2メートルの距離で聞いたアヤパンのナマ声

アナ★バン!4コマ絵本

扶桑社
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先月7月28日、フジテレビの夏休みイベント「お台場合衆国2010」内で行われた「アナ★バン」公開収録に行ってきました。いつもフジテレビのアナウンサーが大量に出てきてワイワイやってる、例のあの番組です。
当初よりアナウンスされていたこの公開収録の出演者は、というと……
高島彩アナ、中野美奈子アナ、本田朋子アナ、生野陽子アナ、山中章子アナ、福井謙二アナ。ということで、あら豪華。
最後の福井アナはともかく、これはもう万難を排してでも行くしかない。アヤパンとか超ナマで見たいわけです。
観覧は無料。かつ抽選制でもなかったので、とにかくいいポジションから見るために、当日朝から整理券配布の行列に並ぶことにしました。
きつい直射日光によって10年ぶりくらいに日焼けしました。今ぼくの腕はそこそこ健康的な肌の色になっていますが、それはアヤパンさんたちを少しでも近くで見るのに必死で並んだがゆえです。
整理番号は200番台。他のもっと早くから並んでるガチな人たちに比べるとぜんぜん平凡です。
ところが結果的にぼくが確保したのは「最前列ほぼセンター」という鬼のようなポジションでした。会場全体にさほどガッツくような雰囲気が蔓延しておらず、いざ入場して最前列を見渡したところぜんぜん座席がスカスカに空いていたので、わりと苦も無く確保できました。
体育会系なスタッフの前説や、山中アナと福井アナそして番組マスコット「太陽さん」あたりの掛け合いなどがあった後、いよいよアヤパンやミナポンの登場という段取りです。


やぁ出てきた! 近い近い!
テレビで見ていた女性アナさんたちが次々と目の前に出現して悶え死にそうでした。アヤパンはテレビで見たまんまのアヤパンだし、ミナポンとかショーパンとかも一網打尽に見ることができて超感激です。
ちなみにこの日のイベントは女性アナウンサーが絵と文を担当した「アナ★バン 4コマえほん」の宣伝が主な目的で、その首謀者の役割を任せられた本田朋子アナだけがなんか番組の流れで変な高飛車キャラを演じていましたが、欲をいえばリラックスした状態の本田さんも見たかったです。
イベント途中からは、サプライズゲスト的にハイキングウォーキング世界のナベアツ、ゆってぃといったお笑い勢も合流。
さらにオチとして高橋真麻アナが登場し、「女子アナ歌がうまい王座決定戦」的な番組でも披露していた「かもめが飛んだ日」を熱唱していました。マーサの歌のBメロでアイドルファン的に「マーサ、オイ! マーサ、オイ!」とPPPHをリズミカルに入れることができたのも最高です。お台場がくだらない一体感に包まれました。
公開収録は滞りなく終了。この様子は「アナ★バン」本編でも放送されているので詳細は省きますね。
続いて、メディアによる写真なり動画なりといった撮影タイム的なものが催されます。アナウンサーが客席に背を向けてさまざまな撮影に応じる。女性アナウンサーのバックに客が映り込むこともあるため、「みなさん手を振ってくださーい!」的な煽りを受けたりもしました。
するとその途中、輪の中心にいてカメラのほうを向いていたアヤパンが突然、客席のほうをクルッと振り返りました。
そして一言、少し高めのテンションでこう言ったのです。

めざましテレビのカメラですよ〜♪」

ナマ声です。マイクを通していないアヤパンのナマ声。
今自分たちを撮っているカメラが「めざましテレビ」のカメラであり、そこにおまえらも映りこんでいるんだぞ、という情報を客席に向かって朗らかにアピールしてくれたのです。
萌えました。
「萌えました」とかありふれた感性でたいへん申し訳ないんですけど、客席に尻を向けていても気持ちはきちんと客のほうに向き合っていたんですね。真摯なファンサービス。と同時にアヤパンと「めざましテレビ」が一心同体であることもうかがい知ることができる一場面でもありました。
アヤパンは今年2010年12月いっぱいでフジテレビを退社するそうです。衝撃です。その前に一度でも実物を拝んだり、あげくナマ声まで聞くことができたりして、本当によかったです。しかしこのイベントの頃には既に退社の意思を固めていたのでしょうかしら……。