人間ってシャララ

梨華ちゃんに接近しようとすることはこれすなわち神の領域を侵犯しようと画策するかに等しい不敬な行為であって、それは握手会で握手しながら目を見つめられて逆にテンション下がってしまった六月の一件でも痛感しているのだが、今回は懲りもせずうっかり優れた整理番号を入手してしまったがために「一度くらいはいいかな」とちょっとでもステージへ接近しようとおもいっくそガッツいてしまい、結果、ライブハウスという地獄の底から這いずり上がろうともがき苦しむ餓鬼共に精神肉体ともに犯されるハメになった。だからいわんこっちゃない。

初日の昼公演。入場した当初は前から 5 列目ほどの好ポジションをすんなりキープし「やべ超近ぇ」と呆けモードであったところに、なにやらもぞもぞと後方から横をすり抜けていらっしゃる、黒ハッピ、スキンヘッド、奇抜な茶髪、白ブタめがねという見るからに下衆なご一行様。なにやらこの方々は特権階級でいらっしゃるのか「あ、あそこ空いてるぞ」とか言いながら平然と最前列付近へと群れを為して躍り出ていらっしゃった。ライブハウスでしかも最前列付近で「空いてる」も糞もないよと思うのだが。

ま、要するにゴキブリが涌き出てきたわけだ。

「前で見たい」「じゃあ前のほう行くか」「整理番号? 何それ」といったような己らの欲望に実に正直な虫けらどもですね。さすが単細胞。もしこの方々を人間側の論理できっちり駆除しようと目論んでも逆にバサバサと羽を広げられて飛び掛かられて怪我するだけだから手に負えない。もちろん我々の世界にはこの手のゴキブリの類というのが至る所に蔓延っているわけで、これは社会の病であるなと割り切って放置しておくのが結局のところ得策なのである。なのでなるべく視界に置かないようにした。この手のインモラルぶりに比べるとヲタ芸なんて赤ん坊の駄々のようにかわいいものだ。

まぁいくらこんなところで愚痴を並べ立てたところで、僕のこのサイトを読んで頂いているようなハイセンスで可愛い仔猫ちゃんたちの中にはそんなゴキブリは一匹もいないとは思いますが。ただ、もし万が一いたとしたらですね、貴兄達の背中に向けて呪いを念入りに掛けておきましたから。およそ二ヶ月後くらいに全身の毛穴という毛穴からどろどろとした茶褐色の液体がとめどなく流れ出るという奇病に襲われる予定になってますのでその日までどうぞ愉しいヲタ生活をエンジョイしてください。

ちなみに美勇伝公演の「前座」としてハロプロキッズBerryz 以外組こと℃-ute (キュート)の人たちがあまり歓迎もされないまま出てきていて、どうやら公演前に最前列付近にいきなり躍り出てきた皆さんというのはイコールこの「キュートさんたちにガッツいてた人たちなのよ」という説が非常に有力なようなんですが、でもあのゴキブリども石川梨華の名が刻されたハッピ着てたからな。どこが石ヲタだ。