まぜまぜ

7AIR「壊れない愛が欲しいの」、 SALT5「GET UP!ラッパー」、そして 11WATER「BE ALL RIGHT!」の三曲+メイキング映像のたっぷり入った 2003 年ハロー!プロジェクトシャッフルユニットのシングル V を今さらながら中古で購入した。廉価 500 円也。どれもこれも歌番組では当時死ぬほど観たものの、 PV ではまったくの初見である。時代遅れのオンボロと呼ぶなら呼べ。

案の定というべきか、当時から溢れんばかりのやけくそ大所帯パワーを感じさせて評判がよかった 11WATER の映像がやはり出色の出来であり、期待の 7AIR は思いの外なんてこともなかった。石川さんのセクース的アッピール不足にまるで心満たされない。そして SALT5 は松浦安倍の二大巨頭を抑えて全編が加護ちゃん色に染まっておる。ちなみに 11WATER は見事に辻ちゃん色に染まっており、この大人数の中で飛び抜けた存在感を発揮している W の尋常ならざるタレント性には心奪われた。

あと、たった二年前のことだけど娘。6 期とハロー!プロジェクトキッズが存在してないだけで全体の印象がまったく違う。前田有紀の異物感などかえって安心するもので、わらわらと子どもが群れているよりも大人が多いほうがいい。でも理知的に話しているお姉様方(アヤカ、斉藤瞳等)ほどタレントとしては今ひとつパッとしないのもまた事実であり、大人としての理性とその崩れ方とのバランスの匙加減がタレント生命を左右するのだと思った。

大成功を収めたかのように見えたこの 2003 年のシャッフルだけど、それがイコール「楽曲の出来が良かった所為である」と誰かが判断を誤ってしまった故に、この年の楽曲は後々ミニモニ。7AIR11WATER)、松浦(SALT5)、美勇伝11WATER)など、個々のアルバムやライブなどにおいて大々的に使い回されるハメになってしまった。実に不幸なことである。今さらではあるが美勇伝のコンサートのラストのラストで「行くぜ!11WATER!」とかいって「 BE ALL RIGHT! 」をやってしまう選曲は完全にキチガイの所業であった。