ジリリ キテル

地味ながらも着実な進歩を見せている最中なのかそれとも単なる伸び悩みなのか、じわじわと人気を伸ばしているのか現状維持なのか、とにかくシングルでオリコンベスト 10 入りを果たすまでは宜しかったものの世間一般的な認知度はまるでなってないというそんな Berryz 工房ムーヴメントの微妙な広がり方というのはアニメ声優の出した CD がヒットチャートの上位に顔を出しているようなぐったり感にも似ていて一ハロヲタの末端構成員としては実にいたたまれないというか世間様に顔向けが出来ねぇですといった爺臭い心境になったりもするのだけれど、唯一の救いはベリッ子ちゃんたちのシングル楽曲のメロのキャッチーさというかアレンジ的な密度の濃さというかそういった総合的な完成度加減というのがどうやら数あるハロプロ楽曲の中でも群を抜いて高いということで、たとえばモーニング娘。さんのここ最近のシングルときたら三振か二塁打か三振か、三振か、三振か、あるいは三振かみたいな調子の悪いときの元・近鉄ブライアントのような戦績しか残せていないのだけれど、Berryz 工房のシングルは石井琢朗なんですよ。実にハイアベレージ。ただ動向としては如何せん地味です。