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意図不明のドッジボール&腕相撲大会、とぎれとぎれなドラマのエンディングに引き続き、結局それじゃ日テレと変わんだろ的な山中アナのマラソン完走。「金のつるべ像」に扮した全身金色の鶴瓶が、腕相撲の優勝者=いちばんあっつぃ地方局の社長やゴール後の山中アナにことごとく抱きついては相手の衣服をべたべた金色に染め上げていく台無し感は心地よかった。

新人アナ青木さやかの恒例の提供読みのあと、鶴瓶のプチ演説が始まる。これまで鶴瓶はもっぱら傀儡のように黙々と与えられたボケ役をこなしてきたけれど、そうだこの人噺家だった。「すばらしい人たちと仕事ができて幸せだ」みたいなことを実にしみじみと人情話のように語る。ラストに差しかかって「泣き」の比率がこんなに高くてどうすると思ったが、まじめな演説をぶっている間もそうだし結局最後まで全身金色+鉄パンツのバカ姿で貫き通した鶴瓶の心意気に免じて勘弁したい。むしろそんなバカ姿という免罪符ありきで「マジ話してもオッケーだろ」みたいな見通しが立っているんだろうけど

終わってみればわりと昨年にも似た「ほぼ 25 時間コント」。いや、フジテレビ最高! とは、番組内で社員たちから公式的に我田引水に何度も執拗に叫ばれているのがしゃくだから言わないけど、たのしかったよ。またこんなのやって。