「めざましテレビ」のフォーメーションが早くもディフェンス重視に

メンバーチェンジ後のフジ系「めざましテレビ」を見ていて、ほんのり気付いたこと。

他愛もない話です。


6 年半ものあいだレギュラーをつとめてきた中野美奈子アナが抜けて、かわりに生野陽子アナが「情報キャスター」としてレギュラーに。またこれまでお天気キャスターだった皆藤愛子(濡れ子犬)も、やはり「情報キャスター」に昇格。

そしてお天気キャスターには長野美郷(ながの・みさと)という人が新加入した「めざましテレビ」の新しい顔ぶれです。

3 月 30 日のリニューアル初日には、大塚範一を扇のかなめとして「前列」に女性陣を 4 人配置してました。非常に攻撃的な、オフェンス重視の陣形といえます。


【前列 5- 後列 3 】の「 5 トップ」


広島ブラウン監督の奇策「内野 5 人シフト」をも彷彿させます。

ところが、これだと画面的にあまりに窮屈。“女尊男卑”ってわけでもないでしょうが、画面的なバランスも取れてないように見えます。後列センター・中村アナの位置取りも中途半端。


というわけで翌 31 日には、生野アナと皆藤愛子が、早くも後列へ下がってしまいました。陣形的にはさっそくのマイナーチェンジ、テコ入れ、戦略変更です。


【前列 3- 後列 5 】の「 3 トップ」へ


もちろん初日は新メンバーの顔みせということもあって、「あえて」新メンバー全員を前列に並べたのかも知れませんけれど。

ともかくさっそくの変わり身です。

こうなると、なるほど一見、男女のジグザグ打線も成立しており収まりはいい。

しかし、これまで数年間、ずっと前列に配置されていた皆藤愛子が番組内での役割的にはお天気キャスターからの「昇格」したにも関わらず、いざ並んでしまうと逆にうしろの目立たない列に配置されてしまった。

いささか納得がいかない気がします。なにが「昇格」か、と。

そして生野陽子アナはいつまでも前列に定着できません。これで後列のディフェンスはたしかに強靱になりましたが、なんだか報われないです。


逆に、これまで「めざましテレビ」で基本的に後列ばかりだった中野美奈子アナが、佐々木恭子アナのかわりに新加入した「とくダネ」では、小倉智昭笠井信輔アナと当たり前のようにトリオで一列にびしっと並んでいるというのは、まぁ出世といえば出世です。

もちろん出産育児休暇をもらった先輩の穴埋めとして定員の少ない田舎の暇な出張所に転勤させられてむりやり要職を任されるも実体は窓際の単なるお飾りにすぎないのよ、みたいな様子にも見てとれるわけですが・・・。


新年度ですね。