置いてけぼりになっちゃう感じはあるけど崇めるしかない。森戸さんと牧野さんがハロステダンス部でバッキバキに踊ってるのは能力的には当然ながら、キャラクター的には意外性があるのでいつも目を見張ります。森戸さんはカントリーの仲間たちを次々と見送ってせつない状況だけど、軽やかにやり続けてほしい。

 

アンジュルム
いきなりですが2019年もっとも良席だったのは竹芝ニューピアホールで行われたタケちゃん22歳のバースデーイベントで最前列でラッキーでした。パフォーマンスおばけでキャラクター立ってて書道ガールでおもしろ煽り陽キャ番長であるタケちゃん指揮下のアンジュルム第2章。あやちょから引き継ぎ2期アメリカの同志りなぷーとかななんが抜けたのは痛いしふなっきまでやめちゃうのは本当に理解しがたいんだけど、ジャンプ禁止突入ラスト前のカウコン1部で「大器晩成」を「飛び納めだー!」と煽りに煽って中野サンプラザが揺れに揺れたし、ああいう統率の取れたジャンプはとにかく楽しくて仕方ない。ずっとああいう気持ちをわかちあえるタケちゃんでいてほしい。あとハロコンでBEYOOOOONDSの「眼鏡の男の子」をアンジュルムでカバーしたの面白かったです。むろとりかこの3期コンビで前田こころと清野桃々姫のカップル役をやる。それはそうと、かみこはよいです。よすぎるあまり多弁を要さない。ふなっきはかみこと双璧をなす人物でここんところずっと全盛期なので卒業するのはつらい。そのぶん新メンバーのはちれらりんちゃんの3人が今はまだ荒削りとはいえ着実に進歩していて頼もしいというのはあります。伊勢ちゃんがわずか1年ですでにエース格くらいまで足を踏み入れていて興奮する。りんちゃんは幼くて大丈夫かな?と加入直後こそ心配だったけど、歌声も“立って”きた気がするし、適材適所でちゃんとハッとさせてくれる。2019年後半ライブで見た「ショートカット」の歌が一番合ってました。太田はーちゃんはブログとか読んでると悩んでるような感じもあるけど圧倒的なおとぼけ味がすごく好きなのでしぶとく続けてほしいと思う。とにかくアイドルの方々はごきげんにできるだけ長く活動を続けてくれれば最高。

 

Juice=Juice
2019年6月にグループを卒業したゆかにゃがカウコンも自分が見た2020年1月4日のハロコンもMCアシスタントを務めていて、カウコンでは現役メンバーに混ざってパフォーマンスもしちゃうし、こんなに速やかにハローの中心に近いところに戻ってくる人ってそんなにいない。でもゆかにゃなら許される。Juice=Juiceのライブによく行ってるようだしBEYOOOOONDSファンというかハロプロファンである。爆笑問題田中さんの言葉を借りると「ガール度」ではゆかにゃに敵うメンバーはいない気がする。そんなゆかにゃと抜群のコンビネーションだった元サブリーダー、現リーダーのかなともが堂々としてて気持ちいい昨今です。1月4日ハロコンの通路降臨でおもいっきり目の前に来たので美人だなあと思いながら目を離せなかった。かなともを含めて今のJuice=Juiceは歌唱力オバケ集団すぎてすごい。インフル明けの宮本佳林ちゃんがハロコンのシャッフルではかわいい曲ノリノリで歌ってて本領発揮してた。総合的にもっとも美人な1人であろうと思われるあーりーも、僕が見た通路降臨で自分の隣の人にかめはめ波をお見舞いしてた高木さんも、段原さんも、新メンバーの松永里愛さんもみんなハロプロトップクラスでうまい。そういえば松永さんはハロコンMCのまことさんに1月4日限定で推しメンだとか言われてた。この1月4日のMCはかなともが「グループのセンターが好き。浅倉樹々ちゃん」、ゆかにゃが「私は岡村美波ちゃんが好き」と普段気を使って言わないようなこともはっきり言ってた。ダンスマスターまなかんは声が細い気もしつつ気迫で肉薄してきてるし、タコちゃんこと工藤ゆめさんも食らいついてる。それぞれにキャリアを重ねたJuice=Juiceメンバーの中でもっとも活きがいいのは工藤さんだと思う。Juice=Juiceは全員すごい。


こぶしファクトリー
メンバーが5人だからって℃-uteを重ね合わせるのは早計だろうし、そもそもBerryz工房=ファクトリーの精神を受け継いだユニットだったはずなので関係ない気もするけど、最大8人から5人になって時間が経って今のところ超しっくり来てるし、そういえば℃-uteもアカペラやってたので共通点はあった。れいれいのボイパやさこラップがあるぶん全体的な歌のテクニックでは正直こぶしに軍配が上がる。はまちゃんさえ活動を楽しんでいればそれでいい、というこぶしを取り巻く共通認識が面白い。そのぶんはまちゃんにはグループ愛があってグループの誰もが認めるセンターでその顔としての役割をしっかりまっとうしてくれてるのでありがたい。脚も長い。井上れいれいはボイパできるし歌もうまくてグラビアもいけて最年少なのにこぶしのラジオではメインMC任されてて冷静に進行できる反面、自ら果敢にボケていったりもできる。美形でときどきハッとするくらいだし、総合力ではかなりのものだと思う。れいれいフィーチャー曲「好きかもしれない」がライブ経るごとに落ちサビの独唱が進化してて必聴です。リーダーのあやぱんこそこぶしらしさの象徴だという感じもある。さこちゃんはラップになると人格変わるの面白い。そしてみなみなは℃-uteの舞台「さくらの花束」でなっきぃといっちゃんと3人でやってたときすごくちっちゃかったのに、今やその華奢な体躯はキープしつつ、もう歌がすごい。ビブラートかかりまくり。トークもずば抜けて変で突拍子もなくて最高に面白い。まとめると、どう見てもエースのはまちゃん、なんでもできるれいれい、こぶしの象徴あやぱん、歌のビブラートとトークのみなみな、ラップと母性のさこちゃんに注目してください。2枚目のアルバムの評判もいい。

 

つばきファクトリー
エース浅倉樹々ちゃん復帰で盤石かと思いきやカウコンでインフルが判明して年明けも不在という一時的な不遇に見舞われた。2019年に若干足踏みした印象があるけど2020年また9人で突き進んでくれるものと信じたいです。こぶしにおけるあやぱんのように、小片さんの存在こそがつばきファクトリーだなとは思う。ハロー!プロジェクトは私の全てだとこのハロコンのオープニング映像で宣言しているクールで熱く歌もダンスもグラビアも高得点叩き出す万能サブリーダー。その意味ではれいれいとも重なるのでナイスガールトレイニーって個人的にはまったく通ってこれなかったけどすごいんですね。あと浅倉樹々ちゃんが表舞台にいないうちに、かどうかわかんないけどきしもんのディーバ感がおそろしく強化されてて頼もしい。アンミカみたいな様子でもある。新曲「抱きしめられてみたい」のサビのラスト「情けない横顔」のあたりはこのパートよっしゃ私に来た感がきしもんにありありと見て取れるしライブでも見事に決まってます。おみずもずっと相当、能力高くて愛嬌あって秀でたメンバー。舞台経験を経てから歌にすごみを増した気がするし、里山ラジオで大好きなまーちゃんのこと話してるとき狂っててやばいなと思った。りこりこは℃-ute派。もっさんは明らかに美人なのに、あんまりそうは見えない不思議がある。きそらは表情明るくなってきたし猫っぽくてつい見ちゃう。2015年に結成して6人から9人になって、新顔のBEYOOOOONDSを除けばまだ誰1人としてグループを卒業とかしてないのがハロプロ内でも稀少。一朝一夕ではないまとまりを強みとして2020年につばきの花咲き乱れてほしいです。


BEYOOOOONDS
山崎夢羽さんは研修生の頃から漠然といいなあとは誰もがきっと思ってて、ユニットに入ってからセンターポジションを与えられたような感じで、地位が人を作るのか、じんわり覚醒し続けていて歌も表情もたたずまいも大器でかなり天才的なことになってる。メンバー12人いるのであんまり声に出して言えない気がするけど、ちょっと超越したものがある。ゆはね、という読み方は直感的ではなく難しい。西田汐里さんはたしか小さい頃からダンスをやってたとかで足腰が柔らかくも強靭なように思え、人一倍躍動感のあるパフォーマンスが見ていて心地よく魅力的です。声もいい。小林ほのぴの才女っぷりはレコーディング任されるくらい圧倒的なピアノの腕前はもちろん、オールアバウトのようなためになるブログのクオリティが他の追随を許さない。あとほのぴは歌声も理路整然と透き通っていて、フルートとかそんなような楽器のよう。平井美葉さんがめちゃくちゃ美形だというのは誰かに言われるまで気づかなかった。楽曲大賞もさっそく席巻したBEYOOOOONDSは1stアルバム収録曲にも名曲がたくさんあり、その1つが「元年バンジージャンプ」でカウコン1部でフルで初めて見てあまりのよさ、ハロプロでよく言われることばを使うと多幸感がすさまじくて本当に感激してしまった。もはや令和元年ではなく新年なので、ハロコンでは「新年バンジージャンプ」に歌詞を変えて披露された。ハロプロ楽曲大賞の「高輪ゲートウェイ駅ができる頃には」(これも名曲)の投票コメントで「創作物が古くなることを厭わない姿勢がBEYOOOOONDSの楽しみなところ」というのがあって「新年バンジージャンプ」もまさにそれだと。凝り固まった頭を解きほぐしてくれる。あと岡村みいみの笑顔は世界から失われてはいけないと思う。


ハロプロ研修生
2019年に10人以上一挙に加入して、なんだかみんな有望なような気がする。ハロプロ研修生発表会と題したライブが3ヶ月に1回しかないうえに予定が重なると見に行けないので、よほど積極的に学ばないと覚えられない。なぜか研修生で足踏みしている実力者の米村姫良々さんは、ラジオ日本でカントリー・ガールズの番組の枠でスタートしたハロプロ研修生ラジオの初回で仕切ってて頼もしかった。ハロプロ研修生北海道の石栗さんも一刻も早く世に出てもらえるといいと思う。小野田かりんちゃんはすごくいい顔してるので微笑ましくなる。松原ユリヤさん継続してよくがんばってて偉い。中山夏月姫さんも華がある。そして新しい研修生の豫風瑠乃(よふうるの)さんは名前がすごすぎるしかわいらしいので注目してます。研修生ラジオの情報によると北研とあわせて2020年1月現在、ハロプロ研修生メンバーは21名いるそう。増減しがちなのであくまで一時的なものですが。まだまだ逸材がいるはず。毎年5月に中野サンプラザで行われている研修生の実力診断テストが本当に楽しく、そこに照準を絞って1年を過ごすのは乙かもしれない。2020年正月のハロコンでは、そのタイトルの時点から「HELLO! PROJECT IS [   ]」という穴埋め問題をメンバーもファンも全員出題されていて、個人的には「HELLO! PROJECT IS [ 生活習慣 ]」と思っています。

「第18回ハロプロ楽曲大賞'19」投票します

なんだかよくわからないまま、はてなダイアリーからはてなブログに引っ越して、しばらく更新停止してましたが断然生きてますし、毎年恒例「第18回ハロプロ楽曲大賞'19」に投票するので、その投票内容を考えながら文章を書きます。

http://www.esrp2.jp/hpma/2019/

℃-uteが2017年6月に解散して1年くらい気を失いかけてましたが、結局ハロー!プロジェクトは総合的にすばらしいのでほぼ全グループの全メンバーにあまねく愛着が湧いてしまい、2019年も好きな曲は多いです。責任持って最低限カラオケで自分が歌えそうなくらい体にしみこんでる曲だけを投票の候補に上げていきます。

モーニング娘。'19は「人生Blues」「青春Night」「I surrender 愛されど愛」などがよかったと思う。

アンジュルムは、あやちょ卒「恋はアッチャアッチャ」「夢見た 15年」とアンジュルム第2章始まりのシングル「私を創るのは私」、つんく♂けだるバラード「全然起きれないSUNDAY」、アルバムの「赤いイヤホン」「人生、すなわちパンタ・レイ」、りなぷーソロの「とっておきのオシャレをして」など枚挙にいとまがない。2018年は楽曲大賞1位「46億年LOVE」があまりにも強すぎました。的を絞りきれない今年も、アンジュルムはどれか1曲入れたいです。

Juice=Juiceのシングル曲は「微炭酸」、やなみんのイメージ「Good bye & Good luck!」、たぶん今年のハロプロ代表曲の1つ「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」などが強い。ゆかにゃ曲「25歳永遠説」はよく聴いた。主演舞台の「演劇女子部『タイムリピート ~永遠に君を想う~』」も熱演がすごく感動的でした。

惜しくて惜しくて仕方がないカントリー・ガールズは「One Summer Night ~真夏の決心~」「夏色のパレット」が現体制としては最後になってしまった夏を爽やかに飾る。

一番個人的に2019年、気持ちが入ったのはこぶしファクトリーかもしれない。好きかもしれない。℃-uteと同じ5人という人数はメンバー全員が見渡しやすい。中野サンプラザで念願のホールコン成功めでたかったです。ラジオレギュラー番組の公開生放送もたまに現地で観覧してます。シングル「Oh No 懊悩」「ハルウララ」は対照的な曲調で甲乙つけがたいけど「ハルウララ」のほうがCMソングとかになれば普遍性ありそう。アルバムも名曲揃いで℃-uteっぽい「Come with me」のほか、みなみなの「開き直っちゃえ!」、浜ちゃんの「明日の私は今日より綺麗」といったソロではないがメンバーフィーチャー曲が全曲いい。ライブで人気曲だった「消せやしないキモチ」音源化も待望でした。ほかのグループにはないアカペラもアルバムに収録されていて既発曲なので投票はしないけど歌の力がすごい。

つばきファクトリーもたまにライブ行ってて安定感や実力をぐいぐい身につけていて中堅グループになりつつある。エース的存在の浅倉樹々ちゃん一時離脱がやや痛かったけど、もう復帰するのでまた9人になったら盤石かと思う。ライブ会場で何度CMを見たのかという「三回目のデート神話」が2019年のつばき代表曲になるでしょうか。

ハロプロ最新グループBEYOOOOONDSの躍進はすごかった。コップの中の嵐なのかもしれないけど、であればコップの中で猛威振るいまくってて新人グループとして目を見張るほど怖いものなしイケイケ状態だったと思う。「眼鏡の男の子」「ニッポンノD・N・A!」「Go Waist」というトリプルA面の異様な強さ。「ニッポンノD・N・A!」作詞でほかのハロプログループなどを含めて舞台演出などに携わっている感じの野沢トオルさんは、KANさんファンにとってもおなじみの存在。歌詞の「モンゴロイド」の部分だけ妙に引っかかるのを除けば星部ショウさんとのタッグで最高の仕事と思う。

そのほかハロプロ以外でもいろいろありますが、鈴木愛理さんは「Escape」をなんだかんだでよく聴いたし、Official髭男dismからの提供楽曲「Break it down」も良曲と思う。

 

とここまで書きながら考えた投票5曲は、こんな感じでいいんじゃないでしょうか。

1位 2.0pt:BEYOOOOONDS「ニッポンノD・N・A!」

トリプルA面のデビューシングルは異様な充実ぶりで、とりわけTKサウンドユーロビートでU.S.Aなこの曲は星部ショウさん楽曲の中でも俄然イケイケ。イントロや曲中のセリフ、ほのぴのショルキーなど勢いを加速させるギミックがいずれも奇をてらった策というよりもBEYOOOOONDS標準装備なのがすごいです。詞先の曲作りだそうで、我らが野沢トオルちゃんの歌詞は「モンゴロイド」の部分だけ妙に胸騒ぎするのを除けばアジってアジって未成年の主張で最高です。

2位 2.0pt:Juice=Juice「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」

しーんと始まって盛り上がって落ちサビでもう一度しーんとする構成とか転調とか、ゆかにゃの優しく狂気的な口調で脳内再生される長く引っかかりのあるタイトルとか、とにかく貫禄あるカッコいい曲。MV再生数伸びてますという指標は商売につなげるにはどこか曖昧な気はするけど、でもそこを含めてリリース後も別ボーカル版発売とかイベント追加とかいろんな珍しい展開があってロングヒットになった。

3位 2.0pt:こぶしファクトリーハルウララ

めっちゃ綺麗でいい曲。がなりドスコイ上等な従来のこぶしファクトリーらしくないイメージの曲でありながら、メロもコーラスも歌衣装もよく聴くと意味深な歌詞も全部きれいで心洗われて、これもまたこぶし。「アプカミ」でドラムレコーディングの様子が楽しめたように、しっかりビートが刻まれるので推進力に身を任せられる。落ちサビみなみなのビブラートが心地よく、ラストのあやぱんフェイクも柔らかくて強い。色あせない普遍的な感じがあり、春ものフレッシャーズスーツのCMソングどんバマり妄想を勝手にしてます。

4位 2.0pt:こぶしファクトリー「消せやしないキモチ」

ライブでは2018年から好評のうちに披露されていたものの音源化されておらず、ようやく2019年にアルバム収録された爽やかな失恋ソング。レコーディングが少し前とのことでメンバーの声も微妙に若く、それだけ短期間でもこぶしの歌声はビヨーンと伸びている。スタンドマイクでの手振りはわかりやすく、間奏の手を叩きながらのジャンプはメンバー同士体当たりしちゃうんじゃないかという距離感で微笑ましいです。

5位 2.0pt:アンジュルム「全然起きれないSUNDAY」

つんく♂節炸裂のけだるまどろみぐったりバラード。初めて聴いたときは途中からテンポアップしてつばきファクトリーの「デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい」みたいな曲調になるのかな?と思ってたら、けだるいままエンディングに突入したので目をひんむきました。メロディラインはわりと正統派でファルセットもきれいで、かみこ、かわむーあたりの繊細な歌声がすっと耳になじみます。

20、40、60

30代最後の日という事実に思いを馳せるのを完全に忘れたまま、つばきファクトリー小片リサさんがFM-FUJIのラジオに生出演しているのを23時まで夢中で聴き、いや8年前は吉木りささんがFM-FUJIに生出演しているのを夢中で聴いていたじゃないか、と左利きでイラストが得意で名前がりさという人が好きだという相変わらずな性分にうなだれながら、気がつけば40代に突入していた。

たかが年齢じゃないかと吐き捨てられるほど達観はしていないけど、わ〜いお誕生日だぞい〜とはしゃげるほどピチピチでもない。インターネットを始めた頃はまだ20歳前だったのではないか。少なくとも1999年の紅白歌合戦の出演全組レビューをホームページでHTML組みながら書いてた記憶はある。それからおおよそ20年。ハロー!プロジェクトも20周年とか言ってる。連日の猛暑にうなだれつつ、次の目標を20年後に定めて、なるべく気楽に、耐え忍んで生きていければいいのかなと思う。

ここまで10分で書いた。0時からは「アルコ&ピースD.C.GARAGE」を聞こう。

「全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方」

てれびのスキマさんの最新刊「全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方」を購入したのは渋谷の啓文堂書店で、サブカル芸能本の棚ではなくビジネス書の棚に平積みされてました。隣にはリクルート事件でも知られる江副浩正氏の生涯を描いた本が並んでいた。スキマさんがそういうことになってしまった。

昨日6月3日に全部読み終えて面白かったです。「週刊文春」連載時にも歯医者の待合室に文春が置いてあったのでこっそり読んでたんですけれども。それはともかく同じ6月3日には日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」で、ANZEN漫才みやぞんさんが今年2018年の「24時間テレビ」でチャリティランナーを務めることが発表されました。従来のマラソンに加えて水泳したり自転車乗ったり、と番組史上初のトライアスロン形式での挑戦になるとのこと。

ラソンにしろトライアスロンにしろ、そもそも「24時間テレビ」でそれってなんのためにやるんだっけ?と見失いがち。そんな、そもそものことが日テレ史を切り取った「全部やれ。」の序章には記載されてます。

1992年、ダウンタウンをMCに迎えて大きな変化を遂げた「24時間テレビ」のチャリティマラソンは、間寛平さんありきの企画だった。当時、共に日テレの「マジカル頭脳パワー!!」「いつみても波瀾万丈」にレギュラー出演し、「24時間テレビ」にも欠かせない存在だと考えられていた寛平さんのマラソンは、マネージャーの提案だった。

みやぞんも、もちろんほかの番組でも大いに活躍してるけど「イッテQ!」が代表作みたいになってる。順序としては「トライアスロン企画ありきのみやぞん」というより「みやぞんありきのトライアスロン企画」と現段階では捉えられそう。これって1992年の寛平さんと同じです。だからもうマラソンとかやめたら?もわかるけど、どちらかというと原点回帰な感じがする。

寛平さんのマラソン企画を実際やってみて「予想以上にマラソンをしている画が強い」と「24時間テレビ」生放送中にうなったというのが五味一男さん。絶対王者だったフジテレビを日本テレビが逆転したわけだけど、その要因となったことの1つが、1987年正月の箱根駅伝の生中継の成功ということもまた「全部やれ。」の第8章には書かれている。

6月3日にラストツアーの千秋楽を迎えたすごいスターの安室ちゃんが、まだデビュー間もない頃に「夜もヒッパレ」に出ていたことも描かれている。日テレの逆転劇が描かれたノンフィクションだけど、今につながるガイドとなりうる。

全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方
戸部田 誠
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