「第12回ハロプロ楽曲大賞2013」私の選考

「第12回ハロプロ楽曲大賞2013」
http://www.esrp2.jp/hpma/2013/
この1年の間に発表されたハロー!プロジェクトとその周辺の楽曲から、この曲がよかったよ! というベスト5をファンが自身の基準をもとに選び出し、特設フォームから投票して、その結果が12月30日深夜に行われる新宿ロフトプラスワンのイベントで発表されるので、会場やWebでいろいろワイワイ楽しみましょう、というのがその趣旨。
毎年控えめに主張してますが、このイベントがとにかく楽しい。今年もそこをめがけて2013年のハロプロ楽曲からベスト5を選びました。毎年けっこう時間をかけて悩むんですけど、正直言って今年は1分くらいで決まりました。


5位:「愛ってもっと斬新」℃-ute / 2ポイント

メンバーの歌が史上有数の攻撃力。男前。サビで若干感じが変わりますが繰り返し聴くことで順応できます。愛理のラストの絶唱も迫力があって、トータル超かっこいい。作曲したつんく♂さんの思いもどうかしてるほど強いので引用します。ヒャダインさんのラジオ番組にゲスト出演したとき「新しいハロプロを象徴する曲」として自ら選曲して「すっごい鋭い曲を作ってみたい、と思って作った」と紹介してました。ブログに「異次元空間というか宇宙空間にいるようなそんな感覚を演出」と書いてあります。Twitterで「この曲は壊れててかなりヤバいっしょ!? 賛否あって納得の曲。でも、こんなん作れる人居ないっしょ!」って自分で言ってました。ありがとうございました。


4位:「ベーグルにハム&チーズ」℃-ute / 2ポイント

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アルバム「8 Queen of J-POP」の顔。つんく♂さんお得意のマイナー調ドロドロ歌謡が基本的に大好きなのですが、これはこれで聞き心地がいい、ちゃんとした爽やかな曲です。アルバム曲にも関わらず作成されたMVもみんなワキャワキャしており楽しい。ライブですらきちんとザ・アイドルな身体表現ができており地力を感じさせます。主人公の設定は愛理とのことですが、もはや誰でもいいですよね。メンバーみんな、特になっきぃがこの曲のことが好きって公言してる。よかったよかった。


3位:「ザ☆トレジャーボックス」 ℃-ute / 2ポイント

「クレ完」のカップリング曲ながら2013春夏ツアーのテーマソング。かつ、続く秋ツアーでもセトリ内で後半の重要な位置を占めました。Aメロにヘドバン振り付けが導入されたのはつんく♂さんのアイデアと聞きます。なっきぃパシフィコ横浜での千秋楽、「トレボ」から「SHINES」への流れが本当に盛り上がってよかった、と当日ラストのMCや後日のラジオで力説している。かなりの美メロ楽曲でもあって、Bメロまいまいのやや加工され気味な声も心地いいし、2コーラス目なっきぃのライブでの歌唱はいつもたまらん迫力です。立派なキラー曲にすくすく成長しました。


2位:「Crazy 完全な大人」℃-ute / 2ポイント

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イントロから異界に引きずり込まれそうになるワクワク感。さびた音、空気感、申しぶんないです。サビの裏でもう1つ重要な主メロが鳴っているようでもあり、インストそれ単体で聴けてしまう。といった絶賛しか出てこないアレンジはおなじみ我らが平田祥一郎さんのお仕事。最初の一音から聴きどころだらけです。MVや春夏ツアーのレイザービーム演出も鮮烈。つんく♂さんご所望という網タイツの衣装、岡井ちゃんの金髪など含めてビジュアルイメージが強い曲ですね! 前作シングル「この街」から起死回生の一撃、というやけくそな反動もありました。


1位:「悲しき雨降り℃-ute / 2ポイント

この曲を踊るうち汗が噴き出しすぎて室内なのに雨に降られている疑似的な感覚を体験できたのは、2013年秋ツアー千秋楽のパシフィコ横浜公演、昼夜のことでした。セットリスト前半をひたすらな昂揚感のまま終わらせる「せかハピ」「クレ完」「雨降り」3連弾の極まった楽しさと消耗する体力はトレードオフだった。MVでまいまいが屋外で首ぶん回し髪振り乱して雨を振りほどく扇情的なダンスを自ら体現した、とも言えます。楽曲そのものはオーソドックスですが、会場やスピーカーなど聴く環境を変えるたびに違う発見がありました。まるでうすしお味のポテトチップスのように素朴ながらも噛むほど味があり、それって℃-uteそのものだな、と思っています。


というわけで、なんと! 5位から1位まで全部℃-uteでした! 個人的にはそういう2013年でした。


6位以下も並べます。

6位はMVのDance Shot Ver.を2兆回見てフリを覚えた℃-uteの「都会の一人暮らし」。7位は個別握手会でまいまいに「タイトル長いけど何て呼んでるの?」と質問したら「呼ばない!」という清々しい答えをもらった℃-uteの「涙も出ない 悲しくもない なんにもしたくない」。8位は日本武道館公演でその武道館公演が決まった池袋サンシャインシティ噴水広場の映像が曲の間奏でモニターに映し出された瞬間ちょっと泣いちゃった℃-uteの「たどり着いた女戦士」。9位はメンバーの歌唱はもちろん録音方法にも技巧が凝らされた℃-uteの「あったかい腕で包んで」。そして10位は舞美ちゃん&愛理&岡井ちゃんの朗らかなハーモニーとライブでのクラップが楽しい℃-uteの「地球からの三重奏」。

なんと6位から10位までも℃-uteが独占! さすがにわざとです!


強がらずに℃-ute以外の楽曲も挙げていきますね。

なんだかんだでモーニング娘。の年でした。シングルでは「Help me!!」「ブレインストーミング」「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「愛の軍団」がずば抜けてよかったです。ずば抜けてよかった曲がいっぱいありすぎた。まいりました。
Berryz工房は「ゴールデンチャイナタウン」「もっとずっと一緒に居たかった」「ROCKエロティック」あたりのシングル群が耳に残る。ハロプロから脱した真野ちゃんは「NEXT MY SELF」が涙腺ゆるむ名曲。スマイレージは地力をつけてきてライブヤバいみたいな評判が徐々に立ち始めてきた。佳曲「旅立ちの春が来た」と痛快な「ヤッタルチャン」がいい。
新顔Juice=Juiceの「ロマンスの途中」「私が言う前に抱きしめなきゃね」「五月雨美女がさ乱れる」、ハロプロ研修生 feat. Juice=Juiceの「天まで登れ!」といった研修生からの流れもことごとくよかった。それまで研修生については素知らぬふりを決め込んでいたのですが、そうも言ってられなくなりました。彼女たちの存在があることでハロプロを永久に楽しめる気がしています。
あと、SATOUMI movementは基本わけわかんないんですけど、ダイヤレディーの「レディーマーメイド」は愛理&りーちゃんの迫力と妖艶さがすごい。メロウクアッドの「エイヤサ!ブラザー」は、10人祭とか懐かしのシャッフルユニットを思わせるデタラメさです。HI-FINの「海岸清掃男子」はMVのスタッフさんが最近の℃-uteのそれを手がけている人たちらしく、夏の雰囲気がかわいくレトロな感じで出てて一見の価値ありです。


「第12回ハロプロ楽曲大賞2013」併設のMV部門は、あまり深く考えずに、1位が2兆回見た℃-ute「都会の一人暮らし(Dance Shot Ver.)」3ポイント。2位がレイザービームびゅんびゅん℃-ute「Crazy 完全な大人(Dance Shot Ver.)」2ポイント。3位が安定の℃-ute悲しき雨降り(Dance Shot Ver.)」1ポイント。
ハロプロはシングル曲にこういったDance shot Ver.がほぼ必ず制作されるという文化が本当にすばらしいです。


最後に推しメン部門は℃-ute中島早貴さんでお願いします。

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