美勇伝 DVD 再生中にパソコン壊れる

美勇伝ファーストコンサートツアー 2005 春 美勇伝説』を当然のように購入。今年の 5 月末から 6 月にかけて開催された美勇伝コンをサクっと DVD 化した待望の一作である。

この DVD 最大の見所といえば、やはり黄色と黒に彩られたセパレートの短パンへそ見せ下着的コスチュームに尽きる。ついぞ DVD のジャケット写真としても起用されてしまったように視覚インパクトが半端じゃない。というかこのトールケースのパッケージ全体が文字色から何から黄色と黒に統一されていて、なんだこれ黄色と黒は勇気の印、ってリゲインか、とベタに思ったりもした。一説には石川梨華が大好きな阪神タイガースのチームカラーだから、という話もあるが、ともかく実にお色気絶頂の素敵コスではある。

ただ、このコスチュームに関してはお色気絶頂であるとかの先入観を取っ払って、ひとつ「布面積」だけを冷静に計測してみると(その作業が本当に冷静と言えるのかはさておき)、意外と他のハロプロコンサートの平均的な衣装と露出度的にはさほど変わらなかったりもすることに気がつくのだ。後藤真希もライブでは同程度の布面積の衣装を平然と着用している。もちろん後藤は後藤で当人の抜群プロポーションも相まって扇情的な姿態をファンの皆さまに惜しみなく提供しているわけだが、では、なぜ美勇伝のこのコスチュームだけが我々を格別に悩殺してやまないのか。

単純に「目の錯覚」のような気はする。胸部・短パンともに衣装をふちどっている部分すべて黄色が用いられており、その黄色がメンバーの肌の色と同化しているように見えているだけなのではないか。よって結果的に黄色と黒の「豹柄」ともいえるまだら模様が、あたかも「極小ビキニ」のように錯覚して見えるのだ。よくよく凝視すると胸部分はかなりしっかり覆ってあって、たとえば胸の谷間が直球で見えるような気配は微塵もないし、また短パンは短パンでけっこうそれなりにぶかぶかなのである。布が余ってる。

しかしその理屈が頭ではわかっていながら、なお、こう具体的な身体反応が勃興、あっちぃマグマがうっかりふつふつと沸き上がるような事態に陥ってしまう、ということは、これはもう「あたしはセクシー担当」と自ら常々標榜していてその言動一致がいつもとてもありがたい石川梨華リーダー率いる美勇伝の面目躍如という他ない。自分自身に関して「まぁエロいですけど」とラジオでさらりと言っちゃう三好メンバーと、石川梨華の水着写真を見て「ムラムラしました」とやっぱりラジオで言っちゃう岡田メンバーの存在もまた美勇伝を力強く下支えしている。ぜひこの二人にはおなかのたるみをもう少しなんとかして頂いて、石川の独走セクシーに少しでも歯止めをかけて欲しいものだ。

あと、石川梨華はソロコーナーで松浦亜弥の実質的なデビュー曲「 100 回の KISS 」を歌っているのだけど、その歌声というのがイヤホンでじっくり聴いてみたところ前人未踏のとてつもないキャッティファニーボイスを誇っており、僕が名古屋のコンサート会場でナマで聴いたとき以上の衝撃波を受けた。しかしこの演目のチャプターに関してはさらに唖然とさせられたことが。というのは、僕の脳がイッてしまうより先に、この石川ソロ歌唱の映像を再生している最中のパソコンの映像が、なんかぐちゃぐちゃーぐちゃーって感じで激しく乱れたのである。コンピュータさえ狂わせる破壊力。人智を超越した。


ムチムチほっそり祭美勇伝ファーストコンサートツアー2005春~美勇伝説~
美勇伝

アップフロントワークスピッコロタウン) 2005-08-17


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