℃-ute中島早貴さんダンスに意識高いの話

君は自転車 私は電車で帰宅(初回生産限定盤C)
℃-ute
UP FRONT WORKS Z = MUSIC = (2012-04-18)
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ラジオ日本で毎週土曜日の深夜に放送されている「中島早貴のキュートな時間」という番組が好きで、毎回なるべく欠かさず聴いてます。℃-uteの一員である中島早貴さんが基本1人で、ときに同じ℃-uteメンバーや、そのほかハロプロの人達からゲストを招いてトークする30分。
中島さんには、黒目が印象的な顔立ち、かわいらしい声、気づかいのできる人柄、役者としての才、老若男女先輩後輩関係なくやたらエロい目で見られがちな肢体など多くの魅力があります。そんな中でもとりわけ目を引くのがライブで披露するダンス! 身長のわりに脚が長くてスタイルがよく見える、という武器に加えて、10年にわたって研鑽を重ねた結果、しなやかながらにキレ味を備え、表情も派手やかで踊っていてとても気持ちよさそう、という踊りが絶品で、いつも圧倒的に楽しませてくれます。
中島早貴のキュートな時間」を聴いてると、中島さんが毎回必ずなにかしらダンスについて言及してる、ということに最近気づきました。ファンの方はみなさんご存知だと思うんですけど。なのでそのあたり、中島さんはダンスに意識が高いよね、という意味を込めて放送内容をざっくり書き起こししたものを掲載したいと思います。

2012年12月8日 第49回放送

冬の℃-uteコンサートツアーで、シングル曲「涙の色」の歌詞違いで当初はボツになってた幻のバージョン「ジュリエットジュリエット」を初めて披露するにあたり、昔の自分達の映像を見直して、愕然とした話。

今、℃-uteでコンサートツアー回っているんですけども、名古屋からは「涙の色」の別バージョン「ジュリエットジュリエット」を公開するということで。2008年、4年前に℃-uteが「ジュリエットジュリエット」を踊ってる、当時の振りV(※ダンスの振りつけを覚えるための映像)を、もう一度見たんですね。
そしたら、もう本当に! びっくりするぐらいヘタクソで! ダンスが!
まだインディーズデビューぐらいのときに「℃-uteのダンスはすごい」って言われてたんですよ。だけど、そのすごいって言われてた時期よりもはるかに2008年では超えてるのに、「えっ?」みたいな。「こんなダンスですごいって言われてたの? 私たち」って思って。
きっとすっごい「頑張ってる感」? もう自分の体を必死で大きく伸ばして踊ってる感じが「すごい」って言われてたんだな、みたいな感じで思いますね、今見ると。アクセントを止めるところとかも、カッチカチで。なんかウェーブも、全然できてなくて、硬ったいし。
長い間奏の部分は振りが変わってないんですよ「涙の色」と。なので、そのところのダンスも、今はちょっと大人っぽいというか、しっとりしなやかにできてるんですけど、当時は、もうただ激しいだけ、みたいな。なんか「まっさらブルージーンズ」と同じ感覚で踊ってる感じがするんです(笑)。だからもう本当に、そう思うと「私たち成長したね」って、みんなで言ってましたね。
ダンスも全然覚えられてなくて。それこそ間奏のダンスなんか、私と(萩原)舞ちゃんと(岡井)千聖、間違いまくってましたもん。私なんか途中で踊れなくなっちゃって、立ち止まってましたからね。記録に残さなきゃいけない振りVなのに、普通に突っ立ってて(笑)。「ちょっと本当しっかりしてよ、なかさきちゃーん!」って思っちゃいましたけど(笑)。なんとか4年越しにステージで披露できるということで嬉しいですね。

昔の自分に痛烈すぎるダメ出し。そして今のダンスへのそれなりの納得度。

2012年12月15日 第50回放送

Berryz工房嗣永桃子さん、ももちがゲストの回。「もっと褒めて」という嗣永さんからのリクエストに対する、中島さんの回答。

中島「だって、ももちゃん(=嗣永)はさ、振りもさ、よくメンバーに教えてもらってる方じゃん? 教えてあげる方じゃなくて」
嗣永「ダンスの振り付けでしょ? そうそう、たしかに。てかね、教えたい気持ちはやまやまなんだけど、ハロー!プロジェクトにどんどん後輩が入ってくるんだけどね、『教えてください』って言われないの」
中島「それは(笑)、しょうがないんじゃない?」
嗣永「なっきぃ(中島)にはわからないよ! なっきぃはさ、先生からさ、指名されてさ『ちょっと中島、前来て』とか言われてさ! 鏡の前にさ、1人立たされてさ、ちょっとみんなで『ファイブ、シックス、セブン、エイッ』とか言ってさ」
中島「うん、そうだね(笑)」
嗣永「ダンスさ、1人で教えたりするわけじゃん? 先生にさ、指名されてお手本をさ、やってくださいって言われるわけでしょ?」
中島「そう、指名されます」
嗣永「ももちなんかさー、モーニング(娘。)さんの9期10期とかと同じポジションでさ、一緒にさ、レッスン受けてるんだからね」

ダンスレッスンの際に中島さんが先生に指名されてお手本役をしていることを、嗣永さんが証言。今嗣永さんの活躍はすごいけど、目に見えるところ見えないところ、10年活動してるとそれぞれの持ち場でエキスパートになる。

2012年12月22日 第51回放送

中島早貴のキュートな時間」の前の枠で放送されているモーニング娘。の番組で、9期メンバー生田衣梨奈から「中島さん、ダンスのコツを教えてください!」との質問が。これに対する中島さんの回答。

えりぽん(=生田)から、ダンスをどうやって踊れば上手になるのか、ダンスのコツってありますか? って質問をいただいたので、それについて答えたいな、と思うんですけど。
私もまだよくわかってないです、ダンスについては。こないだ、ダンスの先生から「もう少しダンスに感情を込めると、もっとさらにいいものができるかもよ」ってアドバイスを言われたばかりです。たとえば「会いたい会いたい会いたいな」では、「会いたい!」っていう気持ちを込めて、手を伸ばしたりとか激しく踊ったりすると、そのダンス全体が歌詞にも合ってくるようになるんじゃない? って先生から言われたりとかしてますよ、私も。
やっぱ1番は感情かな、と思うんです。なので、感情を込めて込めて込めて、えりぽんなりにね、やったら、ちょっと違った感じの、新しいえりぽんが見えるんじゃないかな、って思います。

自分も修行中の身だということをふまえて、後輩にアドバイス。稽古場とかだったらもっと実践的に、具体的に伝えるんだと思う。

2012年12月29日 第52回放送

中島さんのほか、矢島舞美さん、萩原舞さんの3名がマイクを持たず、ダンス専任でステージでひたすら踊るすばらしい℃-uteの曲「悲しきヘブン」について、リスナーのメールを紹介しながら。

(ダンス専任の曲ということに)私も「こうくるか!」と思いました。でも、新しい試みとして挑戦するのもありかな、と思って、全力で踊らせてもらってますね。
「(中島、矢島、萩原の)3人が歌ってないから、今度は3人で歌って、2人が踊る」って言われるんだったら、またダンスナンバーだけの曲がやりたいな、って思いますね、私は。
だって、気をつかわれてるみたいでイヤじゃないですか(笑)。ダンスを磨きたいと思ってるから、難しいダンスをくれたほうが刺激になりますし、もっとがんばろ、って思えるので。もはやダンスナンバーもう1曲ほしい、って思えるくらいの姿勢でいないと。グループなんでねっ!

より歌えるメンバーをさしおいて歌うくらいだったら、自分は踊りたい。役割分担の重要性を見極めている。

2013年1月5日 第53回放送

今年2013年の目標について「女子力を高めたい」と話しながら。

ハロー!プロジェクトのコンサートで(Berryz工房の菅谷)梨沙子とかに会っちゃうと「やっぱ梨沙子ってすごく女子力高いんだな!」って。
梨沙子のシルエットが女性っぽいから余計に、なんでしょうけど、ダンスもひとつのポージングがすごくカッコよかったり、かわいかったり、とか。どんなジャンルでも踊れるし、指先とかもすごく綺麗なので、梨沙子を目標にがんばらなきゃ、と思いますね。

どうしてもダンスの話になる。

2013年1月12日 第54回放送

正月のハロー!プロジェクトのコンサートに、OGゲストとして登場した高橋愛について。

こないだ、モーニング娘。だった高橋愛さんが来てくださったんですよ。
高橋さんって、パフォーマンスの仕方がアイドルの域を超えてるというか、アーティストなんですよ。いちばん印象的なのが(モーニング娘。の)「リゾナントブルー」を踊ってた高橋さんなんですけど。
衣装でキャップをかぶってたんですよ。「リゾナントブルー」ってけっこうフリーなダンスが多いんですけど、フリーで手とか脚とか使ってダンスするのはわかるけど、(高橋さんは)帽子を使ってダンスし始めたんです。
帽子の使い方、どこで外してどこでかぶって、というタイミングが、ベストすぎて!
いつそういうふうに研究してるんだろ? とも思うし、表情のつけ方もやっぱ高橋さんさすがだな、と。舞台袖にモニターがあるんですけど、ベリキューBerryz工房℃-ute)のみんな、モニター釘付けでしたね。高橋さんが「リゾナントブルー」を踊り終わった後も「やっぱ高橋さんさすがだねー」ってみんなで言ってて。
ああいう先輩がいるから、もっと私たちもがんばらなきゃな、って思うし。やっぱ上手い人が近くにいると伸びるじゃないですか。成長できるし。今ベリキューも先輩になってきて、目標とする人が近くにあんまりいなくなったので、高橋さんの舞台を見るのもそうだし、いろんなところでもっと視野を広げて勉強しなきゃな、ってあらためて感じましたね。後輩に「ベリキューさんすごい」って思ってもらえるようなパフォーマンスをしていきたいな、って思いました。

アイドルさんはアイドルさんのままでいてくれれば、アイドルの域を超えても超えなくてもどちらでもいい、とは思うのですが、モチベーション高く続けてくれるのに越したことはないので、このまじめさはありがたいです。