檀れいはみんなが美人と崇め奉るのにちょうどいい美人


宝塚出身の女優、檀れいが 11 日放送の日本テレビ系「行列のできる法律相談所」に出ているのを見て、美人すぎるなぁ、と思ったので 13 日放送の TBS 系「ぴったんこカン・カン」に出演しているのを見てしまいました。もはやいろいろなものにあらがえません。

「行列」では美人すぎたいっぽう、「これホントか?」とも疑問に感じました。

スタジオ内で照明がビカビカに正しく当たりまくってたせいなのかメイクが秀逸だったせいなのかわかりませんが、めちゃくちゃ白くて若くて輝いていたわけです。

宝塚出身の女優は不死身かと思うことがよくあって、あぁ檀れいもその類ですか、と。現代の奇跡ですか、と。こうなると逆に偏見。


ただ「行列」の展開上、いちどスタジオの外に出てロケーションをおこなった場面があって、そこでは案外お顔の小じわが目立ってしまっていました。

あぁこの人も完璧ではないのだなと安堵したものです。

また「ぴったんこカン・カン」のオールロケでも、終始ほとんど年相応の質感を発揮してましたので、ふたたび安堵。37 歳。お顔にもおててにも年輪が刻まれていてステキです。


SMAP 中居正広が何年か前に「これまで見たなかでいちばんキレイだなと思った女性の芸能人は誰?」という問いに「大地真央」と答えていたことが忘れられません。やはり宝塚出身です。

この答えを聞いた当時、既に大地真央はかなり妙齢だったし、松平健とも結婚していたときだし、きっと当たり障りのないところを答えたんだろうなぁ、ともいぶかりました。

しかしよくよく冷静に考えてみると、背筋もピンと伸びて色白で小顔で、素性はともかく立ち振る舞いに弱点が見当たらないというあたり、案外「キレイ」という意味では、年齢関係なく「大地真央」で正解だったのでしょう。

テレビ画面越しにもその理屈はうっすらわかります。「実物」をナマで見たらもっとオーラとか迫力とか抜き差しならないものがあるのかも知れません。

檀れいもその意味で、多少アラフォーだろうと関係なく、芸能界広しといえども今後まっとうに「美人」とカテゴライズされる人なのだろうなぁと感じています。みんなが美人と崇め奉っているのにちょうどいいタイプの美人というか。

島田紳助安住紳一郎による他とは違った特別扱いなリアクションで、ある種「錯覚」もさせられるわけです。まるで美的判断能力というセルフィッシュな牙城を外堀から埋められるような。


しかし宝塚の人が退団後にテレビや映画などで露出を拡大するというのは、まるで社会人野球のスター選手がプロ野球の選手になるようなイメージがありますね。いわゆる「即戦力」。

ベテランなのに新鮮。ニューフェイスなのに実力がある。だけど、現役期間はこれからそう長くはないのかも知れない・・・。「即戦力」という出自ゆえのはかなさが、美人女優としてのプレミア感を世間に植え付けているようでもあります。