アイドル分散投資

Perfumeキーワードリンクからたくさん人が飛んできて居心地が悪いからという理由でパヒュームについて何か書きます。

一大特集が組まれているという隔月発行の雑誌「 QuickJapan 」 74 号はもうとっくに発売されているはずで、ぼくも書店を探してはいるのだけれど日本の僻地に住んでいるため発見できず購入は週明け以降におあずけっぽそうです。

で、ベスト盤を買いました。先月タワレコのイベントに行ったあとほどなくして並々ならぬ購買意欲に突き動かされて amazon でビシッと。「 Perfume 〜Complete Best〜」ってやつですね。Perfume 〜Complete Best〜 (DVD付)

一曲目の華々しい「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」に始まり、メジャーデビューからのいわゆるエレクトロ三部作と言われている「リニアモーターガール」「コンピューターシティ」「エレクトロ・ワールド」まで序盤から 4 曲連続でハードな神曲なので、いつもそこで力尽きています。5 曲目「引力」以降はほとんどまともに聴いてません。せっかく音源が手元にあるのにそれではコストパフォーマンスが悪いのでこれからじっくり聴くかも知れないなぁ、という予感はかすかにあります。

現段階では特に『エレクトロ・ワールド』の破壊力たるや白眉だな、って感涙に打ちひしがれている感じですね。どうしてこういう悪夢のようなことになってしまったのか、世界の終わり、この世の果て、地球の破滅、空の太陽が落ちてくる、などそりゃめちゃくちゃな光景を想起させるような歌詞が凄絶の一語に尽きる。またそれでいて歌い手の性別不詳の主人公「僕」としては「♪リアリティがない」とかいうくらいにのんきだったりもするのです。

おおよそのイメージでは大友克洋アニメのような、ビルとかガラガラと音を立てて崩壊していくような終末感が描かれています。曲が終わると同時にぷっつり宇宙も消失してしまうくらいの救いようのなさ。ただ、もしかしたらここで歌われている世界の終わりっていうのは、そのまま「失恋して自分の生きている世界がすべて否定されたようだ」みたいな小さなことの暗喩なのかも知れない。そこまで読む必要なさそうですが。表層的な段階からして既にゴリゴリのカタルシス。沈鬱にして音は爽快です。


ところで関係ないけど、ニコニコ動画Perfume の三人がカラオケボックスで歌ってる映像を発見した。三人ともちゃんとそれなりに上手かった。かしゆかは声量無かったけど。あ〜ちゃん高橋愛に見えた。あぁなるほどこれなら口パク非難とかは実力で簡単にねじ伏せられるだろうなぁ、と仮想敵に一瞥。