オグリビーと旅立ち

映画「おくりびと」がアカデミー賞のなんかの賞を獲得したということで、「おくりびと」といえば昭和 62 年、昭和 63 年の 2 年間にわたってプロ野球近鉄バファローズに在籍していた助っ人外国人選手の「オグリビー」を音韻的に想起しないわけにはゆかず、絶対あんまり話広がらないだろうなという確信にも似た絶望感を抱きながらオグリビー情報の収集に躍起になりました。

おくりびと オグリビー に一致する日本語のページ 約 50 件-Google

数字は 2009 年 2 月 24 日午前 5 時現在。思ったほど多くない。「おくりびと≒オグリビー」の図式は暇人にしか考えつかないものなのか、あるいはたとえ考えついたとしても「うわ、くだんね」と速攻で脳に封印してしまうのか。「あ、こいつバカだ」と他人に悟られないようなネット生活を送るためには、オグリビーのことは口外しないほうが身のためなのかも知れません。

【映画】滝田洋二郎監督「おくりびと」がアカデミー賞受賞

35 :名無しさん@九周年:2009/02/23(月) 13:14:36 ID:LS/FRDzDO
オグリビーが評価される時代が来て正直嬉しい

完全にまちがってますがいい書き込みです。

オグリビーコラム

(88年はシーズンで392打数でたった39三振。ちなみに同年のブライアントは267打数で91三振)。

この三振数の少なさ。かつ「ブライアントは三振王」というレッテルの懐かしさ。そしてブライアント加入以前の近鉄で活躍していたデービスは大麻で逮捕。そんな 1988 年でした。

メジャーリーグでの成績

キャリア 10 年でア・リーグホームラン王を獲得し、その後なだらかに成績が下降線を辿っていって、旅立った先が日本球界、という流れになりましょう。

オグリビーの動画


オグリビー登場は 1 分 26 秒ころから。絶対マネしたくなるバッティングフォーム。ぐるぐるぐるぐる。映像はなぜかぼてぼての内野ゴロとかファウルフライとか悪意のあるようなのばっかですが。

ベン・オグリビー - Wikipedia

ベン・オグリビー(Benjamin Ambrosio "Ben" Oglivie , 1949年2月11日 - )

愛称は「ベン」ですが正式にはベンジャミン伊東以来の「ベンジャミン・オグリビー」。そして年齢的には今年 2 月で 60 歳なんですね。

誠実な性格で同僚からの信頼も厚かった。自分のミスで負けた日に金村義明村上隆行などといったチームメイトに風呂に投げ込まれ、お湯を掛け合うなどしてはしゃぎ、励まされた。「メジャー時代でも白人と黒人が一緒にお風呂に入る事など無かったのに」と言い感激していたという。

イイハナシダナー

伝説の試合と言われた1988年ロッテ対近鉄の10.19にも出場した。10.19で優勝を逃した後、祝勝会になるはずだった残念会を抜け出してホテルのトイレで泣いていた。そしてこの試合を最後に日本球界を離れ、メジャーに再挑戦するが、昇格することなく現役を引退した。

結果的にあの「 10.19 」がオグリビーの現役最後の試合となっていたのですね。オグリビーの「 Departures 」にもドラマがあったということです。


ちなみに「つみきのいえ」に着想した「つみきみほ」ネタは、たぶんやりません。