日本シリーズ第4戦の視聴率、関東で「15.9%」、札幌で「43.5%」の温度差

ちょっと東京に住んでみることにしました。

うねうねしていた気持ちにむりやり整理をつけて、30 年住んでいた北海道をいったん離れてみました。「東京に一度は住むべきだ」という妄執にとり憑かれたからでもあります。

もう住んでます。

今のところ快適です。心が折れたら泣きながら実家に帰ります。


ところで本題ですが、プロ野球「巨人 vs 日本ハム」の日本シリーズが超たのしい。

いわば「東京 vs 北海道」という地域性のあるシリーズが開催されている真っ最中に、ぼく自身が北海道から東京に移住した、そのこと自体に勝手に奇縁を感じてもいます。「ひとり日本シリーズ」みたいな。

11 月 4 日(水)に東京ドームでおこなわれたシリーズ第 4 戦。

地上波では日本テレビ系列でテレビ中継されました。結果は「4-8」で日ハムの勝ち。日ハムらしいつなぎの打線の本領発揮って感じでとてもすばらしかったです。これで 2 勝 2 敗のイーブンになりました。

で、翌日になってこの試合のビデオリサーチ社調べの視聴率が出たわけです。

関東地区:15.9%

そこそこって感じでしょうか。

この関東地区の視聴率は第 1 戦から「18.0%」「16.4%」「17.2%」と 10% 台後半で手堅く推移しています。

視聴率で番組を語る気はあんまり無いのですが、もちろん一定の指標にはなり得るわけで、プロ野球が完全に見捨てられているわけではない。このあと優勝争いがもつれてくれば、もうすこし上がってくるでしょう。

ただ、こういう視聴率ってどうしても「関東地区」の数字だけで語られがちです。日ハム絡みのシリーズとなれば「北海道の視聴率はどうなの?」ってことにも当然なってこなくちゃいけない。

名目上は「札幌地区」の視聴率ということになりますが、第 4 戦の視聴率は、以下のようなものでした。

札幌地区:43.5%

43.5%! 関東地区との視聴率の差およそ 30%!

北海道の日ハムに対する熱気って、実際そういうことなんですよね。第 1 戦からの視聴率も「31.1%」「35.5%」「37.2%」とすべて 30% 超で、しかも徐々に上昇しています。

もっとも、東京に住まう限り、この熱気は実感するべくもありません。


このあからさまな「温度差」。ホームシックの始まりです。