「第13回ハロプロ楽曲大賞'14」
http://www.esrp2.jp/hpma/2014/
この1年の間に発表されたハロー!プロジェクトとその周辺の楽曲から、この曲がよかったよ! というベスト5をファンが自身の基準をもとに選び出し、特設フォームから投票して、その結果が12月30日深夜に行われる新宿ロフトプラスワンのイベントで発表されるので、会場やWebでワイワイ楽しみましょう、というのがその趣旨です。
今年も2014年のハロプロ楽曲からベスト5を選びました。「第13回ハロプロ楽曲大賞'14」。楽曲大賞ワンフォー。
5位:「心の叫びを歌にしてみた」℃-ute / 0.5ポイント
タイトル初見でどんなまいまいのデスシャウトが聞けるのだろうかとワクワクしてたら、あっけらかんとした曲が現れてびっくりしました。結果的にはメンバーがそこそこ激しいトーンで歌っており、心の奥底に秘められた攻撃的な感情がけっこうにじみ出ている。サビの地に足の着いたポップさが心地よく、ライブではそんなサビの要所を合唱する仕掛けが出来上がっていて楽しいです。Bメロのドリーミーな雰囲気は松浦亜弥さん「初恋」を想起させる。
4位:「I miss you」 ℃-ute / 0.5ポイント
三重奏で歌詞も各パート別に用意されてるという楽曲構成が、中学時代によく歌った合唱曲「大地讃頌」を彷彿させる仕上がりです。おもえば「大地讃頌」は、歌メロが結局卒業まで覚えきれなかった。そんな中学時代を抜け出した僕が高校に入学したのは、1994年4月のこと。ちょうど鈴木愛理がこの世に生を受けたのと同じ月です。あれから20年経った! 愛理が大地讃頌みたいな難しい曲で絶唱してるのを、僕はただうっとり聴いてるだけ。それが今です。しみじみと、おっさんになりました。
3位:「THE FUTURE」℃-ute / 0.5ポイント
11月11日の武道館公演にて熱っちぃ火柱が上がる中、ツアー途中の追加変更曲みたいな感じで1曲目に初披露が行われ、戸惑うことなくすんなり非常に盛り上がった底力のある楽曲。アレンジは平田祥一郎大先生で、今年℃-uteに提供された大先生のアレンジ楽曲はこれだけだったので貴重です。あらかたモーニング娘。'14「What is LOVE?」の姉妹曲のような音像ではある。
2位:「The Power」℃-ute / 0.5ポイント
FCイベント「キューティーランド8」のアンコールで初披露されたとき、「わーっ!この曲は絶対好きになれないなー!」と直感させられたんです。なにもかもよくないという気分であった。ところが何十回とミュージックビデオのDance Shot Ver.を見て、振り付けを把握し、詞曲ともに自らの血肉とすることで、ネガティブな感情は一掃されました。ライブでこの曲が始まるのを恋焦がれるようになっています。
1位:「Love take it all」 ℃-ute / 8ポイント
BS-TBSのキャンペーンアイドルを務めた℃-uteにとって、そのイメージソングとしても重宝したザ・シングル曲。破綻なくオーソドックスに凛々しく、男前な部分もあって超かっこいい。ぶっちぎりだと思います。「ひなフェス」でこの曲を歌ったとき、愛理がなぜか1人だけジャケットをはだけているワイルド愛理バージョンでパフォーマンスしていたのも、妙に妖艶でした。
というわけで、なんと5位から1位まで全部℃-uteでした! 去年もそうだったよ! ちなみに惜しくも外れた1曲は℃-ute「悲しきヘブン(Single Version)」です。生涯ベスト20くらいに入る思い出の曲なのですが、さすがにシングル化にあたってのリアレンジ版だったので除外しました。
ハロプロはみんな好きなので、ほかにもいい曲はいっぱいあるんだよと思っております。モーニング娘。'14のシングル曲はやっぱり今年も強かった。アリーナクラスのライブ会場で栄えるスケール感の曲ばかりです。1曲挙げるなら「TIKI BUN」ですが、道重さんはなむけのソロ「シャバダバ ドゥ〜」も忘れがたい。
Berryz工房は地鳴りのようにドスの効いた曲が目立ちます。「普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?」はメタな歌で一見変だけど、それだけ歌詞が耳に入ってくるし、懐の深い曲。ラストシングルの「ロマンスを語って」はストレートに超いい曲でした。おつかれさまでした。
スマイレージは改名とか9人に増えるとか活動自体が荒波に飲まれまくってる一方、武道館ライブもミュージカルも本当によすぎて、総合的にまさかの℃-uteの次に好きなグループになりつつある。今年の曲はどれも印象的で甲乙つけがたいですが、「嗚呼 すすきの」のド歌謡曲調は大好物。一方で「ええか!?」の弾ける魅力はスマイレージ専売特許って感じ。しみじみ方向にもはっちゃけ方向にも、9人体制でさらに進化してほしいです。
Juice=Juiceはデビュー2年目で若干地味な曲が多くなった気がする。「イジワルしないで 抱きしめてよ」はさまざまなトピックがあった佳作。それはそうとリーダー宮崎由加さんの激キャワぶりがマジでヤバい。
あとは駆け足で、センセーショナルだったハロプロ研修生の「おへその国からこんにちは」、SATOYAMA関連でBuono!っぽかった「Dream Last Train」あたりがよかった。みんなかわいいです。
「第13回ハロプロ楽曲大賞'14」併設の「MV(ミュージックビデオ)部門」の投票も紹介すると、面白みはありませんが、1位が℃-ute「The Power(Dance Shot Ver.)」で3ポイント。よく見ました。2位が℃-ute「悲しきヘブン(Single Version)(Dance Shot Ver.)」2ポイント。これもよく見ました。3位が℃-ute「Love take it all(Dance Shot Ver.)」1ポイント。やはりよく見ました。