今こそ絢香ヲタになるべき 5 つの理由

結婚会見を見て、絢香にいきなり興味を持ち出しました。

さすがに驚天動地、いろんなことがひっくりかえったわけです。ここにきて「今年いっぱいで活動休止」なんて衝撃の告白。そんなの、もういきなり困るじゃないか! です。

当サイトではここ最近、やれ「 Perfume は突然いなくなる」とか「松村邦洋の死の淵から生還」とか、ことあるごとに「好きなタレントがふと目の前から消えてしまうんじゃないか」という恐怖心にちょっとおおげさに心配しすぎているきらいがありました。

案の定、まったくシャレになってない。

ぼくには以前から「三日月」や「おかえり」をカラオケで歌うくらいの絢香なりきり魂くらいは備わっていましたが、これまで少なくとも自分の中ではルックスが小猿みたいでおもしろいとかそういう部分にこそ好感を持ちこそすれ、それが絢香への絶対的な支持にはつながり得ませんでした。

ところが今般の結婚会見。

既に入籍していること、病気を患っていること、今年いっぱいで活動を休止すること…数々の「寝耳に水」に驚きはしましたが、それ以上に「今こそ絢香のファンになるべきではないか?」という心情に駆られたのです。絢香観、上書き保存です。

ということで結婚会見をさかいに絢香ヲタになることにしました。途中で飽きちゃうかも知れませんが、とりあえず年末までです。

今さらそうなってしまう理由をまとめてみようとしたところ、あらためて 5 つの項目に整理・分類ができそうだったので、それをブツブツ書いてみよう、というのが今回の更新です。

理由

1.水嶋ヒロという長身イケメンの伴侶を得たことによる上目遣いが小動物的でキュンときた

絢香の側からして信頼だの尊敬だのといった敬愛の情を寄せきっている感がにじみ出ており、たいへんけっこうなことです。なんて小動物のような愛くるしさ。「女性」の表情をいきなり初めて見させられたようで衝撃ですらありました

2.病身いうイメージから喚起される「守ってあげたい」感

バセドウ病を告白するなど決して一筋縄ではいかない病体にあると思うのですが、不謹慎を承知で直感を申し伝えるとすれば、いわゆる病弱ッ子に対してぼんやりとした劣情というか、ひどいことをいえば「病身萌え」な感情すら抱きかねないというようなマニアックな気持ちを否定できないのです。包帯マニアという人種もいますっけね。これこそが現代の病であります。絢香の病気に関してはもちろん一日も早い快復が望まれるところです

3.結婚会見で過去最高のルックスを叩き出した

派手に飾り立てていなかったぶん逆にこれまでに見た絢香の中でいちばんかわいかったです。見直した。それでもつぶさに観察してしまえば身体のどこかしらが病気のせいで腫れてるよとかよからぬ症状も垣間見えてしまうのですが

4.冷静でおだやかな語り口と病状を告白したときの涙が真摯な人間性を想起させた

これは水嶋ヒロもそうなんですがここ数年あまり類を見ないほど浮ついたところのない結婚記者会見だったと思いました。年齢にそぐわぬシリアスさすらあり、おもわずもらい泣きさせられそうになりました。ちなみにその空気を「サンデージャポン」のレポーター“のんちゃん”が、なんか絢香の楽曲「 I believe 」にかけたダジャレ的な質問でブチ壊したりしていてヒヤヒヤしましたが、かろうじて現場がなごんだようだったので結果オーライではありました

5.活動期間が限定的になるというあと 8 ヶ月のプレミア

「数量限定」とか「期間限定」とか限定モノに弱いという人間心理を巧みに突いてこられたという部分では一種の戦略としてさえ受け取れますが。病を押して全国ツアーが敢行されたりするのであれば一度は行かなくてはいけないという強迫観念さえ沸こうというものです


この 5 項目です。自分にうそつけない。

いわゆるアイドルを応援するのと大きく違うのは「別に女性として超惚れるとかそういうことではないので恋愛や結婚がまったくマイナスに換算されない」という点で、結婚が心身の安定につながるならそれに越したことはなく、総合的に「今、絢香の音楽活動を応援しなくてどうするんだ!」という気持ちでいっぱいです。

現時点では、上積みにつぐ上積みしか目に見えません。もともと歌うまいのに加えて「上目遣い」+「病身萌え」+「ルックス最高値」+「まじめ」+「限定プレミア」がプラスされるわけで、そりゃ結果的には『数え役満』という考え方にもなろうというものです。

絢香と「僕らの音楽

さて、絢香はフジ系の音楽番組「僕らの音楽」にデビュー当初から出演していたようで、つい最近 3 月 13 日にはこの番組で一種の「絢香ヒストリー」みたいなものが高島彩のインタビューとともに振りかえられていました。YouTube にも高画質で 3 分割されてアップされています。

ここからはそんな「僕らの音楽」の内容をざっくり振りかえることにします。絢香ヲタとしての初仕事です。誰に頼まれてもないというところがさっそく力強いヲタらしさです。


僕らの音楽 - 絢香 works (720p) 1/3

絢香へのインタビュアーたる、もうひとりの「アヤ」=高島彩アナがむだにミニスカで登場。

2006 年 3 月、絢香はデビューからわずか一ヶ月で「僕らの音楽」への初出演をはたしたのだ、とナレーションの草なぎ剛は語り始めます。ミニスカが気になります。

絢香が番組で初めて対談した相手は、絢香と同じプロダクション・研音に所属している速水もこみちでした。しかしいくら研音といえ、いったいどれだけイケメンと縁があるというのでしょう。むしろパラレルワールドではもこみちと結婚していたかも知れません。というか実際つきあっていたかも知れないですね! そんな与太話も水嶋ヒロと結婚した今や意味ないです。

絢香はこれまで「僕らの音楽」に 9 回出演して 16 曲の楽曲を披露したといいます。Mr.Children の「星になれたら」やチューリップの「心の旅」を歌っている場面もこの放送では挿入されていました。「星になれたら」は 60 万超とかなりの再生数ですが、いっぽう「心の旅」はまだ再生回数極少。みんなもっと聞けばいいと思います。

やがて話題は交流の深いコブクロへ。彼らのユニット「絢香×コブクロ」は各方面にインパクトを残したらしく、ドリカム吉田美和からも通りすがりに「♪まがりくねったー」と「 WINDING ROAD 」を歌われたなど好ましい反応があったようです。

またコブクロ絢香について語っている場面も紹介されて、黒田いわく「絢香は 24 時間音楽のことしか考えてない」「チッ(舌打ち)、おまえだけちゃうで!」とライバル心を剥き出しにしていました。小渕も「夜電話かかってきて CD デッキから CD が出てこないとか相談してくんな! なんでも屋か!」と絢香をやんわり説教。いい仲です。

絢香コブクロとのコラボについて、ソロでやるときとバランスが違う、声を重ねることの愉しさがクセになっちゃいましたと語ります。

M1.「 WINDING ROAD

テレ東の吉本正月特番で友近、雨上がり宮迫、山口智充の三人が歌っていたのが思い起こされますが、やはり別物ですね。この吉本三人集もうまいんですが。


続いてジャズピアニスト・上原ひろみとのコラボレーションについて。昨年「 FNS 歌謡祭 2008 」で共演したんですよね。絢香からのラブコールが始まりだったようです。実際に共演してみても「めちゃくちゃ贅沢だな」と。ものすごい至近距離で上原ひろみのピアノが感じられる幸せを痛感していたようです。

僕らの音楽 - 絢香 works (720p) 2/3

M2.「おかえり」

ここから上原ひろみとの生放送での生演奏コラボが流れます。上原ひろみの間奏のピアノ乱れ弾きはドシロートの耳からすればいくぶんでたらめのようでもあり、たしかな技術に裏打ちされたうえでの気の利いたアドリブのようでもあり。で、やがてそこに絢香が声をかぶせていく、と。高島彩の感想は「気持ちいい〜、気持ちいい〜」。

それにしても絢香の歌声による場の支配力が圧巻です。上原ひろみに負けないというか恥じないというか。あと歌の「ピアノ伴奏」というぼくの小さな概念を根底から覆すような迫力が上原ひろみからは立ち上ってくるようでした。「僕らの音楽」がつなげた輪。


そして話題はフィギュアスケーター安藤美姫へと続きます。昨年の「ふたりっきりでは初」という対談の模様がふたたびお目見え。「メイクが濃いの不評なんだよね、あれ」とわきまえている安藤美姫がせつないですがいっぽうで「舞台だから濃くしないと表情が伝わらない」とプロ意識も培われているようです。絢香安藤美姫とは生年月日が 1987 年 12 月 18 日とまったく同日。ぼくも「オフ喜利」主催の松本さんとまったく同じ生年月日なんですけどこの思いは延々とくすぶらせたままであります。超どうでもいいですね。

僕らの音楽 - 絢香 works (720p) 3/3

M3.「I believe

安藤美姫が座っている目の前で絢香がキーボード弾き語りというお互いに照れくさそうな空間。「 I believe 」は絢香の生歌に乗せて安藤美姫がフィギュア世界選手権のエキシビジョンでスケーティングしたこともあるという縁深い曲で、あらためて間近で生歌&生演奏を聞き終わったあとも安藤美姫は「ヤバーい! もう感動した。言葉がでない」と現代ッ子の語彙丸出しで感慨無量のようです。


最後に吉田美和と共演した話。2006 年の FNS 歌謡祭。

M4.「 LOVE LOVE LOVE 」 M5.「何度でも」

まだ新人のときだったので絢香はほとんど吉田美和のバックコーラス状態です。出番としては控え目なので「僕らの音楽絢香スペシャルのトリを飾る映像としてはいささか消化不良気味ですが、それでも絢香の歴史の上では避けて通れない場面であることはわかります。


ってことで、まだ 21 歳でデビュー 3 年そこそこのキャリアでありながら、かなり濃い音楽活動を経てきたことがこの番組ひとつとっても垣間見えるところです。同業者の先輩にも認められたりして順風満帆っぽかった。音楽活動を休止しちゃうというのはつくづくもったいないですね。

でもって「活動は年内いっぱい」ということは、ひょっとすると紅白歌合戦が一応ひと区切りになったりするのかも、ということが考えられます。8 ヶ月も前から紅白のことを視野に入れ始めるのは、いかにも時期尚早というか、いささか気が滅入るところではあります。しかしもはや賽は投げられた…!


夢を味方に/恋焦がれて見た夢(初回限定盤)
絢香
ワーナーミュージック・ジャパン (2009-04-22)
売り上げランキング: 54
おすすめ度の平均: 4.0
5 クロスゲームのエンディング
4 病気全快祈願!
5 ガンバ!!
5 新たな門出を迎える人たちへの応援ソング