あけましておめでとうございます。今年もつかず離れずでよろしくお願いします。
さて大晦日恒例の「第 59 回 NHK 紅白歌合戦」は「 NHK ラジオ第 1 放送」でも放送されました。
NHK の山田康弘アナと神田愛花アナウンサーが喋り手を担当しています。
山田康弘アナ
神田愛花アナ
19:20 から 23:45 までのトータル 4 時間 25 分。
ほぼ全部をカセットテープに録音した上で、一から内容を書き起こしてみることにしました。
「はたしてラジオで聞く紅白とは？」
というのが今回の更新です。
『第 59 回 NHK 紅白歌合戦』（ラジオ第 1 ）前半開始
・大橋のぞみであろう女の子が変な歌をアカペラっぽく歌い出した。いきなり何の曲かわからない
・仲間由紀恵による紅組紹介と中居正広による白組紹介で中居が「鶴瓶見てるかーい！」
ここで自己紹介
ラジオ実況は山田康弘と
神田愛花です！
1.浜崎あゆみ（10） Mirrorcle World
イントロ
紅組の勝利をめざして、今年はこの人にトップを託しました
ステージ上、階段の頂点に立っている、浜崎あゆみさん
腰の下から大きく広がった豹柄のロングドレス！
間奏
階段の下には銀色のロングコートをまとう 10 人のダンサー
浜崎あゆみさん、ゆっくりと階段を下りてきます
ドレスが引き抜かれ、黒く光るボディスーツ！
2.布施明（24） 君は薔薇より美しい
イントロ
2008 年は J-POP の名曲のカバーに挑戦した布施明さん
この曲は、今年 CM ソングとして再び脚光を浴びました
白組トップは昭和 54 年の大ヒットナンバーで勝負です！
間奏
舞台は 32 人のダンサーが繰り広げるレビュー SHOW！
白いスーツの男性がブルーのドレスの女性をリードして、軽やかにステップを踏みます
3.GIRL NEXT DOOR（初） 偶然の確率
イントロ
キーボード・鈴木大輔さん
ギター・井上裕治さん
そしてボーカル・千紗さん三人のユニット、GIRL NEXT DOOR
曲終了
千紗さんも学んだダンススクールの後輩たち 50 人がバックダンサーをつとめました
今年 9 月にデビューしたばかりの GIRL NEXT DOOR でした
↓IKKO 登場
4.美川憲一（25） さそり座の女 2008
テーマは「星降る空から舞い降りた宇宙の神」
銀のドレス、衣装の裾がステージいっぱいに広がります
ピンクの羽根を背負ってやってきたのは、はるな愛さんです！
舞台は 100 人の女性達。セクシーなサンバ衣装です
・はるな愛と IKKO の声が曲にカブって「やるよねー！」「言うよねー！」･･･あとはもう何言ってるかわからない
・ここで審査員紹介
さぁ審査員席には髭男爵のおふたりです
↓マナカナ登場。一言も喋らず
5.伍代夏子（15） 京都二年坂
イントロ
淡い紫色に包まれたステージに伍代夏子さん
青い地の着物には、金で書かれた孔雀の羽があしらわれています
今日の衣装は京都で選びました
ご主人の杉良太郎さんのコーディネートです
茉奈さんと佳奈さん、おふたりは桃色の振り袖姿で登場しました
伍代さんと共に、二年坂を華やかに彩ります
↓亡くなった作曲家・遠藤実の紹介
6.北山たけし（4） 希望の詩
イントロ
レコーディングの時「この曲を全国の人に届けようね」といって握ってくれた
遠藤さんの手の温もりが忘れられません
北山さん、先輩演歌歌手のみなさんに囲まれて歌います
まず音楽が流れてきて
それでは、久石譲さんがつくりあげたメロディをたっぷりお愉しみいただきましょう
まずはとなりのトトロでおなじみの「さんぽ」
羞恥心と Pabo のみなさんです
続いては「風のとおり道」久石譲さんのピアノです
続いて「天空の城ラピュタ」から「君をのせて」
↓そして木村拓哉の語りを経て、メドレー的な流れで
7.藤岡藤巻と大橋のぞみ（初）崖の上のポニョ
崖の上のポニョ、いよいよ、藤岡藤巻と大橋のぞみちゃん、最後のステージです！
久石譲さんの世界を奏でたのは、総勢 400 人のブラスバンドや合唱隊
そして大橋のぞみちゃんが、そのステージのいちばん前で歌いました！
↓「ブルーマン」登場
客席から登場したのは、顔から真っ青なブルーマンです
今日は黒の衣装を着ています
ゲスト審査員の前に来ましたよ
金のくす玉を持っています
そして、その前で、くす玉を割りました
『青組優勝』という垂れ幕です
なかなかユーモアたっぷりです（笑
ブルーマンのパフォーマンスでしたー
会場からも拍手がおきました
そのブルーマン、今度は会場の観客やカメラを見つめています
・そのあとどうしたのだろう・・・
8.東方神起（初） Purple Line〜どうして君を好きになってしまったんだろう？
今日の紅白歌合戦、韓国をはじめ、アジアのファンもこの放送を楽しみにしています
↓また追悼。こんどは作詞家の木下龍太郎
9.水森かおり（6） 輪島朝市
ワインレッドのフリルが幾重にも飾られたドレス
和島塗りのイヤリングとブレスレットを身につけ
木下龍太郎さん作詞の「輪島朝市」を歌います
曲終了後
・水森かおり「木下先生ありがとうございました」 う〜ん･･･
さぁ続いて司会席には WaT のお二人です
12.秋元順子（初） 愛のままで・・・
13.キマグレン（初） LIFE
14.いきものがかり（初） SAKURA
15.前川清（18） 東京砂漠
※※※
ようやくテープ切れに気づいて録音復帰
※※※
16.川中美幸（21） 二輪草
イントロ
黒地に白い鶴の着物。満面の笑みの川中美幸さん
うしろには踊り子達がいっせいに広がり始めました
ステージは着物の色、朱色に染まりました
曲終了
みどり、オレンジ、白の踊り子たちが、
最後は小さな白い花をつくり二輪草を形作りました
17.藤あや子（16） 紅い糸
イントロ
白い着物に赤いかんざし赤い口紅
花魁姿の藤あや子さん
ステージのスクリーンには
相手にたどり着けない赤い糸が
迷うように右に左に走ります
曲終了
何本もの糸が絡み合い、真っ赤になったステージ
藤あや子さんが歌いました
19.中村美律子（13） 河内おとこ節
イントロ
黄色い歓声です
浪速の乙女達がハートのうちわをもって大騒ぎ
さぁ、真っ白な着物の中村美津子さんが花道から登場しました
今年も河内のスターが紅白のステージにやってきました
曲終了
ステージのやぐらの上に立つ中村美津子さん
客席にいた浪速の乙女達が美津子さんを追いかけます
いっしょに「くいだおれ太郎」もいます
・「おみっちゃーん」の声がこだまする･･･
20.ポルノグラフィティ（7） ギフト
イントロ
夢を持ち、未来をおそれずいっぽを踏み出せ！
ふたりで積み重ねたキャリアがこのメッセージソングを生みました
デビュー 10 周年のポルノグラフィティです
21.大塚愛（5） 愛
・実況なし
22.平井堅（6） いつか離れる日が来ても
イントロ
平井堅さんに一筋の光が射します
観客のみなさん 3000 人の白いライトが輝いています
坂本さんキャッチャーミットを持ちました
着物姿です
足を広げています
少しかがんでキャッチしました
23.坂本冬美（20） 風に立つ
イントロ
爽やかな青い光の中に立つ、坂本冬美さん
「そうさ人生やるっきゃないさ」
この詞がみなさんの気持ちを奮い立たせてくれます
坂本さんこぶしを握って頭の高さまであげました
【番外】NHK ラジオ第 1 のニュース
秋田県男鹿市では鬼のような姿をした「なまはげ」が街をねりあるき、一年の厄払いをしました
「なまはげ」は国の重要無形文化財に指定されています
市の職員達が鬼の面をつけたなまはげに扮して「うぉー」という声をあげながら街をねり歩きました
なまはげは小さなこどもを見つけると近寄って「泣ぐ子はいねがー」などと大声で聞いて回ります
こどもたちは親の後ろに隠れたり涙を浮かべながら「いい子にします」と懸命に答えたりしてました
中にはなまはげに連れて行かれそうになって必死に親にしがみつく子もいました
後半開始
26.ジェロ（初） 海雪
イントロ
ジェロさんの衣装に描かれた天国のおばあちゃん
そして客席のお母さんが見守るなか
念願の舞台に立つジェロさん
年が明けたらお母さんが行ったことのない浅草を案内すると約束しています
曲終了
お母さんの瞳に涙です
・ザ演歌道
30.水谷豊（初） カリフォルニア・コネクション
イントロ
ワインレッドのスーツに黒のシャツ
はにかみながら左手をポケットに入れる水谷さん
今日もカッコ良さは抜群！
バンドメンバーとともに大人の魅力で勝負します！
↓テリー伊藤出現。ラジオ席紹介のコーナー
「実は紅白歌合戦ラジオが最高なんですね！」
テリーさんがすぐ横にいましたー
32.徳永英明（3） レイニーブルー
イントロ
真夜中を思わせるブルーの光が徳永さんを照らし出します
審査員席の目の前に登場！
からだにぴったりフィットした白いズボンと白いシャツ
ピンクのライトに染まっています
セクシー部長のわきから出るセクシーな香りで
女性陣、腰が砕けてしまいます
中居さんまで！
33.倖田來未（4） TABOO
曲中
たくさんのライトが交錯し
ステージはクラブハウスになりました
倖田さん紫の振り袖姿で激しく踊ります
その振り袖が引き裂かれると･･･
深くスリットが入ったセクシーな黒いドレス！
34.五木ひろし（38） 凍て鶴
イントロ
病を押して曲を書いてくれた三木さんに
歌うことで勇気を届けたい
五木さんの願いです
・この曲を書いた作曲家三木たかしが闘病中という
北山たけしといい水森かおりといい演歌勢のまわりには死と病のにおいが強すぎる
↓草なぎが次の曲で歌われている歌詞を朗読で紹介。いいのか？
35.アンジェラ・アキ（3） 手紙〜拝啓十五の君へ〜
・実況なし
36.森山直太朗（3） 生きてることが辛いなら
・実況なし。ピアノ弾き語りのアンジェラと続いてギター弾き語りの直太朗でじっくり聴かせるって心積もりでしょうか
37.aiko（7） KissHug
イントロ
キスだけじゃ物足りない
ハグだけじゃ伝わらない
本当に好きな人に思いを届けたいときは
キスとハグ
aiko さんのまっすぐな気持ちがこの言葉に込められています
「 KissHug 」
曲終了
デビュー 10 周年の aiko さんでした
38.羞恥心 with Pabo（初） 羞恥心〜陽は、また昇る 紅白スペシャル
イントロ
まずは羞恥心の 3 人！
お決まりの白のロングスーツに
赤黄青のヒラヒラしたマフラーをなびかせながら歌います
「羞恥心」曲終了
Pabo の三人もステージ中央から登場！
「陽はまた昇る！」
・メドレーの曲紹介です
ここで、羞恥心の衣装を着たアンガールズがマイクを持って現れました！
・フジ中村仁美アナの出演には触れられず
40.平原綾香（5） ノクターン
イントロ
ショパンのメロディに英語の詞で
「生まれ変わったあともずっとつながっている」
という強い愛が綴られています。
↓札幌ドームの EXILE 中継
松村正代アナウンサーです
42.小林幸子（30） 楼蘭
イントロ
砂漠に立つ小林幸子さん
砂漠の女王です
砂漠の布が引きはがされ淡い水色に変わりました
オアシス、楼閣です！
背中に大きな翼を広げ
小林幸子さんがぐんぐん上がっていきます！高さ 7 メートルの水の妖精です
46.Mr．Children（初） GIFT
300 人との大コラボレーションでした
・別スタジオでの演奏という点にはいっさい触れず
↓イチローが石川さゆりを好いているという逸話。マーティ・フリードマンがギター担当
47.石川さゆり（31） 天城越え
このギターソロで響く「天城越え」を聞いて
イチロー選手は打席に立ちました
歌でエネルギーを送った石川さゆりさん
スポットライトを浴びて登場です
↓クサナギ「今年現役を引退した、王貞治さんや、高橋尚子さん」
王さんの現役引退はずっと前だよ、という野暮なつっこみはするべきか
48.SMAP（16） この瞬間、きっと夢じゃない 紅白SP
イントロ
まずはダンスで魅せます結成 20 周年をむかえた SMAP
今年も 5 人それぞれが映画・ドラマ・バラエティで大活躍しました
そして 2 年ぶりに行ったコンサートツアー
ファン、そしてメンバーとの絆がさらに深まった一年でしたSMAP
歌は「この瞬間、きっと夢じゃない 紅白 SP 」
↓仲間「天童よしみさんは今年最愛のお父様を亡くされました」 また死と病･･･
51.和田アキ子（32） 夢
和田さんが憧れたリズム＆ブルースのシンガーは
みんな黒の衣装でした
歌手として自信が持てた和田さん
今年は黒のロングドレスで
紅組最後のステージに挑みます
曲終盤
拳を握り腕でリズムを取り続ける和田アキ子さんです！
52.氷川きよし（9） きよしのズンドコ節
イントロ
紅白の最後を飾ると聞いて
「体に電流が流れるような感動をおぼえた」という氷川さん
赤と白の衣装を来た 120 人の女性ダンサーが華やかに盛り上げます
紅組白組の歌手のみなさんステージに勢揃い！
紅白の紙吹雪が舞台いっぱいに舞います
審査
さぁ会場ウチワがあがりました！
・全曲ダイジェストが流れる。昔のトータルテンボスか
審査結果発表
ステージの大型モニターに結果が映し出されます！
・白組勝利
↓「蛍の光」を聞きながら
残すところあとわずかとなった 2008 年お伝えするのが辛くなるような
ニュースや話題の多い 1 年でもありました
そんな中、今日お届けした 53 組の歌手のみなさんの歌すべてが
私たちに来年の扉を開く大きな力を与えてくれました
来たる 2009 年が明るい年でありますように
ラジオ実況、山田康弘と
神田愛花でした
わかったこと
・ステージ上の進行に合わせて的確なタイミングで台本を読み上げるのが両アナウンサーに課せられた仕事
・司会陣を初めとするテレビ出演者から説明されないことを補完する役割が強い
・特に「ステージ衣装」や「舞台装置」などラジオじゃわからないことに関する説明が圧倒的に多い
・イントロなど曲中で話される「一口メモ情報」みたいなのはほとんど公式的でちょっとつまんない
・台本どおりの進行といえ、アドリブ的な実況は、ほんのちょっとだけ可能（「ブルーマン」「セクシィー部長」など余興のくだりなど）
・画面的なアラがまったく見えてこないぶん意外と快適に聞ける
・ただし音質はどこまでも AM ラジオ放送でございます
