手を握って歩きたいの

( T▽T)< たいへんたいへん! どうやら前回の更新分で酔った勢いでとんでもなく破廉恥でお下劣で卑猥なことを恥も外聞もなく書き連ねていたみたい! とてもじゃないけど親兄弟には読ませられない! でもそんなのは今に始まったことじゃなかった! というわけで今日はさっそく吉沢明歩&みひろ(お二人とも AV 女優さんですよ)のサイン会の様子をお伝えしたいと思います。ちなみにこの文章は「石川梨華保田圭カジュアルディナーショー」のレポ報告文を web で読んだあげく嫉妬に狂ってまたキチガイじみた精神状態に陥ってしまうような、そのほんの直前の、情報をシャットダウンした状態の、比較的冷静さを保った状態で綴るものである。一寸先はディナーショーの天国、が味わえなかった者どもの悶え苦しむ生き地獄。

で、さすがに 3 度目の経験となればね、もはや慣れたモンですよ AV 女優さんのサイン会なんてものは。イベント参加者にはエロ本屋から整理番号が発券されるんですがなにぶん狭い店内ですべてが執り行われる段取りのため、特に座席の指定などはまったくないわけで、ぼくなんか平然と「最前列」に居座ってしまうこの厚顔無恥ぶり。なにぶんハロプロ関係ではそんなことやろうと思っても金銭面やら運やら腕っぷしの関係やらでなかなかできないんだけど、その憂さをここで晴らしてやろう、というこの浅ましさね。で逆に近すぎて照れちゃって顔真っ赤になってろくすっぽ顔も見れなかったりするんです。自縄自縛よね。

みひろと吉沢明歩、ふたりとも何の期待を裏切るわけでもなく、ちゃんとかわいかった。ある程度の AV 女優さんってやつは生身でも別にちゃんとかわいい、というのは過去の経験からしてそろそろ盤石の法則っぽい。そりゃお化粧の技術とかお顔をせいけいなさったとかそんなことは知らないけど、こう全体のオーラとか雰囲気込み込みで判断した場合ね。

しかしそんなふたりよりもさらにかわいかったのは終始イベントを仕切っていたおそらく AV メーカーのスタッフとおぼしき男性で、お顔立ちこそ日ハムの坪井みたいな端正な強面で、声にも軽く迫力があってスーツ姿で髪を短く刈っていて、そんな人が「参加者への注意事項」なんぞを店内のエロミーハー男子諸君へ向けて大声でアナウンス始めたときにはなんやら「怒られてる・・・」みたいな不条理な恐怖を感じてしまいぼくはずーっとうつむき加減でいたのだけれど、ふとチラと視線を上にあげてみると、その坪井みたいな頑丈なお顔立ちのスタッフさんは、なんか頭にバニーちゃんみたいなうさぎのお耳をピョコッと装着しており、そのうさ耳のバニー頭のまましかしクソ真面目な顔でアナウンスをしていたのであって、気づいた瞬間ちょっと笑った。かわいいし。あと、なにその「ギャップの笑い」の基本動作みたいなの、って思った。

と、すっかり坪井うさ耳スタッフの話に夢中になってしまったが、今回のイベントもそんな具合にやっぱり終始たのしい雰囲気に包まれていて、あと総じて妙に「気前が良い」のであった。たとえば全員参加のジャンケン大会で、勝った人には店内にある DVD どれでも一枚プレゼントとか。なんとあっさりすてきな。そして事前の情報ではイベントの内容は「サインと握手と写真撮影タイムだけ」みたいな予定だったのだけど、いきなり「全員ツーショットポラ撮影できます」ということになっていた。これって「写真撮影タイム」とはまた別のことなのです。いや、たしかにイベントとしてはルーズっちゃルーズで、ハロプロでこういうイレギュラーなことをやったら暴動にさえ発展しかねないところ、さすが僻地で少人数でおこなわれるだけあって融通がめちゃくちゃ利くのね。「時間の許すかぎり」という理念があるように感じた。

そのツーショットポラ撮影は、最初に吉沢明歩の DVD を買った人から(これもじゃんけんで決まった)でぼくは不参加だったのだけど、吉沢は参加者男性の腕をギュッとつかみながら接近戦でカメラに収まったりしていて、あぁそれはいいな、といった塩梅。ぼくはみひろとのツーショットだけで、基本的に自分の顔とかは気持ち悪いと思っているので写真はご勘弁と思っているんだけど結局は記念としてやはり一枚パチリとやってもらった。でもちょっと残念だったのはみひろが頭にパンダのお茶目なかぶり物をしていたり、あと右手に「リロ&スティッチ」のぬいぐるみ、パペットをはめてたりしていたことで、これは意味としては坪井うさ耳スタッフのうさ耳と同じで見た目にはかわいいのだけれど、写真撮影のときはなるべく「素」のままでいて欲しかった。あと腕もギュッとつかんでもらえなかったなぁ。さらには握手のときも右手のパペットを結局外してはくれず、要するに「ぬいぐるみと握手しちゃった」というわけなんです・・・。

この仕打ちには一瞬「なんだやっぱり AV 女優ってやつは生身のファンと接したりしたくないのだろうな。お高いな」と自らの気持ち悪さを横に置いてやや失望しかけたものだが、なんと、最終的にこれは単なるみひろ側のミス、というか特に何も考えてなかっただけだった、ということが判明するのである。みひろはわずか数分後にはかぶりものもパペットも脱ぎ取って(たぶん蒸し暑かったんだと思う)従来のイメージ通りの爽やかロングなヘアスタイルを繰り出して、いよいよ超かわいい感じに脱皮するのだった。握手に関してもそのあとサイン会のときに素手でギュってしてもらったので結果オーライでほんと文句ない。

あと、吉沢とみひろという二大巨頭の間に挟まれて 3 ショットポラを撮られてる人たちに関しては、かなーり羨ましかった。これは DVD をその場で「 2 枚」購入しさえすればすんなり権利を獲得できたのである。1 枚およそ 4,000 円也。ちょっと心動かされたのは否めないのだけど、2 枚で 8,000 円とはなかなかけっこうおイタな出費なわけで、なんとかすんでのところで思い留まるに至った。3 ショットポラの初体験は「石川梨華吉澤ひとみカジュアルディナーショー」もしくは「石川梨華柴田あゆみカジュアルディナーショー」のときまで大切に取っておきたいと思う。そんなゴージャスな組み合わせがあるかどうかわからないしたとえあったとしてもとんでもない倍率でまた落選しそうだけど。じゃあ「石川梨華みうなカントリー娘。)」でもいいや。でもこんな組み合わせでも大人気だからイヤんなっちゃう。

サイン&握手の段取りでは、最初は「どちらかひとりだけ」みたいな話だったのだけど、結局ふたりにしてもらうことになった。ふたりが机を並べていて、またこれがぜんぜん「流れ作業」な感じがしない。がっつこうと思えばいくらでもがっつけるミーハーにとっては夢のような環境だ。でも個人的には特に何も話すことはないので、こんにちはとかありがとうございますとか丁寧に挨拶をするくらいで、あとはサインを書いている彼女らの手元をじっくり凝視する時間に費やした。吉沢の指先のマニキュアやみひろの手の甲の血管などを超近距離でマジマジと見つめているうちに「やぁこの人たちも同じ人間やで・・・」と妙な感慨に耽ったりしたものである。映像からは見えてこないものがどんどん見えてくる。ただ逆に見えなくてもいいものさえ見えてきちゃうので、生身のアイドル的な存在の方々とのリアルな接触は、ほどほどにしないとダメだな、って思ったりもした。札幌での吉沢&みひろのサイン会は全部で土日に 5 ヶ所も開催されるんだけど、そこは 1 ヶ所だけで十分なのね。

みひろは顔も背も非常に小っこくて、まるでちょっとした小型犬のような愛らしい佇まいだったのだが、喋るときにちょっと口が歪む、まるでともさかりえのような癖があるのが正直どうかと思ったのだ。