ひとりじめ

美勇伝ファンの集い in 札幌』へ参加するにあたって真剣に最大に憂慮された「ファンクラブ会員期限切れ問題」。もしかして入場できないんじゃなかろうか・・・ってこないだから泣き言を漏らしていたわけですが。

当日ギリギリになってから振り込み用紙でなんとかお金を振り込み、そのレシートをもって「たしかに期限は一回切れちゃったけどこれからまだまだ継続するから見逃してください」作戦を採用することにしたのは前回お話したとおり。

この行きあたりばったりな兵法が、はたして通用するのか否か。


話は当日、札幌市のライブハウス「ペニーレーン 24 」に到着して、ドッキドキの入場口です。

集合時間ちょうどいい塩梅にヲタの行列に並ぶと、既に前方では、会員証、身分証明書、青封筒、チケットと、次から次へと時間をかけたそこそこ入念なチェックが行われているのがわかる。こりゃ一筋縄ではいかないぜ。

チェックを担当しているスタッフは、若い女の子がふたり。で、あともうひとり、いかにもベテランだといわんばかりの熟練の仕事人としての色気をムンムン出している厳しそうなおじさまが熱心に仕事をしていた。


(・・・どうか女の子に当たりますように!)


なんとなくルーズに通過させてもらえそうだから、という姑息な理由によりそう直感したぼくは、並びどころをうまいこと女の子サイドに調節しようと試みた。

しかし意のままにならないことってのは世にあるもので、行列の勢いに流されて、ハッとして気がついたら、おじさまの目の前に吸い寄せられるように立っていたのである。ウホッ、なんて威圧感!

以下なんとなく会話調でお届けします。

おじさま「はい拝見しまーす」
ぼく「おねがいします(これはヤヴァい・・・)」


「(期限が切れている会員証をジッと見つめながら)うーん、なにかレシートなどお持ちですか」
「あ、そうだ忘れてた! ありますあります!(「忘れてたふり」という今思い起こすと意味のわからない小芝居を打ちながらポケットからレシートを取り出す)」


「(無言でレシートチェック・・・)」
「(あんま見んな)」



「今度からもう少し早く振り込んでください(苦笑)」
「すみませーんそりゃもうアハハハハ(仏のような笑顔)」

ってことでなんとか見逃してもらって辛うじて通過!!

紆余曲折あったものの結果的にはさまざまな小細工が奏功したとうぬぼれたい。


しかしこれ冗談抜きで死活問題なので本気で怖かったわ。この流れでいけば、振り込みましたよってレシート持っていかなかった日にゃ、アウトだったじゃん。

マジ助かった。



そして入場してあとは天国へ旅立つことになります。